
Nikon AF-S VR 300mm F2.8 G ED(IF)
その他
Nikon AF-S VR Nikkor 300mm f/2.8G IF-EDは、300mm F2.8の大口径超望遠にVR機構、SWM、3枚のEDレンズ、ナノクリスタルコートを組み合わせたFマウント用単焦点レンズです。スポーツや野生動物など距離のある被写体を狙う用途を想定し、フォーカスプリセットやフォーカス制限切り換えなど、超望遠撮影を支える操作機能も備えています。
後継のAF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR IIとは基本仕様が近いため、中古で選ぶ際はVR世代の違いと、約2.9kgの重量を含む運用方法を確認しておきたいレンズです。
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:120,000円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
300mm F2.8にVRとナノクリスタルコートを組み合わせた大口径超望遠
AF-S VR Nikkor 300mm f/2.8G IF-EDは、300mmの焦点距離とF2.8の開放絞りを組み合わせたニコンFマウント用の大口径超望遠単焦点レンズです。FXフォーマットでの画角は8°10′、DXフォーマットでは5°20′となり、DX装着時には35mm判換算450mm相当の画角になります。
光学系はEDレンズ3枚を含む8群11枚に保護ガラス1枚を加えた構成です。本レンズではVR機構に加えてナノクリスタルコートが採用されており、ニコンはナノクリスタルコートを世界で初めて採用した大口径超望遠レンズと説明しています。
AFにはSWM(超音波モーター)を採用し、IF方式によってピント合わせを行います。300mm F2.8という基本仕様だけでなく、VR、AF-S、フォーカスプリセットなどを組み合わせ、スポーツや野生動物など動きのある遠距離被写体を追うための機能をまとめたレンズです。
特徴①|300mm F2.8とVRを組み合わせ、超望遠の手持ち撮影を支える
300mmという焦点距離では、わずかなカメラの動きも画面上では大きなブレとして現れやすくなります。本レンズにはレンズシフト方式のVR(手ブレ補正)機構が搭載され、カメラブレを抑えるための機能が組み込まれています。
VRにはNORMALとACTIVEの2モードがあります。NORMALは通常の撮影、ACTIVEは走行中の車や船など、大きな揺れが発生する状況を想定したモードです。また、流し撮りを自動判別する設計も採用されています。
F2.8の開放絞りも、超望遠撮影では重要な要素です。より暗い開放F値の300mmレンズに比べ、同じISO感度なら速いシャッター速度を選びやすくなります。VRは主に撮影者側のブレを抑える機能であり、被写体の動きを止めるものではないため、スポーツや動物撮影ではF2.8を活かしてシャッター速度を確保できることにも意味があります。
特徴②|AF-Sとフォーカス操作機能で、動く被写体への対応を支える
フォーカス駆動にはSWMを使用したAF-S方式を採用しています。フォーカスモードはM/AとMに対応し、M/AではAF使用中でもフォーカスリングを操作することでマニュアルフォーカスへ移行できます。
さらに鏡筒にはフォーカス作動ボタンを配置し、AF-L、MEMORY RECALL、AF-ONから機能を選択できます。MEMORY RECALLではあらかじめ設定したフォーカス位置を呼び出せるため、特定の場所へ被写体が現れることを想定した撮影にも利用できます。
フォーカス制限切り換えも備え、FULLと∞-6mを選択できます。遠距離の被写体だけを狙う場合に近距離側のフォーカス範囲を除外できるなど、300mm F2.8を実際のスポーツ・動体撮影で扱うことを考えた操作系が特徴です。
購入前に知っておきたいこと|約2.9kgの重量とフィルター方式を確認
本レンズは最大径約124mm、長さ約267.5mm、質量約2,870gです。カメラボディを組み合わせればシステム全体ではさらに重くなるため、携帯性を優先する超望遠レンズではありません。
鏡筒には360°回転式の三脚座が組み込まれており、三脚や一脚を利用した運用も想定されています。縦位置と横位置を切り換える際には、レンズを三脚座内で回転させることができます。
また、フィルターは前玉に一般的なねじ込み式フィルターを装着する方式ではなく、鏡筒後方の組み込み式フィルターホルダーへ52mmフィルターを装着する方式です。中古品を選ぶ際にはレンズ本体だけでなく、フィルターホルダーやフードHK-30など大型超望遠レンズ特有の付属品についても確認しておきたいところです。
AF-Sテレコンバーターにも対応します。対応するテレコンバーターを組み合わせれば焦点距離を延長できますが、テレコンバーターによって合成F値やAF条件が変化するため、使用するカメラとテレコンバーターの組み合わせはニコン公式の対応情報で確認する必要があります。
後継300mm F2.8G VR IIとの違い|基本光学仕様を保ちながらVRを更新
直接の比較対象となるのが、2010年発売のAF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR IIです。後継モデルも300mm F2.8、EDレンズ3枚を含む8群11枚、ナノクリスタルコート、9枚円形絞りという構成で、基本的な光学仕様は共通する部分が多くあります。
大きな世代差はVRです。VR IIでは手ブレ補正効果3.0段(CIPA規格準拠)が示され、NORMAL/ACTIVEに加えて三脚使用時のブレ補正にも対応しています。最短撮影距離はAF時2.3m、MF時2.2mで、本モデルと同じです。
寸法も近く、本モデルは約124×267.5mm・約2,870g、VR IIは約124×267.5mm・約2,900gです。つまり後継モデルへの移行で大幅な小型・軽量化が行われたわけではなく、300mm F2.8という光学仕様や筐体規模を維持しながらVRを更新した関係と捉えられます。
中古で本モデルを選ぶ意味もここにあります。300mm F2.8、AF-S、VR、ナノクリスタルコートという撮影上の主要機能を備えつつ、VR IIで追加・更新された補正機能を必須としない場合には、初代VRも比較対象として成立します。反対に三脚使用時を含むVR性能を重視するなら、VR IIとの差を確認して選ぶ必要があります。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 300mm | 300 |
| F値 | F2.8〜22.0 | F2.8〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 220.0cm | 230.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 |
| 重量 | 2,870g | 2,900g |
どんな撮影に向く?|300mm F2.8の明るさと機動性を必要とする撮影へ
AF-S VR Nikkor 300mm f/2.8G IF-EDは、遠距離の被写体を大きく捉えながらF2.8の明るさを確保したい撮影に向いたレンズです。スポーツ、野生動物、鉄道など、被写体との距離があり、シャッター速度やAF性能が重要になる場面では、300mm F2.8とAF-S、VRの組み合わせがこのレンズの中心的な価値になります。
一方で、約2,870gという重量を受け入れる必要があります。長時間の移動や手持ち撮影を重視する場合には、より軽量な300mm単焦点や望遠ズームも比較対象になります。F2.8が必要なのか、それとも携帯性を優先できるのかを整理することがレンズ選びのポイントです。
大口径超望遠としての基本性能に加え、初代VR、ナノクリスタルコート、フォーカスプリセットなどを備えることが本モデルの特徴です。後継VR IIとの世代差を理解したうえで、300mm F2.8という仕様そのものを優先する人にとって検討する意味のあるFマウント超望遠レンズです。
著者

ONE SCENE 編集部
カメラ・レンズの魅力や特徴を掘り下げ、スペックだけでは見えない個性や市場での評価まで丁寧に読み解くONE SCENE編集部。あなたに合った一台選びをお手伝いします。
ECサイトの販売情報
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:120,000円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Nikon |
| タイプ | その他 |
| マウント | その他 |
人気のストーリー
人気の単焦点レンズ
人気の買取製品

レンズ交換式カメラ
















