
ROKINON 85mm T1.5 Cine Lens UMCII (ソニー E)
SONY Eマウント
ROKINON 85mm T1.5 Cine Lens UMC IIは、35mmフルサイズをカバーするソニーEマウント用のMFシネレンズです。85mm・T1.5の中望遠レンズに、0.8モジュールのフォーカス/絞りギアとクリックレス絞りを搭載。動画撮影でフォローフォーカスやアイリス操作を行うことを前提とした設計です。
販売中の中古商品
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本体の買取額:16,800円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
85mm T1.5を動画撮影向けの操作系にまとめたシネレンズ
ROKINON 85mm T1.5 Cine Lens UMC IIは、35mmフルサイズをカバーするMF専用のシネレンズです。今回の製品はソニーEマウント用で、焦点距離は85mm、開放値はT1.5となっています。
85mmは人物を少し離れた位置から切り取りやすい中望遠域です。フルサイズでは28.3度の画角となり、APS-CのソニーEマウント機では19.1度まで狭くなります。
一般的な写真用85mmレンズとは異なり、本製品では絞り値をF値ではなく、実際の光の透過量を基準にしたT値で表示します。開放T1.5からT22まで、動画撮影中の露出操作を考慮したシネレンズです。
7群9枚に非球面レンズを採用
光学系は7群9枚で、非球面レンズ1枚を採用しています。
レンズにはUltra Multi-Coating(UMC)が施され、メーカーは光の透過率を高めるとともに、フレアやゴーストを抑えるためのコーティングとして説明しています。
絞り羽根は8枚。絞り範囲はT1.5からT22です。
フィルター径は72mmで、ソニーEマウント版は最大径78mm、全長100.7mm、重量605gとなっています。
フォーカスと絞りの両方に0.8モジュールのギアを装備
シネレンズとしての大きな特徴が、フォーカスリングと絞りリングにギアを備えていることです。
ギアは映像機器で広く使われる0.8モジュール規格。対応するフォローフォーカスやレンズモーターを組み合わせて、リングを直接手で回さずにフォーカスや絞りを操作できます。
動画撮影では、撮影中に被写体Aから被写体Bへピント位置を移す「フォーカス送り」を行うことがあります。本製品はこうした操作を外部機器から行うことを前提にした構造です。
写真用レンズとしても撮影できますが、AFの速さや電子制御を重視するレンズではなく、手動操作を中心とした動画撮影向けの設計です。
クリックレス絞りで撮影中も滑らかに露出を変更
絞りリングはクリックを設けない「デクリック」仕様です。
一般的な写真用レンズでは絞り値ごとにクリック感を設ける場合がありますが、動画撮影中に絞りを変更すると、露出が段階的に変化して見えることがあります。
本製品では絞りリングを連続的に動かせるため、撮影中にT値を滑らかに変更できます。
フォーカスだけでなく露出も撮影中に手動操作したい場合に、写真用85mmレンズとは異なるシネレンズとしての操作性が活きます。
両側から確認できるフォーカス・絞り目盛り
Cine DS世代では、フォーカスと絞りの目盛りが鏡筒の両側に配置されています。
これにより、カメラオペレーター側だけでなく、反対側からフォーカスを担当するスタッフも目盛りを確認できます。
さらにCine DSシリーズでは、レンズ間でフォーカスギアと絞りギアの位置を共通化しています。
85mmから別のCine DSレンズへ交換した際に、フォローフォーカスやアイリスモーターなどの位置調整を少なくできるよう考慮された設計です。
単体で使ったときのスペックだけではなく、複数のシネレンズを交換しながら使用するときの運用まで考えられていることがCine DSシリーズの特徴です。
最短撮影距離は1.1m
最短撮影距離は1.1mです。
85mmの中望遠レンズとして人物などを一定の距離から撮影することを想定した仕様で、被写体へ大きく近づく近接撮影を得意とするレンズではありません。
フォーカシングにはインターナルフォーカス方式を採用しています。ピント操作によってレンズ全長が変化しないため、フォローフォーカスやマットボックスなどを組み合わせる動画撮影でも機材構成を維持しやすくなっています。
メーカーは、インターナルフォーカスによってフォーカシング時の画角変化を抑えることも特徴として挙げています。
ソニーEマウントでもAFや電子絞りには対応しない
本製品はソニーEマウントへ直接装着できますが、AFレンズではありません。
フォーカスはMF、絞りもレンズ側のリングで操作します。一般的なソニーEマウント用AFレンズのように、カメラからAFや電子絞りを制御するためのレンズではありません。
レンズ内手ブレ補正機構も搭載していません。
そのため、「ソニーEマウント用」という表記は装着するマウントを示すものであり、ソニー純正Eマウントレンズと同等の電子機能を利用できることを意味するものではありません。
APS-C機では画角が狭くなる
本製品は35mmフルサイズをカバーしているため、フルサイズとAPS-CのどちらのソニーEマウント機でも使用できます。
フルサイズでの画角は28.3度ですが、APS-Cでは19.1度です。焦点距離そのものは85mmのままですが、APS-Cでは35mm判換算約127.5mm相当の狭い画角になります。
そのため、APS-C機で人物を撮影する場合は、フルサイズで85mmを使用するときより被写体との距離が必要になります。
フルサイズでは中望遠、APS-Cではさらに望遠寄りの画角として使用するレンズです。
後継Cine DSXでは9枚羽根とウェザーシーリングを採用
後継世代にはROKINON 85mm T1.5 Cine DSXがあります。
Cine DSXも85mm T1.5、7群9枚、最短撮影距離1.1m、72mmフィルターという基本的な光学仕様を引き継いでいます。
一方、絞り羽根は本製品の8枚からCine DSXでは9枚へ変更。ソニーEマウント版の最大径も78mmから84mmとなり、重量は605gから約612gへ増えています。全長はどちらも100.7mmです。
さらにCine DSXではマウント部のウェザーシーリングが追加されています。
そのため、Cine DSXは焦点距離やT値を変更したモデルではなく、基本的な光学構成を受け継ぎながら、絞り羽根や外装、耐候性を更新した世代として区別できます。
85mmの画角を手動でコントロールするためのシネレンズ
ROKINON 85mm T1.5 Cine Lens UMC IIは、AFや電子制御の利便性ではなく、動画撮影での手動操作を中心に設計された85mmレンズです。
T1.5の明るさに加え、クリックレス絞り、フォーカス/絞りギア、両側から確認できる目盛り、インターナルフォーカスといった機構を備えています。
一方、AFやレンズ内手ブレ補正はなく、最短撮影距離も1.1mです。静止画用AFレンズと同じ感覚で選ぶのではなく、MFや外部フォローフォーカスを使ってピントを操作する撮影スタイルに適した構成です。
ソニーEマウントの動画撮影で、85mmの中望遠画角とT1.5の明るさをシネレンズの操作系で扱いたい場合に、本製品の特徴が明確になります。
著者

ONE SCENE 編集部
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ECサイトの販売情報
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製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | ROKINON |
| タイプ | その他 |
| マウント | SONY Eマウント |
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