
Nikon AF-S NIKKOR 600mm F4 G ED VR
Nikon Fマウント
2008/01/30発売
Nikon AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRは、600mm F4の大口径にVRとナノクリスタルコートを組み合わせたFマウント用の超望遠単焦点レンズです。EDレンズ3枚を採用した12群15枚の光学系とAF-Sによる高速AFを備え、スポーツや野生動物など遠距離の動体撮影に対応。約5060gという重量を許容して600mm F4の光量と画角を得る、後継FL型以前のプロフェッショナルモデルです。
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本体の買取額:241,500円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
VRを搭載し、600mm F4をデジタル一眼レフ時代へ進めた世代
AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRは、2008年に登場したFマウント用の超望遠単焦点レンズです。600mm F4という大口径にAF-SとVRを組み合わせ、スポーツや野生動物など、撮影者から離れた被写体を高速シャッターで捉えるためのプロフェッショナルレンズとして設計されています。
FXフォーマットでの画角は4度10分。DXフォーマットでは2度40分となり、35mm判換算900mm相当の画角になります。600mmという焦点距離だけでなく開放F4を確保することで、暗い場面や高速シャッターが必要な撮影でも光量を得やすいことが、大口径超望遠単焦点を使う意味です。
この世代ではVRに加え、ナノクリスタルコートも採用されました。後継の600mm F4E FL ED VRほど軽量ではありませんが、600mm F4にAF、VR、三脚撮影への対応まで組み込んだことがHistorical Valueです。
特徴①|EDレンズ3枚とナノクリスタルコートを採用した600mm F4
光学系は12群15枚で、EDレンズ3枚を採用しています。これとは別に保護ガラス1枚を備え、ナノクリスタルコートも採用。超望遠で目立ちやすい色収差を抑えながら、ゴーストやフレアの低減も図っています。
フォーカシングにはIF方式を採用し、SWMによるAF-Sに対応します。レンズ全長を変えずにフォーカシングでき、フォーカス制限もFULLと∞〜10mの2段階で切り替えられるため、遠距離の被写体を狙う場合には不要な近距離側の探索を省けます。
最短撮影距離はAF時5mで、最大撮影倍率は0.13倍。600mmという焦点距離を遠距離だけに使うのではなく、一定の距離を保ったまま野生動物などを大きく捉える用途にも対応します。
一方、この光学系を成立させるため最大径は166mm、全長445mm、重量は約5060gに達します。600mm F4の光量と画角を得る代わりに、5kgを超えるレンズを支持する撮影システムが必要になることまで含めて考えるレンズです。
特徴②|NORMALとTRIPODを備えたVRが超望遠撮影を支える
本レンズはVRを搭載し、CIPA規格準拠で2.5段の手ブレ補正効果を持ちます。600mmではわずかな振動でも画面上で大きな揺れになるため、VRは単に低速シャッターを使うためだけでなく、狭い画角の中で被写体を捉え続けるためにも意味があります。
VRモードはNORMALとTRIPODの2種類です。TRIPODモードでは、三脚使用時に超望遠レンズで発生する微細な振動を検出し、それに合わせた補正を行います。
これは後継600mm F4E FL ED VRのNORMAL/SPORTとは設計世代の違いが表れる部分です。本レンズでは三脚を使った固定撮影への対応が独立したVRモードとして用意され、5kgを超えるレンズを支持機材へ載せて使うことが明確に想定されています。
AF-S、フォーカスリミッター、VR、回転式三脚座まで含め、600mm F4を長距離の動体撮影で運用するための機能がまとめられています。
購入前に知っておきたいこと|5kg超の重量とGタイプの互換性
中古で本レンズを選ぶ際、最も分かりやすい条件が約5060gという重量です。カメラを含めればシステム重量はさらに増えるため、長時間の完全な手持ち撮影より、一脚や三脚、対応する雲台を含めて運用することを前提に考えたいレンズです。
一方、後継の600mm F4E FL ED VRとは異なり、本レンズはCPU内蔵Gタイプレンズです。電磁絞りを採用したEタイプより古いボディとの互換性を確保しやすく、Fマウント一眼レフを幅広く使う場合には、この世代であることがメリットになるケースがあります。
AF-Sテレコンバーターにも対応します。1.4倍なら840mm F5.6、1.7倍なら1020mm相当で約F6.7、2倍なら1200mm F8まで焦点距離を延長できます。
ただしAFの可否はテレコンバーターとボディの組み合わせで変わります。TC-17E IIやTC-20E IIIとの組み合わせでは、F8対応AFを持つボディでのみAF可能という条件があり、使用できるフォーカスポイントにも制限があります。中古でテレコンまで含めてシステムを構築する場合には、使用するボディとの互換性確認が必要です。
後継600mm F4E FL ED VRとの違い|最大の差は約1.25kgの軽量化
後継のAF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VRも焦点距離と開放F値は600mm F4です。しかし、両者を実際の撮影で使うときに最も大きな違いになるのが重量です。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 600mm | 600mm |
| F値 | F4.0〜22.0 | F4.0〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 500.0cm | 440.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 |
| 重量 | 5,060g | 3,810g |
| 発売日 | 2008/01/30 | 2015/07/16 |
本レンズは約5060gなのに対し、後継FL型は約3810g。差は約1250gで、後継は約25%軽量化されています。さらに全長も445mmから432mmへ短縮されました。
後継では前方に蛍石レンズ2枚を採用し、単純な総重量だけでなく重量バランスの改善も図っています。VRも本レンズのNORMAL/TRIPODからNORMAL/SPORTへ変わり、補正効果は2.5段から4.0段へ向上。絞りも機械連動式のGタイプから電磁絞りのEタイプへ変更されています。
最短撮影距離も本レンズのAF時5mから後継では4.4mへ短縮されています。600mm F4という基本スペックは同じでも、FL型では機動性、VR、連写時の絞り制御、近距離性能まで含めて大きく更新されました。
そのため、本レンズのCurrent Valueは後継より新しい性能を持つことではありません。600mm F4、AF-S、VRという撮影能力を持ちながら、後継とは異なるGタイプ世代のFマウントシステムとして選べることにあります。
どんな撮影に向く?|重量を許容して600mm F4を使う撮影へ
AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRが向いているのは、野鳥や野生動物、フィールドスポーツなど、撮影位置から被写体までの距離があり、600mmの画角とF4の光量を必要とする撮影です。DXボディなら900mm相当となり、テレコンバーターを組み合わせればさらに狭い画角も選択できます。
特に三脚や一脚を据えて撮影場所をある程度固定できる環境では、約5060gという最大のTrade-offを吸収しやすくなります。TRIPOD VRも含め、このレンズ自体が支持機材を使った超望遠撮影を前提に設計されています。
反対に、徒歩で長距離を移動したり、頻繁に撮影位置を変えながらレンズを振ったりする用途では、約1.25kg軽い後継FL型の差が大きく効いてきます。600mm F4というスペックが同じだからといって、両者の運用性まで同じではありません。
このレンズを中古で選ぶなら、5kgを超える重量を許容できる撮影環境かどうかが最初の判断基準です。その条件を満たせるなら、EDレンズ3枚、ナノクリスタルコート、AF-S、VRを備えた600mm F4をFマウントで使えることが、この世代を選ぶ理由になります。
著者

ONE SCENE 編集部
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ECサイトの販売情報
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:241,500円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Nikon |
| タイプ | 望遠 |
| マウント | Nikon Fマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Nikon AF-S NIKKOR 600mm F4 G ED VR (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 600mm | 500mm | 400 | 500mm | 300 | 400 |
| F値 | F4.0〜22.0 | F4.0〜22.0 | F2.8〜22.0 | F4.0〜22.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 500.0cm | 400.0cm | 290.0cm | 460.0cm | 230.0cm | 260.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
| 重量 | 5,060g | 3,880g | 4,620g | 3,430g | 2,900g | 3,800g |
| 発売日 | 2008/01/30 | 2008/01/30 | 2007/11/15 | 2007/09/08 | 2010/01/29 | 2014/08/28 |
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