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Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 VM [ライカM用]
LEICA Mマウント
2009/06/29発売
F1.1の大口径を428gの鏡筒に収めた、ライカM互換VMマウントのMF標準レンズ。6群7枚という比較的シンプルな光学系で50mm F1.1を実現し、距離計連動機構も搭載しています。後年の非球面レンズを採用したNOKTON 50mm F1.2やF1とは異なる世代に属し、2009年当時に大口径50mmを現実的なサイズと価格で提供したことに意味のある一本です。
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本体の買取額:63,600円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
2009年に登場したF1.1の大口径NOKTON
Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 VMは、ライカMマウント互換のVMマウントを採用した大口径MF標準レンズです。2009年6月に登場し、約10年間販売されたのち2019年11月に生産終了となりました。
最大の特徴は、50mmでF1.1という開放値です。登場時のMマウントにはLeica NOCTILUX-M 50mm F0.95 ASPH.というさらに明るい選択肢もありましたが、NOKTONは希望小売価格12万5,000円という設定でF1.1を実現しました。
全長57.2mm、重量428gと、大口径ながらレンジファインダーシステムで扱えるサイズに収められています。現在のNOKTON 50mm F1やF1.2へ続く、コシナ製VMマウント大口径50mmの初期を代表するモデルです。
特徴①|6群7枚のシンプルな構成で実現した50mm F1.1
光学系は6群7枚。後年のNOKTON 50mm F1.2 Asphericalや50mm F1 Asphericalとは異なり、メーカーの公式仕様には非球面レンズや特殊低分散ガラスの採用は記載されていません。
焦点距離は50mm、開放F値はF1.1、最小絞りはF16。画角は45.9度で、フルサイズのイメージサークルに対応します。
F1.1まで開けられることで、低照度下でも光量を確保しやすくなります。また撮影距離と背景との位置関係を調整すれば、50mmでも被写界深度を浅くした撮影が可能です。
ただし、後年の非球面を積極的に採用した大口径NOKTONとは設計世代が異なります。F1.1という数字だけではなく、2009年の設計による大口径50mmとして考えることが、このレンズを理解するうえで重要です。
特徴②|428gに収めたレンジファインダー用大口径50mm
最大径は69.6mm、全長57.2mm、重量は428g。フィルター径は58mmです。F1.1の大口径ながら、一眼レフ用の大口径標準レンズとは異なるコンパクトなシステムを構成できます。
絞り羽根は10枚。フォーカスはMFで、高精度の距離計連動機構を搭載しています。距離計連動範囲は無限遠から1mまでです。
通常の58mmねじ込み式フィルターにも対応しています。大口径レンズでありながら、特殊なフィルターホルダーなどを必要とせず一般的なフィルターを使用できる点は実用上扱いやすい部分です。
標準フードも付属し、別売のLH-7も用意されました。ただしコシナはBESSAシリーズでLH-7を使用すると距離計窓を遮る可能性があるとしており、使用するカメラによってフードとの組み合わせにも注意が必要です。
購入前に知っておきたいこと|最短撮影距離は1m
本製品で特に確認しておきたいのが、最短撮影距離1mという仕様です。距離計連動も無限遠から1mまでで、後年のNOKTON 50mm F1.2 Aspherical VMの70cmより長くなっています。
人物やスナップをある程度の距離から撮影する用途では問題になりにくい一方、テーブルフォトなど被写体へ近づきたい撮影では制約になります。大口径による浅い被写界深度を近距離で積極的に利用したい場合にも、1mという最短距離を考慮する必要があります。
電子接点、AF、レンズ内手ブレ補正は搭載していません。VMマウント対応のレンジファインダーカメラでは距離計を利用し、ミラーレスカメラへアダプター装着する場合は拡大表示などボディ側のMF支援機能を利用する使い方になります。
またメーカーは防塵・防滴構造を公称していません。生産開始から時間が経過している製品でもあるため、中古では光学系だけでなく、距離計連動、ヘリコイド、絞りリング、10枚の絞り羽根など機械部分の状態も確認しておきたいところです。
50mm F1.2との違い|明るさだけならF1.1、総合バランスなら後発モデル
現在中古で比較しやすいのが、後年に登場したNOKTON 50mm F1.2 Aspherical VMです。F1.1とF1.2という開放値だけを見ると本製品の方がわずかに明るいものの、両者の違いはそれだけではありません。
| 製品 | |||
|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 50mm | 50mm | 50mm |
| F値 | F1.1〜16.0 | F1.2〜22.0 | F1.2〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 100.0cm | 70.0cm | 70.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 10枚 | 12枚 | 12枚 |
| 重量 | 428g | 347g | 322g |
| 発売日 | 2009/06/29 | 2018/09/13 | 2025/05/23 |
50mm F1.1は6群7枚、10枚絞り、最短1m、69.6×57.2mm・428gです。初代50mm F1.2 Asphericalは2枚の両面非球面レンズを含む6群8枚、12枚絞り、最短70cm、63.3×49mm・347gとなっています。
つまり後発のF1.2は開放値こそわずかに小さくなりますが、81g軽く、鏡筒も小さく、さらに30cm近くまで寄れます。50mm F1.2 Aspherical II VMでは重量が322gまで軽くなっており、実用上の扱いやすさでは世代差が明確です。
さらに明るさを求めるなら、2022年登場のNOKTON 50mm F1 Aspherical VMがあります。こちらは7群9枚、F1、最短90cm、73.6×55mm・484gで、研削非球面レンズとフローティング機構を採用しています。
そのためF1.1を現在選ぶ理由は、単純に「F1.2より明るいから」だけではありません。後発モデルとは異なる2009年世代のシンプルな光学構成を持つ大口径NOKTONを使いたいか、そして中古での価格差をどう評価するかが重要になります。
どんな撮影に向く?|初期の大口径NOKTONを楽しみたい人へ
NOKTON 50mm F1.1 VMが向いているのは、ライカM互換のレンジファインダーで大口径50mmを使い、F1.1という開放値をMFで扱いたい撮影者です。
428gという重量は現在の50mm F1.2より重いものの、F1クラスの大口径標準レンズとしては持ち歩けるサイズに収まっています。58mmの一般的なフィルターを使用できるため、大口径だからといって特殊な運用を必要としない点も特徴です。
一方、最短1mという制約があり、後発のF1.2はより小さく軽量です。純粋な携行性や近接性能を優先するなら、50mm F1.2 Aspherical系の方が合理的な選択になります。
6群7枚というシンプルな構成でF1.1を実現し、2009年から約10年間にわたって販売された大口径NOKTON。最新世代とスペックだけで競うのではなく、現在の50mm F1/F1.2へつながるコシナ製大口径VMレンズの一世代として選ぶ意味のある一本です。
著者

ONE SCENE 編集部
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ECサイトの販売情報
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:63,600円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | COSINA |
| タイプ | 標準 |
| マウント | LEICA Mマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Voigtlander NOKTON 50mm F1.1 VM [ライカM用] (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 50mm | 50mm | 50mm | 40mm | 40mm | 40mm |
| F値 | F1.1〜16.0 | F1.5〜16.0 | F1.5〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 100.0cm | 90.0cm | 70.0cm | 70.0cm | 70.0cm | 50.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 |
| 重量 | 428g | 250g | 293g | 175g | 175g | 315g |
| 発売日 | 2009/06/29 | 2010/01/17 | 2013/06/30 | 2004/04/10 | 2004/04/10 | 2017/11/22 |
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