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Nikon Ai AF DC-Nikkor 135mm F2D
その他
Nikon AI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dは、135mm F2の大口径中望遠に、前景・背景のボケ方を調整する独自のDC(Defocus-image Control)機構を組み合わせたFマウント用単焦点レンズです。DCリングによって球面収差を変化させる特殊な設計が最大の特徴で、一般的な絞り操作とは異なる方法でボケの性質をコントロールできます。
一方、レンズ内AFモーターを持たないDタイプレンズのため、AFの可否は使用するカメラボディによって変わります。
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本体の買取額:75,600円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
135mm F2に「ボケをコントロールする」という発想を加えたDC-Nikkor
AI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dは、135mmの焦点距離とF2の開放絞りを持つ、ニコンFマウント用の大口径中望遠単焦点レンズです。レンズ構成は6群7枚(+保護ガラス1枚)、最短撮影距離は1.1m、最大撮影倍率は0.13倍。9枚の円形絞りを採用し、約815gの鏡筒にまとめられています。
このレンズを一般的な135mm F2と分ける最大の特徴が、製品名にも含まれる「DC」です。DCはDefocus-image Controlの略で、専用リングを操作することで球面収差の状態を変え、前景または背景のボケ方を調整するニコン独自の機構です。
ニコンの開発資料によると、このDC機構を採用した135mm F2は1991年に登場しました。単に大きなボケを得るための大口径レンズではなく、ボケの性質そのものを撮影者が操作するという明確な設計思想を持ったレンズです。
特徴①|DCリングで前景・背景のボケ方を調整できる
DCリングには「R」と「F」の方向があり、R側では背景、F側では前景のボケ方を調整できます。通常の絞り操作が主に光量や被写界深度を変化させるのに対し、DC機構は球面収差を変化させることでボケの性質へ働きかけます。
ニコンの開発資料では、前群のレンズ間隔を変化させることで、非点収差や色収差への影響を抑えながら球面収差を変化させる仕組みが説明されています。DCリングを中央位置にすると、球面収差はほぼゼロに補正される設計です。
このため、DC機構を使わなければ通常の135mm F2として撮影でき、必要な場面だけDCリングを操作できます。「常に特殊効果が加わるレンズ」ではなく、通常撮影とDCを利用した撮影を選択できることがポイントです。
特徴②|135mm F2とRF方式を組み合わせた大口径中望遠
もうひとつの重要な要素が、135mm F2という基本仕様です。FXフォーマットおよび35mm判での画角は18°。DXフォーマットでは12°となり、35mm判換算202.5mm相当の画角になります。
フォーカシングにはRF(リアフォーカス)方式を採用しています。ピント合わせの際に後部のレンズ群を鏡筒内部で移動させる方式で、フォーカシングによってレンズ全長が変化しません。ニコンは、この方式によってAFの高速化と耐久性向上を図ったと説明しています。
さらにレンズフードは鏡筒に組み込まれた収納式です。135mm F2という大口径中望遠としての基本性能に、RF方式や内蔵フード、DC機構を組み合わせた構成になっています。
購入前に知っておきたいこと|DCリングの設定とAF互換性を確認
DCリングは、単純にRまたはFへ大きく回せばよい機構ではありません。レンズにはDC操作用の絞り目盛りが設けられており、撮影時の絞り値との関係を考えて設定する必要があります。
ニコンの資料では、DCリングを撮影絞り値より大きな数値に設定すると、ピント位置にもフレアが生じ、ソフトフォーカス効果が現れることが説明されています。通常のDC効果と意図的なソフトフォーカスは分けて考える必要があり、この機構を活かすにはDCリングと撮影絞りの関係を理解しておくことが重要です。
AFについても注意が必要です。本レンズはDタイプのAF NIKKORで、AF-SレンズのようなAF駆動モーターをレンズ内部に搭載していません。そのため、使用するFマウントボディによってAFの可否が異なります。ボディ側のAF駆動機構を持たない機種ではMFでの使用となるため、購入前には使用予定のカメラの公式レンズ互換情報を確認してください。
105mm F1.4など新しい大口径中望遠との違い|DC機構を使うかどうかが選択軸
後年のFマウント大口径中望遠として比較できるのがAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E EDです。105mm F1.4EはSWMによるレンズ内AFを備え、9群14枚の光学系、最短撮影距離1.0m、最大撮影倍率0.13倍という仕様を持っています。
ただし、両者は焦点距離や開放F値が異なるだけでなく、ボケに対する設計アプローチも異なります。135mm F2Dでは撮影者自身がDCリングを操作して球面収差を変化させ、前景または背景のボケ方を調整できます。この操作そのものがDC-Nikkor固有の機能です。
一方、105mm F1.4Eのような新しいレンズでは、DCリングを操作する必要はありません。AF方式もレンズ内モーター式で、135mm F2Dとは操作性や対応ボディの考え方が異なります。
そのため、135mm F2Dを中古で選ぶ理由は「古い大口径中望遠だから」という点にはありません。135mm F2という画角と明るさに加え、撮影者がボケの性質へ積極的に介入できるDC機構を使いたいかどうかが、このレンズを選ぶうえで最も製品固有の判断軸になります。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 135mm | 105mm |
| F値 | F2.0〜16.0 | F1.4〜16.0 |
| 最短撮影距離 | 110.0cm | 100.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 |
| 重量 | 815g | 985g |
どんな撮影に向く?|135mmの距離感とDC操作を作品づくりに取り入れたい人へ
AI AF DC-Nikkor 135mm f/2Dは、135mmの狭い画角とF2の明るさを活かし、被写体との距離を取りながら背景との分離を意識して撮影したい人に適したレンズです。特にポートレートなど、ピント面だけでなく前景や背景のボケをどのように見せるかまで考えて撮影する場合、DC機構がこのレンズならではの選択肢になります。
一方、DCリングには設定方法があり、AFもボディ側の機構へ依存します。約815gという重量も含め、小型・軽量さやシンプルなAF操作を最優先する人には別の中望遠レンズの方が扱いやすい場合があります。
DCを使わなければ135mm F2として撮影でき、必要な場面では球面収差をコントロールしてボケ方を変えられる。この二面性に価値を感じ、DCリングの操作そのものを撮影表現へ取り入れたい人に向いた、目的の明確な中望遠単焦点レンズです。
著者

ONE SCENE 編集部
カメラ・レンズの魅力や特徴を掘り下げ、スペックだけでは見えない個性や市場での評価まで丁寧に読み解くONE SCENE編集部。あなたに合った一台選びをお手伝いします。
ECサイトの販売情報
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本体の買取額:75,600円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Nikon |
| タイプ | その他 |
| マウント | その他 |







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