
Nikon Ai Micro-Nikkor 105mm F2.8S
Nikon Fマウント
Nikon AI Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sは、105mm F2.8の中望遠と最大0.5倍の近接撮影を組み合わせたFマウントのマニュアルフォーカスマイクロレンズです。単体では最短撮影距離0.41m・最大撮影倍率0.5倍に対応し、別売りのAIオート接写リングPN-11を組み合わせることで1倍を超える撮影倍率まで拡張できます。
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本体の買取額:17,850円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
AI Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sとは|105mm F2.8を接写から一般撮影まで使うMFマイクロレンズ
AI Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sは、ニコンFマウントのマニュアルフォーカスマイクロレンズです。105mm F2.8の中望遠レンズとして無限遠まで使用でき、単体で最大0.5倍の近接撮影にも対応。ニコンも接写・複写だけでなく、一般撮影にも使用できるマイクロレンズとして位置づけています。
ニコンの105mmマイクロレンズは、1970年のベローズ用105mm F4から始まり、1975年にはヘリコイドを備えて単体で1/2倍まで撮影できるMicro-Nikkor 105mm F4へ発展しました。その流れを受け、本製品では開放F値をF2.8へ明るくするとともに光学系を新設計。1984年に登場し、その後のAF 105mm F2.8マイクロの設計にもつながったモデルです。
特徴①|105mmで撮影距離を確保しながら最大0.5倍まで接写
単体での最短撮影距離は0.41m、最大撮影倍率は0.5倍です。105mmという中望遠の焦点距離を採用することで、標準域のマイクロレンズより被写体との距離を取りながら近接撮影を行えることが、このシリーズの特徴です。
レンズ構成は9群10枚、絞り羽根は7枚。無限遠では焦点距離105mmですが、近距離では内部の光学系を移動させることで、最短撮影距離0.41m時の焦点距離は82mmとなります。単純にレンズ全体を繰り出すだけではなく、近距離撮影を考慮した光学設計が採用されています。
また、開放F値はF2.8で、無限遠までフォーカスできるため、接写専用ではありません。近接撮影から中望遠域の一般撮影まで、フォーカスリングを使って連続的に撮影距離を変えられる構成です。
特徴②|PN-11を追加すれば1/2倍を超える領域まで拡張できる
レンズ単体での最大撮影倍率は0.5倍ですが、専用アクセサリーとしてAIオート接写リングPN-11が用意されています。PN-11をレンズとボディの間へ装着すると、レンズ単体の1/2倍からさらに倍率を高め、最大1/0.88倍までの撮影が可能です。
PN-11使用時の最短撮影距離は0.37mで、レンズの自動絞り機構も維持されます。AI方式の対応ボディとの組み合わせでは、開放F値をセットし直すことなく開放測光を利用できる設計です。
一方、後の105mmマイクロレンズのようにレンズ単体で等倍撮影できるわけではありません。0.5倍を超える倍率が必要かどうか、必要な場合にPN-11を含めたシステムで運用するかが、このレンズを選ぶ際のポイントになります。
購入前に知っておきたいこと|非CPUのMFレンズとしてボディとの組み合わせを確認
AI Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sは、AF機構やCPUを搭載しないマニュアルフォーカスレンズです。そのため、Fマウントだからすべてのニコン一眼レフで同じ機能が使えるわけではなく、使用するボディによって測光や露出モードなどの対応が変わります。
特にデジタル一眼レフでは、非CPUレンズへの対応状況が機種によって異なります。対応ボディではレンズ情報を手動登録することで測光などを利用できる場合がありますが、非CPUレンズへの対応が限定される機種もあります。購入時は、使用予定ボディの説明書やニコン公式のレンズ組み合わせ情報でAI-S方式のMFレンズへの対応を確認する必要があります。
Zマウントカメラで使用する場合は、FTZまたはFTZ IIなどのマウントアダプターを介した使用となります。レンズ自体がMF仕様のためAFにはならず、ボディ側で利用できる測光や撮影補助機能についても、使用するカメラとアダプターの公式互換情報を確認しておくことが重要です。
また、近接撮影では撮影倍率が上がるほど実効F値が変化します。レンズ鏡筒には撮影倍率に応じた露出倍数を確認するための情報も備えられており、現代のCPU内蔵マクロレンズとは操作方法が異なる点も理解しておきたいところです。
後のAF 105mmマイクロとの違い|0.5倍のMFモデルを選ぶ意味はどこにある?
本製品の後に登場したAI AF Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sでは、AFへの対応だけでなく、レンズ単体で最大1倍の等倍撮影が可能になりました。ニコンの開発資料によれば、このAFモデルはAI Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sをベースに改良され、1/2倍から1倍への高倍率化と繰り出し量の短縮を目標として設計されています。
そのため、最大撮影倍率やAFの利便性を優先するなら、後のAF 105mm F2.8系には明確な機能上の利点があります。本製品を選ぶ理由は、後継より高倍率だからではなく、105mm F2.8という仕様をAi-S世代のMF操作と絞り環を備えたレンズとして使える点にあります。
さらに、単体では0.5倍までという仕様も選択時の重要な違いです。花や小物などを必ず等倍まで拡大して撮影したい場合は、PN-11を追加するか、単体で等倍に対応した後の105mmマイクロを選ぶ方がシステムは単純になります。一方、0.5倍までの近接撮影と一般撮影を中心に、フォーカスリングと絞り環によるMF操作を重視する場合には、本製品固有の選択理由が残ります。
どんな撮影に向く?|105mmの撮影距離とMF操作を重視する近接撮影へ
AI Micro-Nikkor 105mm f/2.8Sは、被写体へ極端に近づかずに接写したい場合や、フォーカスリングを使ってピント位置を細かく決めたい撮影に向いた構成です。105mmの中望遠域と最大0.5倍の撮影倍率を組み合わせているため、花や小物、複写などの近接撮影だけでなく、無限遠を含む一般撮影にも使用できます。
一方、レンズ単体で等倍撮影したい場合やAFを必要とする場合は、後の105mmマイクロレンズも比較対象になります。手ブレ補正も搭載していないため、近接撮影時のブレ対策をレンズ側に求める用途とも方向性が異なります。
このレンズを選ぶ軸は、最大撮影倍率だけではありません。105mm F2.8、0.5倍までの近接性能、515gの鏡筒、そしてAi-S世代のMF・絞り環操作をひとつのシステムとして使いたいかどうかが、後のAF・等倍対応モデルとの違いになります。
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製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Nikon |
| タイプ | その他 |
| マウント | Nikon Fマウント |
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