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![Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 II MC VM [ライカM用] Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 II MC VM [ライカM用]](https://img.one-scene.com/uploads/lens/photo/v7/Vf/Ur/square_with_white_background_medium_v7VfUr.jpg?1790739522)
Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 II MC VM [ライカM用]
LEICA Mマウント
2019/06/12発売
Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 II MC VMは、あえて球面収差を残した6群8枚の光学系によって、絞りによる描写変化を楽しめるライカM互換VMマウント用の大口径35mmです。II型では初代の光学的な性格を残しながらフォーカスシフトを低減し、今回のMCモデルはマルチコーティングによってニュートラルな発色を重視しています。
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本体の買取額:46,200円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
あえて収差を残し、絞りで描写を変える35mm F1.4
Voigtlander NOKTON classic 35mm F1.4 IIは、2019年に登場したVMマウント用の大口径準広角単焦点レンズです。35mm F1.4でありながら最大径55mm、全長28.5mm、重量189gという非常にコンパクトな鏡筒にまとめられています。
現代のレンズでは収差をできるだけ補正し、開放から高い解像性能を得る設計が一般的です。しかし本レンズはその逆で、コシナは「あえて球面収差を残す」ことを設計上の特徴として明示しています。開放では球面収差を描写へ利用し、絞ることでシャープさを高めるという、絞りによる変化そのものを撮影表現として使うレンズです。
II型ではその基本思想を維持しながら、初代で問題になりやすかったフォーカスシフトを低減しました。クラシックレンズの光学的な性格を単純に再現するのではなく、レンジファインダーやライブビューで実際に使いやすくする改良を加えたことが、このII型のHistorical Valueです。
特徴①|F1.4から絞ることで描写そのものを変えられる
焦点距離は35mm、画角は63度です。周囲の状況を残しながら主題も置きやすく、スナップや人物、日常風景などに使いやすい準広角です。そこへF1.4の大口径を組み合わせています。
本レンズで重要なのは、F1.4という数字だけではありません。コシナは球面収差を意図的に残すことで、開放ではなだらかなボケを作り、絞ることでシャープさが増していく設計として説明しています。つまりF1.4を単なる暗所用の明るさとしてではなく、絞りによって描写をコントロールするための起点として使えます。
絞り羽根は10枚。35mmでは被写界深度を広く取ったスナップにも、被写体へ近づいて背景とのピント差を利用する撮影にも対応できます。開放から絞った状態まで同じ描写を維持することより、絞りによる変化を積極的に利用したい人に向いた設計です。
一方、これは「開放から画面全体を均一に高解像化する」という現代的な設計思想とは異なります。F1.4での収差を欠点として完全に排除したい人ではなく、その変化まで含めて写真表現へ取り入れたい人に意味のある35mmです。
特徴②|II型では初代のフォーカスシフトを低減
II型で最も重要な変更点が、フォーカスシフトへの対策です。球面収差を残したレンズでは、開放でピントを合わせた後に絞ると実際のピント位置が後方へ移動することがあります。初代NOKTON classic 35mm F1.4も、この性質を持つレンズでした。
レンジファインダーでは撮影レンズを通してピントを確認しないため、フォーカスシフトは特に問題になります。開放状態を基準に距離計でピントを合わせ、その後絞って撮影すると、撮影時のピント位置と距離計で合わせた位置に差が生じる可能性があるためです。
II型では、球面収差を残すというclassicシリーズの性格を維持しながら、絞り値による像面移動量を初代より低減しました。コシナも、ライブビュー撮影時のピント精度向上をII型の改良点として明確に挙げています。
初代から6群8枚、35mm F1.4、10枚羽根、最短撮影距離0.7m、55×28.5mmという基本仕様は変わっていません。II型への進化はスペックを大きく変えるものではなく、classicらしい描写を残したまま実際のピント精度を改善するためのものです。
購入前に知っておきたいこと|MCとSCは光学系ではなくコーティングが違う
NOKTON classic 35mm F1.4 IIには、MC(マルチコート)とSC(シングルコート)の2種類があります。今回のJAN 4530076132351はMCモデルです。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 35mm | 35mm |
| F値 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 |
| 最短撮影距離 | 70.0cm | 70.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 10枚 | 10枚 |
| 重量 | 189g | 189g |
| 発売日 | 2019/06/12 | 2019/06/12 |
MCとSCで焦点距離やF値、レンズ構成、サイズ、重量といった基本仕様は変わりません。違いはレンズ面のコーティングで、MCはマルチコーティング、SCはシングルコーティングを採用しています。
コシナはMCについてニュートラルな色再現性を持つマルチコーティング、SCについてクラシカルな色調を再現するシングルコーティングという位置づけで展開しています。そのため、MCは通常の撮影で色再現を安定させたい場合に選びやすく、SCはコーティングによる発色や光の扱いまで含めてクラシカルな性格を求める場合の選択肢になります。
また、本レンズはMF専用で、最短撮影距離と距離計連動範囲はいずれも0.7mです。電子接点、AF、レンズ内手ブレ補正機構はありません。0.5mまで近づける後発のVintage Line 35mm F1.5とは近接性能にも違いがあります。
Vintage Line 35mm F1.5との違い|似たサイズでも設計思想は正反対
同じVMマウントには、2022年に登場したNOKTON Vintage Line 35mm F1.5 Asphericalがあります。Type Iは188gで、本レンズの189gとほぼ同じ。どちらも大口径35mmを小型軽量にまとめていますが、光学設計の考え方は大きく異なります。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 35mm | 35mm |
| F値 | F1.4〜16.0 | F1.5〜16.0 |
| 最短撮影距離 | 70.0cm | 50.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 10枚 | 12枚 |
| 重量 | 189g | 188g |
| 発売日 | 2019/06/12 | 2022/11/24 |
NOKTON classic 35mm F1.4 IIは6群8枚で、球面収差を意図的に残しています。開放時の収差を描写へ利用し、絞ることで変化させることが設計思想です。
Vintage Line 35mm F1.5は6群9枚で、両面非球面レンズを2枚採用しています。コシナはF1.5の開放から高い光学性能を発揮することを特徴としており、最短撮影距離も0.5mまで短縮されています。
つまり「classic」と「Vintage」は似た意味の名称ではありません。classic 35mm F1.4 IIは古典的な光学特性を現代のレンズとして活用することに意味があり、Vintage Line 35mm F1.5はクラシックな外観とコンパクトさの中に現代的な光学設計を収めたレンズです。
中古で本レンズを選ぶCurrent Valueもここにあります。開放から収差を抑えた35mmが欲しいならVintage Lineの方が設計思想に合っています。それでもclassicを選ぶ理由は、F1.4から絞っていく過程で描写が変化すること自体を撮影に利用できるからです。
どんな撮影に向く?|絞りを露出だけでなく描写の選択として使いたい人へ
NOKTON classic 35mm F1.4 II MCが向いているのは、35mmをMFで使いながら、絞りによる描写変化を積極的に楽しみたい人です。189g・全長28.5mmというサイズならM型カメラとのバランスを崩しにくく、日常的に持ち歩くスナップレンズとしても扱いやすくなっています。
F1.4では球面収差を残した描写を利用し、絞ることでシャープさを高める。本レンズでは絞りを単なる露出や被写界深度の調整ではなく、レンズの描写そのものを選択する操作として使えます。
MCモデルは、そのclassicらしい光学設計をマルチコーティングで使えることもポイントです。SCほどコーティングによるクラシカルな色調を積極的に狙わず、光学系そのものが持つ描写変化を使いたい人にはMCの性格が合います。
一方、開放から高い解像性能を求める場合や、0.7mより近距離まで撮影したい場合にはVintage Line 35mm F1.5の方が目的に合います。NOKTON classic 35mm F1.4 IIは最新性能を189gに詰め込んだレンズではなく、あえて残した球面収差と絞りによる変化を、小型なMマウントレンズで楽しむための一本です。
著者

ONE SCENE 編集部
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ECサイトの販売情報
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本体の買取額:46,200円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Voigtlander |
| タイプ | 広角 |
| マウント | LEICA Mマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Voigtlander NOKTON Classic 35mm F1.4 II MC VM [ライカM用] (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 35mm | 35mm | 35mm | 35mm | 35mm | 28mm |
| F値 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 | F2.0〜16.0 | F2.0〜16.0 | F1.5〜16.0 | F1.4〜16.0 |
| 最短撮影距離 | 70.0cm | 70.0cm | 58.0cm | 70.0cm | 50.0cm | 40.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 12枚 | 14枚 |
| 重量 | 189g | 189g | 210g | 230g | 188g | 326g |
| 発売日 | 2019/06/12 | 2019/06/12 | 2021/03/19 | 2021/07/01 | 2022/11/24 | 2025/10/10 |
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