
Voigtlander NOKTON Vintage Line35mmF1.5Aspherical Type I VM
LEICA Mマウント
2022/11/24発売
Voigtlander NOKTON Vintage Line 35mm F1.5 Aspherical Type I VMは、35mm F1.5の大口径を全長36mm・188gに収めたライカM互換VMマウント用のMF単焦点レンズです。両面非球面レンズ2枚を採用した6群9枚の光学系と0.5mの最短撮影距離を備え、Vintage Lineらしい外観と、開放からの光学性能を重視した現代的な設計を組み合わせています。
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本体の買取額:66,000円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
Vintage Lineの外観に、現代的な35mm F1.5を収めた一本
Voigtlander NOKTON Vintage Line 35mm F1.5 Asphericalは、2022年に登場したVMマウント用の大口径準広角単焦点レンズです。35mm F1.5でありながら最大径53mm、全長36mmというコンパクトな鏡筒に収められ、Type Iではアルミ製外装によって重量も188gに抑えられています。
「Vintage Line」という名称からクラシックな描写を狙ったレンズにも見えますが、光学設計はむしろ現代的です。6群9枚のうち両面非球面レンズを2枚使用し、コシナはF1.5の開放から高い光学性能を発揮することを本レンズの特徴として掲げています。
つまりVintage Lineなのは、描写を古典的にするためではなく、レンジファインダー用レンズらしいスタイリングとサイズ感を重視したシリーズだからです。小型なMマウントレンズという形式を維持しながら、35mm F1.5を現代の光学性能で使えることが本レンズのCore Valueです。
特徴①|35mm F1.5を全長36mm・188gで持ち歩ける
焦点距離は35mm、画角は61.7度です。28mmほど周囲を広く取り込まず、50mmほど画角を絞り込まないため、街中のスナップや人物、日常風景などで主題と周囲の状況を一緒に構成しやすい焦点距離です。
開放F値はF1.5。暗所で光量を確保しやすいだけでなく、撮影距離を詰めれば35mmでも背景との被写界深度に差をつけられます。広角寄りの画角で周囲を残しながら、主題をピントで整理する撮影にも使えます。
それを全長36mm、188gに収めていることがType Iの大きな特徴です。フィルター径も39mmと小さく、M型カメラと組み合わせた際の機動性を大口径化によって大きく損なわない設計になっています。
Type IIも光学系や基本寸法は共通ですが、外装に真鍮を使用するため重量は284gです。Type Iはアルミ製外装によって96g軽く、同じ35mm F1.5の光学系を軽量性重視で使いたい人に向いた仕様です。
特徴②|両面非球面2枚と0.5mまでの近接性能
光学系は6群9枚で、両面非球面レンズを2枚採用しています。コシナはコンパクトな鏡筒と大口径、高い光学性能という3つの要素を統合することを本レンズの設計目標としており、F1.5の開放から高い性能を発揮することを特徴としています。
第三者による実写テストでも、F1.5から中央部は高い解像性能を示し、絞ることで中間部から周辺部まで改善していくことが確認されています。一方、小型な大口径35mmという設計のため開放では周辺光量低下が大きく、実測ではF1.5で約3.5段の低下が確認されています。
もうひとつ実用上重要なのが、最短撮影距離0.5mです。一般的なM型カメラの距離計連動は0.7mまでのため、本レンズも距離計連動範囲は無限遠から0.7mですが、レンズ自体はさらに0.5mまで繰り出せます。
0.7mより近距離ではレンジファインダーによるピント合わせはできません。ライブビューやEVFを備えたボディ、あるいはミラーレス機へマウントアダプターを介して使用する場合など、撮像面の像を確認できる環境で活用する機能です。
購入前に知っておきたいこと|Type IとType II、0.7m以下のピント合わせ
今回のJAN 4530076132641はType Iに対応します。Type Iはアルミ製外装・マットブラックペイントで188g。Type IIは真鍮製外装で284gとなり、シルバーとブラックペイントの2種類があります。
光学系はType IとType IIで共通です。そのためType IIを選んだから光学性能が変わるわけではなく、96gの重量差と外装素材、仕上げの違いが選択の中心になります。軽快さを重視するならType I、真鍮製鏡筒の重量感や外観を重視するならType IIという関係です。
MF専用で、電子接点やAF、レンズ内手ブレ補正機構はありません。また、最短撮影距離は0.5mですが、距離計連動は0.7mまでです。M型レンジファインダーで0.5mまで使うには、ライブビューなど別のピント確認手段が必要になります。
Type Iは発売前に外装仕様が変更されています。当初はアルマイト仕上げとして発表されましたが、製品コンセプトの再検討によってマットブラックペイントへ変更されました。中古で通常流通しているType Iは、この変更後のマットブラック仕様です。
NOKTON classic 35mm F1.4 IIとの違い|Vintageは外観、classicは描写設計の思想を示す
同じVMマウントにはNOKTON classic 35mm F1.4 IIがあります。F1.4とF1.5で明るさは近く、重量もVintage Line Type Iが188g、classicが189gとほぼ同じですが、両者は設計思想の異なる35mmです。
| 製品 | |||
|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 35mm | 35mm | 35mm |
| F値 | F1.5〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 |
| 最短撮影距離 | 50.0cm | 70.0cm | 70.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 12枚 | 10枚 | 10枚 |
| 重量 | 188g | 189g | 189g |
| 発売日 | 2022/11/24 | 2019/06/12 | 2019/06/12 |
classic 35mm F1.4 IIは6群8枚で、最短撮影距離0.7m、全長28.5mm。コシナは意図的に収差を残したクラシカルな描写を特徴とするシリーズとして展開しています。II型では初代からフォーカスシフトを抑える改良が加えられましたが、基本的には古典的な光学特性を撮影表現へ利用する方向です。
一方、本レンズは6群9枚に両面非球面レンズ2枚を採用し、開放F1.5からの光学性能を重視しています。Vintage Lineという名称は古典的な描写を意味するものではなく、レンジファインダー用レンズらしい外観やコンパクトさを表したものです。
また、本レンズは0.5mまで近づけるのに対してclassicは0.7mまでです。35mmで被写体へさらに20cm近づけることができるため、ライブビューなどを利用できる環境では構図や被写界深度の自由度も広がります。
中古でどちらを選ぶかは、F1.4とF1.5というわずかな明るさの違いよりも設計思想で考える方が分かりやすくなります。クラシカルな光学特性そのものを楽しむならclassic、コンパクトなVMレンズの形式を保ちながら現代的な光学性能を求めるならVintage Line 35mm F1.5という選択です。
どんな撮影に向く?|Mマウントの小ささと現代的な性能を両立したい人へ
NOKTON Vintage Line 35mm F1.5 Aspherical Type Iが向いているのは、M型カメラのコンパクトさを活かしながら、F1.5の大口径35mmを日常的に持ち歩きたい人です。188gという軽さならボディとのバランスを大きく崩しにくく、スナップから人物、日常風景まで35mmを一本で使いやすくなっています。
F1.5では被写体との距離によって背景を整理でき、絞れば周囲まで含めた35mmらしいスナップにも切り替えられます。0.5mまで近づけるため、ライブビューやEVFを利用できる環境なら、通常のレンジファインダー連動範囲より一歩踏み込んだ撮影も可能です。
一方、開放では周辺光量低下が大きく、0.7mより近距離では距離計が連動しません。古典的な収差そのものを描写として楽しみたいならNOKTON classic 35mm F1.4 IIという別の選択肢もあります。
Vintage Lineという外観に、両面非球面レンズを使った現代的な光学系を組み合わせ、35mm F1.5をわずか188gに収めた一本。クラシックな外観とクラシックな描写を同じものと考えず、「小型なMマウントレンズで現代的な35mm F1.5を使いたい」という人にこそ、本レンズの設計が意味を持ちます。
著者

ONE SCENE 編集部
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販売中の中古商品
ECサイトの販売情報
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本体の買取額:66,000円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Voigtlander |
| タイプ | 広角 |
| マウント | LEICA Mマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Voigtlander NOKTON Vintage Line35mmF1.5Aspherical Type I VM (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 35mm | 35mm | 35mm | 35mm | 35mm | 28mm |
| F値 | F1.5〜16.0 | F2.0〜16.0 | F2.0〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 | F2.0〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 50.0cm | 70.0cm | 58.0cm | 70.0cm | 70.0cm | 70.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 12枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 |
| 重量 | 188g | 230g | 210g | 189g | 189g | 244g |
| 発売日 | 2022/11/24 | 2021/07/01 | 2021/03/19 | 2019/06/12 | 2019/06/12 | 2008/08/05 |
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