
LAOWA Argus CF 33mm F0.95 APO(フジフイルムX用)
FUJIFILM Xマウント
2021/07/30発売
LAOWA Argus CF 33mm F0.95 APOは、APS-Cミラーレス向けに設計されたマニュアルフォーカスの大口径単焦点レンズです。フジフイルムXマウントでは35mm判換算約50mm相当の標準域となる33mmに開放F0.95を組み合わせ、浅い被写界深度や低照度での撮影に加え、無段階絞りやフォーカスブリージングを抑える設計によって動画撮影も意識されています。
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33mm F0.95をAPS-Cで使うというレンズ
LAOWA Argus CF 33mm F0.95 APOは、APS-Cミラーレスカメラ向けに設計された大口径単焦点レンズです。フジフイルムXマウント用は2021年7月30日に発売されました。
焦点距離は33mm。フジフイルムXシリーズでは35mm判換算約50mm相当となり、極端な広角や望遠ではなく標準域の画角を得られます。その画角にF0.95という非常に大きな開口を組み合わせていることが、このレンズの中心的な特徴です。
F0.95では被写界深度を浅くできるため、ピントを合わせる位置を積極的にコントロールした撮影が可能です。また、より小さな開放F値のレンズと比べて多くの光を取り込めるため、低照度ではISO感度を抑えたり、速いシャッタースピードを選択したりする余地が生まれます。
一方でAFには対応しておらず、ピント合わせはすべてマニュアルです。F0.95という明るさを得る代わりに、撮影者自身がピント位置を操作することを前提としたレンズです。
F0.95だけでなくAPO設計も特徴
「APO」はアポクロマート設計を意味し、色によってピント位置がずれる色収差を抑えることを目的とした設計です。
光学系は9群14枚。非球面レンズ1枚、ED(特殊低分散)レンズ1枚、高屈折レンズ3枚が使用されており、メーカーは画像全体の諸収差を補正するための構成と説明しています。
F0.95のような大口径レンズでは、単に開放値だけを見るのではなく、その明るさと収差補正をどのように両立させているかも製品の性格を理解するポイントです。このレンズでは「33mmの標準域」「F0.95」「APO設計」の3つが組み合わされています。
絞り羽根は9枚。絞り範囲はF0.95からF11までとなっています。
35cmまで寄れるが、マクロレンズではない
最短撮影距離は35cm、最大撮影倍率は0.125倍です。
標準域の単焦点として被写体へある程度近づくことができ、F0.95と組み合わせれば近距離でも浅い被写界深度を利用できます。ただし最大撮影倍率は0.125倍なので、小さな被写体を大きく拡大するマクロ撮影を目的としたレンズではありません。
33mmという画角を活かして被写体とその周囲を取り入れる撮影から、距離を詰めてピント位置を強調する撮影まで、撮影距離によって画面の組み立て方を変えられる仕様です。
MFと無段階絞りは動画撮影にも意味がある
このレンズにはAF機構がなく、フォーカスはMFのみです。一方で、メーカーは静止画だけでなく動画撮影も明確に想定しています。
フォーカシングにはインナーフォーカス方式を採用。メーカーは、ピント位置を変更した際に画角が変化する「フォーカスブリージング」を最小限に抑える設計としています。
絞りリングにはクリックのないデクリック設計が採用されています。一般的な写真用レンズのようにF値ごとにクリックで止まる方式ではないため、動画撮影中にも絞りを連続的に操作できます。
この仕様は静止画中心のユーザーにとっては好みが分かれる部分でもあります。F値をクリック感で確認しながら操作したい場合よりも、絞りを連続的に調整したい動画撮影との親和性が高い操作系です。
XマウントでもAFレンズとは使い勝手が異なる
フジフイルムXマウント用として設計されているため、対応するXシリーズへ直接装着できます。ただし、マウントが合うことと、純正AFレンズと同じ機能が利用できることは別に考える必要があります。
本製品はMFレンズであり、AFには対応しません。絞りもレンズ側のリングで操作する設計です。そのため、AFによる被写体追従やカメラからの一般的な電子制御を前提としたレンズとは撮影手順が異なります。
F0.95では被写界深度が非常に浅くなるため、開放付近を積極的に使う場合には正確なピント合わせも重要です。フジフイルムXシリーズに搭載されているフォーカスピーキングや拡大表示など、使用するカメラのMFアシスト機能を確認しておくと、このレンズをどのように運用するか判断しやすくなります。
MFアシストの種類や操作方法はボディによって異なるため、使用する機種の取扱説明書で確認するのが確実です。
590gという重量も含めてF0.95を選ぶ
最大径は71.5mm、長さは83mm、メーカー公表質量は約590gです。メーカーは寸法と質量についてマウントにより異なると注記しています。
APS-C用の33mm単焦点として見ると、F0.95を実現するために一定のサイズと重量を持つレンズです。小型・軽量を最優先した標準単焦点とは方向性が異なります。
そのため、このレンズを選ぶ理由は単に「標準域だから」ではありません。33mmという扱いやすい画角で、F0.95の明るさと浅い被写界深度を積極的に使いたいかどうかが判断の中心になります。
AFの速さや携帯性を優先するなら、フジフイルムXマウントには別の選択肢があります。一方、MFでピントを操作すること自体を撮影プロセスとして受け入れられ、F0.95の開口や動画向けの無段階絞りを必要とする場合には、このレンズ固有の仕様が意味を持ちます。
25mm F0.95とは画角で選び分ける
LAOWAには同じArgusシリーズのAPS-C用レンズとして、後にArgus 25mm F0.95 CF APOも追加されています。どちらもF0.95、MF、APO設計という共通点がありますが、焦点距離が異なります。
33mmはフジフイルムXシリーズで約50mm相当となる標準域なのに対し、25mmは約38mm相当となり、より広い範囲を取り込みやすくなります。
したがって、両者を比較する場合は新旧だけで判断するよりも、標準レンズらしい約50mm相当の画角を求めるか、もう少し広い画角を必要とするかが重要です。
Argus CF 33mm F0.95 APOは、AFや小型軽量化を優先した標準レンズではありません。約50mm相当の標準域でF0.95を使うこと、MFでピントを決めること、そして静止画だけでなく無段階絞りやブリージングを抑えた設計を動画にも利用すること。この組み合わせに価値を感じるかどうかが、選択の基準になるレンズです。
販売中の中古商品
ECサイトの販売情報
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本体の買取額:26,400円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | LAOWA |
| タイプ | その他 |
| マウント | FUJIFILM Xマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() LAOWA Argus CF 33mm F0.95 APO(フジフイルムX用) (本製品) | |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 33mm | 75mm |
| F値 | F0.95〜11.0 | F1.2〜16.0 |
| 最短撮影距離 | 35.0cm | 88.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 11枚 |
| 重量 | 590g | 670g |
| 発売日 | 2021/07/30 | 2023/06/20 |












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