
FUJIFILM X-T50
FUJIFILM Xマウント
2024/06/28発売
FUJIFILMが展開する一眼スタイルのX-TシリーズのエントリーモデルX-T50の紹介です。単なる廉価機と侮るなかれ。上位機種に近い性能が搭載され、デザインも独自性のあるものへと変更。Xシリーズの魅力を存分に堪能できる機種となっています。
販売中
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ボディ シルバーの買取額:141,700円(定額)
著者: 山添 太
デザインを一新した高性能エントリー機
FUJIFUILMのXシリーズには、X-HシリーズとX-Tシリーズという2つの一眼スタイルシリーズがありますが、X-Tシリーズは昔ながらのダイヤルによるアナログ操作を取り入れた、クラシックスタイルなのが特徴。エントリー機である二桁機も、フラッグシップの一桁機と同様にその意匠を受け継いでいます。
ただ、X-T30までは一桁機に倣った角張ったフォルムとし、一桁機よりもグリップ部分を浅くすした、見るからに廉価版といったカジュアルスタイルだったところ、X-T50では一転丸みを帯びた新形状のラウンドボディへと変更。これにより、外観の情報量が増えて高級感が出たほか、F値の小さい大口径レンズと組み合わせてもしっかりホールドできるようになり、本格的な撮影にも使いやすくなりました。
中身もしっかり本格派。X-T5と同じ約4020画素のセンサーを搭載し、画像処置エンジンやAFアルゴリズムも同様。手ぶれ補正や被写体検出AFも二桁機としては初搭載されているので、X-T5のサブ機としても重宝しそうです。
エントリー機としての手軽も重視
前機種のX-T30から高画素機となり、ボディ内手ぶれ補正を搭載するなどして若干重たくなっているものの、X-T5よりも若干軽い438gを実現。外寸もデザイン変更の影響で若干のサイズアップしていますが、X-T5よりも小さく、ホールド力はX-T30よりもいいので取り回しはむしろ向上していると言って良いでしょう。
初搭載となる手ぶれ補正は5軸で、最大7.0段分の補正効果を発揮。このスペックはX-T5と同等。ふらりと持ち出して、ある程度のスローシャッターでも歩留まりの良い撮影を行うことができます。
FUJIFILMの代名詞であるフィルムシミュレーションを、軍艦部のダイヤルで即座に切り替えることができるのも本機の大きな特徴。FUJIFILMが長年培ってきた味わい深いフィルムの画作りに頼ることで、JPEG撮影でRAW現像ではなかなか実現しにくい写真を生成することも。それをアプリなどを通してタイムリーに共有することもできます。
EVFは前機種から据え置きではあるものの、約236万ドットと著しく低スペックということではないので、使い心地の面で気になることはほとんどないでしょう。背面液晶はバージョンアップし、約162万→約184万ドットとなり、引き続きティルトタイプを採用。このあたりは好みにはなりますが、画面を動かしても光軸がズレず、手持ちでも画角決めが安定しやすいのがティルト式のメリットです。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- AFがすごく良くなって使いやすい
- 前機種よりも大きくて重いことは全く気にならない取り回しの良さ
- 手に馴染みやすいデザイン
- 手ぶれ補正が便利
コンパクトさ重視の前機種に比べると手に馴染みやすく、取り回しの良さを感じている方が多くいる印象。AFが速くて正確であったりとレスポンスの良さも高く評価されています。
■ ネガティブレビュー
- フォーカスレバーの位置が相変わらず悪い
- 価格が高い
- 防塵防滴性能が無い
X-T30から採用されたフォーカスレバーの位置は今回もイマイチという意見も。価格に関しては昨今の事情を考えれば致し方ないですし、防塵防滴性能が未搭載なのも、フラッグシップとの差別化と考えれば妥当な使用といえます。
まとめ
角張ったデサインから丸みを帯びたものへと変わりましたが、X-Tシリーズならではのクラシック感は健在。情報量が増えたぶん、むしろよりクラシカルな印象に収まっているのではないでしょうか。手ぶれ補正も搭載されて、さらに使い勝手のよくなった二桁モデル。Xシリーズを導入するための最初の機種としてはもちろん、Xシリーズでシステムを組んでいる方には、普段遣いを想定したサブ機としてオススメです。
著者

山添 太
編集者、ライター、カメラマン。出版社在籍中にカメラの面白さに魅了され、機材の収集、撮影、自家現像や自家プリントにもトライし、カメラ関連の特集や単行本も多数手がけるまでに。現在はフリーランスとしてカメラ関連をはじめ、趣味にまつわるジャンルで多岐にわたって編集・執筆。カメラマンとしての活動も積極的に行っている。
販売中
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ボディ シルバーの買取額:141,700円(定額)
製品情報
カテゴリ | ミラーレス一眼 |
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メーカー | FUJIFILM |
タイプ | ミドルモデル |
マウント | FUJIFILM Xマウント |
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