HOMEオールドレンズCanon NewFD 50mm F1.4
Canon NewFD 50mm F1.4

Canon NewFD 50mm F1.4

ミラーレスカメラの普及によって、注目され始めたオールドレンズの一つであるFDマウントレンズ。その中でも標準中の標準と言われる標準レンズが、Canon New FD 50mm F1.4です。コンパクトでありながら、性能も良く価格も低いということで、人気が出ました。今回は、Canon New FD 50mm F1.4の魅力や作例、中古市場についてご紹介いたします。

オールドレンズ / Canon / 標準
新品:
14,800円〜(1)
中古:
9,000円〜(18)

MFキヤノン標準レンズの最終モデル


ミラーレスカメラの登場で注目され始めたCanon New FD 50mm F1.4。今回は、マウントや中古市場についてご紹介いたします。

Canon A-1 / NewFD 50mm F1.4
出典:flickr(@Haya_BS)

Canon A-1 / NewFD 50mm F1.4
出典:flickr(@Haya_BS)

Canon A-1 / NewFD 50mm F1.4
出典:flickr(@Haya_BS)

Canon A-1 / NewFD 50mm F1.4
出典:flickr(@Haya_BS)

1.長年人気の低かったCanon FDマウント

Canon FDマウントとは、Canonのマニュアルフォーカスレンズに使われていたマウントで、高性能でありながらも使い勝手が悪いという理由で人気がありませんでした。理由としては、レンズの取り付け方式がズピゴット式という3本の手が要ると言われる難しい方式だったこと、オートフォーカスへの互換性が無いことなどがありますが、一番大きな問題は「フランジバックが短い」ことでした。フランジバックが短いため、アダプターを使ってデジタル一眼で撮影することが不可能だったため、オールドレンズブームの中でも人気がありませんでした。

しかし、近年ミラーレス一眼が出現したことによって、フランジバックの問題が解消され、ついにCanon FDマウントのレンズにも注目されるようになりました。

また、Canon New FD 50mm F1.4に採用されているNew FDマウントでは、ズピゴット式がボタンワンタッチで着脱できるように改良され、バヨネット式のように簡単に使えるようになりました。
 
2.高コントラストと高発色

Canonレンズ全般の特徴と一つとして、発色の良さが挙げられます。この特徴はCanon New FD 50mm F1.4にもしっかりと受け継がれており、鮮やかな世界観を表現することが可能です。

また、Canon New FD 50mm F1.4のもう一つの特徴はコントラストの高さです。オールドレンズには珍しく、しっかりくっきりした描写が楽しめます。濃厚で、時にはビビッドな雰囲気の写真を撮りたい方におすすめのレンズです。
 
3.中古市場

オンラインショップでは、レンズの状態に合わせて8,000円から12,000円の間で取り引きされています。ジャンク品だと数百円で売りに出されていることもあるようですが、ジャンク品は扱いが難しいのでレンズ初心者にはおすすめいたしません。FDマウントは種類が多く、出品されている本数も多いので、New FDマウントであることを十分確かめたうえで購入しましょう。

また、オンラインショップで検索する場合は、稀に「Canon NFD 50mm F1.4」とNewが略されて表記されている事があるので、こちらのワードでも検索してみてください。


作例紹介


Canon A-1 / NewFD 50mm F1.4
出典:flickr(@Haya_BS)
ピント面はシャープでありながら、全体的に暖かな印象の作品。とろりとした背景のボケ感が優しい雰囲気を出しています。

SONY NEX-5 / NewFD 50mm F1.4
出典:flickr(@uemura)
ほほえましい日常の一瞬を切り取った一枚。柔らかな髪の質感まで写し取れています。

Canon A-1 / NewFD 50mm F1.4
出典:flickr(@Haya_BS)
眩しい日差しがフレアとなって写りこんだ一枚。豪快なフレアが入ることで、何気ない日常の風景が幻想的になっています。

SONY α7R / NewFD 50mm F1.4
出典:flickr(@steve: they can't all be zingers!!! (primus))
鳥と背景のバランスが美しい作品。鳥の羽の描写は細かく、背景の玉ボケがきれいに出ています。


少し分かりにくいFDマウントの4世代について


FDマウントは、細かく分類するとキヤノマチックR、FL、FD、New FDの4世代に分けられます。

キヤノマチックRは、「R」や「キヤノマR」と呼ばれることもある、FDマウントの元祖で、絞りリングがレンズの前方にあることが多いです。その次の世代がFLで、レンズの基本構成はキヤノマチックRと同じですが、自動絞り機能が付き、デザインもスリムになりました。

その次の世代であるFDマウントでは、絞り値をレンズからボディへ伝えるレバーやピンが追加されました。また、この世代の後半からズピゴット用リング以外の部分がブラックになりました。そして、4世代目のNew FDマウントは、ネックであったズピゴット式が改良され、デザインも現代的なものになりました。

これらのレンズを使うためには、アダプターが必要になりますが、キヤノマチックRとFLは構造的にレンズの後ろが出ているので、対応不可のアダプターが多いので注意が必要です。

オールドレンズ初心者の方は、FDまたはNew FDマウントのレンズを使うことをおすすめします。


ネット上のユーザーレビュー


これ一本あればなんとかなると思わせるほどの実力のあるレンズで、小さくて軽いので持ち運びも楽であると好評でした。ほっとするような優しい写真が撮れるという意見も多く、どこか懐かしい雰囲気の仕上がりが楽しめるようです。
 

まとめ


長年人気の低かったFDマウントのレンズである、Canon New FD 50mm F1.4。デメリットを解消してくれるミラーレス一眼の出現で、注目を集めるようになりました。標準レンズの優等生的存在のCanon New FD 50mm F1.4は、高発色・高コントラストで、安定した描写力が特徴で、さまざまなシーンにも対応してくれます。

中古価格も10,000円前後と低いので、一本は手元に置いておきたくなるようなレンズです。
基本仕様
対応マウントCanon FD/New FDマウント
フォーカスMF
レンズ構成6群7枚
絞り羽根枚数8枚
焦点距離

最短撮影距離45.0cm
最大撮影倍率0.15倍
開放F値F1.4〜22.0
画角
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ63 x 41
重量235g
フィルター径52mm
発売日
発売日1979年06月01日