
Canon TS-E 24mm F3.5L
Canon EFマウント
1991/04/01発売
Canon TS-E24mm F3.5Lは、24mmの広角にティルト±8°・シフト±11mmのあおり機構を組み合わせたEFマウント用Lレンズです。ピント面の向きや遠近感を撮影段階で調整できるMF専用レンズで、建築や風景など、広い画角とあおり操作を組み合わせたい撮影に対応します。
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本体の買取額:57,750円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
24mmの広角とあおり機構を組み合わせたTS-Eレンズ
Canon TS-E24mm F3.5Lは、1991年4月に発売されたEFマウント用のティルト・シフトレンズです。焦点距離24mm、開放F3.5で、フォーカスはマニュアル操作となります。
レンズ構成は9群11枚、絞り羽根は8枚。最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は0.14倍で、72mmフィルターを採用しています。最大径78mm、全長86.7mm、重量570gです。
一般的な24mm単焦点との大きな違いは、光学系を傾ける「ティルト」と、光軸に対して平行移動させる「シフト」が可能なことです。広い範囲を写す24mmの画角と組み合わせることで、ピント面や遠近感を撮影時に調整できます。
ティルト±8°・シフト±11mm|ピント面と構図をレンズ側で調整
ティルトは±8°の範囲で操作できます。通常のレンズでは撮像面とピント面は基本的に平行ですが、レンズを傾けることでピント面の向きを変えることができます。
例えば手前から奥へ広がる被写体では、絞りによって被写界深度を確保するだけでなく、被写体の配置に合わせてピント面を傾けるという方法を選べます。逆方向へティルトさせ、ピントの合う範囲を意図的に限定することも可能です。
シフトは±11mmの範囲で操作できます。建築物などを撮影するとき、カメラを上向きにすると垂直線が上へ向かって収束して見えることがありますが、シフトを使えばカメラの姿勢を保ちながら写る範囲を上下へ移動できます。
24mmという広角との組み合わせにより、建築物や室内など広い範囲を収めながら遠近感を調整したい撮影で、通常の広角レンズとは異なる構図設計が可能です。
研削非球面レンズとフローティング機構を採用
光学系では第1レンズに研削非球面レンズを採用しています。キヤノンは、近距離域での収差を補正するフローティング機構と組み合わせ、撮影距離の変化に対応する設計としています。
最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は0.14倍です。マクロ撮影を目的とした仕様ではありませんが、24mmの広い画角を保ちながら被写体へ30cmまで近づくことができます。
また、電子制御のEMD(電磁絞り)ユニットを搭載しています。あおり機構を備えた特殊レンズですが、ノーマル位置ではEOSシステムによるAE撮影にも対応します。
購入前に知っておきたいこと|MF専用とレボルビング機構
TS-E24mm F3.5Lはマニュアルフォーカス専用で、AFには対応していません。ピント位置だけでなく、必要に応じてティルト量やシフト量も撮影者が調整することになります。
レボルビング機構も備えており、レンズ全体を回転させることであおり操作を行う方向を変更できます。キヤノンの取扱説明書では、-90°、0°、+90°でロックし、30°ごとにクリックが設けられています。
一方、初代ではティルトとシフトの相対方向そのものを自由に変更することはできません。この部分は、後継のTS-E24mm F3.5L IIで大きく変更されたポイントです。
また、あおり操作を行った状態ではカメラの測光値に影響が出る場合があります。通常の広角単焦点とは異なり、ピント、あおり量、構図、露出を確認しながら使用することが基本となります。
TS-E24mm F3.5L IIとの違い|あおり操作と近接性能を拡張
2009年6月には後継のTS-E24mm F3.5L IIが発売されました。焦点距離24mmという基本部分は共通していますが、光学系とあおり機構は大きく更新されています。
初代は9群11枚、ティルト±8°、シフト±11mm、最短撮影距離0.3m、最大撮影倍率0.14倍、72mmフィルター、78×86.7mm、570gです。
II型は11群16枚となり、ティルトは±8.5°、シフトは±12mmへ拡大。最短撮影距離は0.21m、最大撮影倍率は0.34倍となり、82mmフィルター、88.5×106.9mm、780gという仕様です。
さらにII型では、ティルトとシフトの移動方向を直交から平行まで0~90°の範囲で設定できる「TSレボルビング」を採用しています。初代では固定されていた両機構の相対関係を、撮影目的に合わせて変更できるようになりました。
光学系にも大口径高精度ガラスモールド非球面レンズ1枚とUDレンズ3枚を採用し、SWCによる反射対策も追加されています。
どんな撮影に向く?|24mmで基本的なあおり操作を使いたい場合に
TS-E24mm F3.5Lの中心となる特徴は、24mmの広角でティルト±8°・シフト±11mmを利用できることです。建築や室内、風景など、広い範囲を収めながらピント面や遠近感を撮影時に調整できます。
後継II型ではあおり量や近接性能が拡張され、TSレボルビングによってティルトとシフトの組み合わせも自由になりました。その一方、初代は570gなのに対しII型は780gで、210gの重量差があります。
初代を中古で選ぶ場合には、II型の近接性能やあおり操作の自由度が必要か、それとも24mmで基本的なティルト・シフト機能を備えた570gの構成を重視するかが比較のポイントになります。
著者

ONE SCENE 編集部
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ECサイトの販売情報
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本体の買取額:57,750円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Canon |
| タイプ | その他 |
| マウント | Canon EFマウント |
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| 製品 | ![]() Canon TS-E 24mm F3.5L (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 24mm | 45mm | 90 | 50mm | 24mm | 90mm |
| F値 | F3.5〜22.0 | F2.8〜22.0 | F2.8〜32.0 | F1.4〜16.0 | F3.5〜22.0 | F2.8〜45.0 |
| 最短撮影距離 | 30.0cm | 40.0cm | 50.0cm | 45.0cm | 21.0cm | 39.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 8枚 | 8枚 | 8枚 | 9枚 | 8枚 | 9枚 |
| 発売日 | 1991/04/01 | 1991/04/01 | 1991/04/01 | 2008/06/14 | 2009/06/12 | 2017/12/22 |
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