
Canon EF400mm F4 DO IS II USM
Canon EFマウント
2014/11/28発売
Canon EF400mm F4 DO IS II USMは、400mm F4の超望遠ながら全長232.7mmに収めたEFマウント用レンズです。密着2層型DOレンズと大口径研削非球面レンズ、UDレンズを組み合わせ、約4段分の手ブレ補正やISモード3、防塵・防滴構造を備えています。
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著者: ONE SCENE 編集部
400mm F4を全長232.7mmにまとめたDO超望遠レンズ
Canon EF400mm F4 DO IS II USMは、2014年11月に発売されたEFマウント用の超望遠単焦点レンズです。焦点距離400mm、開放F4という仕様にDO(Diffractive Optics:回折光学素子)を組み合わせ、全長232.7mmという比較的短い鏡筒を実現しています。
レンズ構成は12群18枚、絞り羽根は9枚の円形絞り。最大径128mm、全長232.7mm、重量2,100gで、フィルターには52mmのドロップイン方式を採用しています。
DOは光の回折現象を利用する光学素子で、望遠レンズで問題となりやすい色収差を補正しながら光学系を小型化できることが特徴です。本レンズでは初代EF400mm F4 DO IS USMからDOレンズ自体も刷新されています。
密着2層型DOレンズ|初代で課題だったフレアを低減
本レンズでは、新たに開発された密着2層型DOレンズを採用しています。初代EF400mm F4 DO IS USMに搭載されていた積層型DOレンズから回折効率を高め、高輝度光源の周囲に生じるリング状のフレアを初代の約1/4まで低減したとキヤノンは説明しています。
さらにDOレンズの配置も見直され、画面外の光源がDOレンズへ当たりにくい構成となりました。これにより、逆光時にフレアが発生する光の入射角度範囲も初代の約1/3へ低減されています。
光学系にはDOレンズ1組に加え、UDレンズ1枚と大口径研削非球面レンズ1枚を採用しています。大口径研削非球面レンズは、EF超望遠レンズとして本モデルで初めて採用されたものです。
約4段分のIS|動体撮影に対応するモード3も搭載
手ブレ補正機構は、シャッタースピード換算で約4段分の補正効果を備えています。初代EF400mm F4 DO IS USMの約2段分から、公称補正効果が強化されました。
ISには3種類のモードがあります。通常の静止した被写体に対応するモード1に加え、流し撮りに適したモード2、不規則に動く被写体を追う際に利用できるモード3を搭載しています。
モード3では、シャッターボタンを半押しして被写体を追っている間はファインダー像への補正を行わず、露光時に手ブレ補正を実行します。スポーツなど動きの予測が難しい被写体を追い続けることを考慮した機能です。
3.3mまで近づける400mm|最大撮影倍率0.13倍
最短撮影距離は3.3m、最大撮影倍率は0.13倍です。初代の3.5m・0.12倍から、近距離側の撮影性能も変更されています。
400mmという焦点距離では、撮影者と被写体との間に距離を取りながら画面内へ大きく捉えられます。スポーツや野生動物など、被写体へ容易に近づけない場面で焦点距離そのものが撮影距離を確保するための要素となります。
AFにはリングUSMを採用し、フルタイムマニュアルフォーカスにも対応しています。さらにフォーカスプリセットやAFストップといった超望遠撮影向けの機能も備えています。
購入前に知っておきたいこと|2,100gとドロップインフィルター
DOレンズによる小型化が特徴ですが、重量は2,100gあります。一般的な望遠レンズと比べれば大きく重いレンズであり、「DO=軽量レンズ」とだけ捉えるのではなく、400mm F4という仕様に対して鏡筒を小型化した設計と考える必要があります。
フィルターも一般的な前面ねじ込み式ではありません。52mmのドロップインフィルターをレンズ後部側へ差し込む構造を採用しています。
鏡筒は防塵・防滴構造で、最前面と最後面のレンズにはフッ素コーティングが施されています。屋外で使用される超望遠レンズとして、光学性能だけでなく操作性や耐環境性も考慮された設計です。
初代EF400mm F4 DO IS USMとの違い|サイズを維持して光学系とISを更新
初代EF400mm F4 DO IS USMは2001年12月に発売されました。13群17枚、最短撮影距離3.5m、最大撮影倍率0.12倍、約2段分のISを備え、本体重量は1,940gです。
II型は12群18枚となり、密着2層型DOレンズ、大口径研削非球面レンズ、UDレンズを採用。リング状フレアの低減や光学性能の向上を図るとともに、ISも約4段分へ強化され、モード3が追加されています。
最短撮影距離も3.5mから3.3mへ短縮され、最大撮影倍率は0.12倍から0.13倍へ向上しました。一方、最大径128mm、全長232.7mmという寸法は初代と同じです。
なお、初代の1,940gは三脚座を含まない本体のみの数値です。キヤノンは三脚座を装着した初代を2,085gとして比較しており、II型はそこから約0.7%増としています。そのため、単純に1,940gと2,100gだけを比較して「大幅に重量化した」と捉えない点には注意が必要です。
どんな撮影に向く?|400mm F4の機動性を重視する超望遠撮影に
EF400mm F4 DO IS II USMの核となるのは、400mm F4という超望遠仕様をDOレンズによって全長232.7mmにまとめていることです。約4段分のISやモード3、リングUSM、フォーカスプリセット、AFストップなど、動く被写体を追うための機能も備えています。
初代からは密着2層型DOレンズへの変更によってフレア対策が進められ、光学系には大口径研削非球面レンズとUDレンズも組み込まれました。3.3mまでの近接性能や防塵・防滴構造も含め、屋外での超望遠撮影を想定した仕様です。
一方で重量は2,100gあり、400mm F4という明るさやDOによる小型化を必要としない場合には、より小型な望遠レンズも選択肢になります。400mm F4の明るさと、超望遠としての鏡筒の短さをどこまで重視するかが、このレンズを選ぶ際のポイントです。
著者

ONE SCENE 編集部
カメラ・レンズの魅力や特徴を掘り下げ、スペックだけでは見えない個性や市場での評価まで丁寧に読み解くONE SCENE編集部。あなたに合った一台選びをお手伝いします。
販売中の中古商品
ECサイトの販売情報
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例えば...
FUJIFILM X-T30[ボディ シルバー]
63,600円(定額)で買い取ります
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Canon |
| タイプ | 望遠 |
| マウント | Canon EFマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Canon EF400mm F4 DO IS II USM (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 400mm | 500mm | 300mm | 500mm | 300mm | 400 |
| F値 | F4.0〜32.0 | F4.0〜32.0 | F2.8〜32.0 | F4.0〜32.0 | F4.0〜32.0 | F5.6〜32.0 |
| 最短撮影距離 | 330.0cm | 350.0cm | 200.0cm | 370.0cm | 150.0cm | 350.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 8枚 | 8枚 |
| 重量 | 2,100g | 3,310g | 2,350g | 3,190g | 1,190g | 1,250g |
| 発売日 | 2014/11/28 | 2016/10/28 | 2011/08/31 | 2011/05/31 | 1997/03/01 | 1993/05/01 |
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