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![Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM [ライカM用] Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM [ライカM用]](https://img.one-scene.com/uploads/lens/photo/qe/cU/8E/square_with_white_background_medium_qecU8E.jpg?1790739832)
Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM [ライカM用]
LEICA Mマウント
2010/01/17発売
Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 ZMは、1930年代のSonnar 50mm F1.5を現代のZMマウント用として再構成した大口径標準レンズです。4群6枚という少ないレンズ構成でF1.5を実現しながら、全長45mm・250gに収めたコンパクトさが特徴で、開放付近と絞った状態で描写特性が変化するクラシカルな設計を持っています。
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本体の買取額:72,450円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
1930年代のSonnar 50mm F1.5を現代のMマウントで使う
Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 ZMは、2006年に登場したライカMマウント互換のZMマウント用標準単焦点レンズです。50mm F1.5という大口径ながら、4群6枚というシンプルな光学系によって全長45mm、重量250gというコンパクトなサイズを実現しています。
そのルーツは、Contax II用として使われたクラシックなSonnar 50mm F1.5にあります。ZEISS自身が本レンズを、当時最も明るい標準レンズだったクラシックSonnar 1.5/50を現代の技術で再構成したレンズと位置づけています。
「C Sonnar」のCは、このクラシックな設計思想とコンパクトさを象徴するものです。現代的な50mmのように開放から収差を徹底的に抑える方向ではなく、Sonnarという歴史的な光学設計の性格を残しながら、T*コーティングなど現代の技術を組み合わせたことが本レンズのHistorical Valueです。
特徴①|50mm F1.5を4群6枚・250gで成立させたSonnar設計
光学系は4群6枚。50mm F1.5という明るさに対して構成枚数が少なく、最大径56mm、全長45mm、重量250gに収まっています。大口径50mmをM型カメラと組み合わせても、レンジファインダーらしいコンパクトなシステムを維持しやすいサイズです。
焦点距離は50mm、対角画角は45.7度。開放F1.5なら光量を確保できるだけでなく、撮影距離によっては浅い被写界深度を利用して主題と背景を分離できます。絞りは1/3段刻みでF16まで設定できます。
ZEISSは、本レンズについて開放付近と絞った状態で異なる性格を持つことを前提にしています。特に人物や感情を重視した写真、物語性のある写真などにSonnarの特性を活かし、記録性や技術的な正確さを求める撮影では絞って使うことを推奨していました。
第三者による実写テストでも、開放では球面収差などの影響が残り、絞ることでコントラストや解像性能が大きく改善していくことが確認されています。F1.5というスペックだけでなく、絞りによる描写変化まで含めて使うタイプの50mmです。
特徴②|T*コーティングと10枚羽根を組み合わせた現代のC Sonnar
クラシックSonnarをルーツに持ちながら、そのまま古いレンズを復刻したものではありません。ZEISSのT*反射防止コーティングを採用し、フレアやゴーストを抑えることも設計上の特徴とされています。
絞り羽根は10枚。開放付近では大きな背景ボケを利用しやすく、50mm F1.5というスペックを人物やスナップへ活かせます。ZEISSもavailable light、ポートレート、フォトジャーナリズムなどを本レンズの用途として挙げています。
一方、現代の高性能50mmと同じ評価軸だけで見るレンズではありません。第三者テストではF1.5で像面湾曲や球面収差などが確認され、近距離での性能も新しいフローティング機構搭載レンズなどとは異なります。
それでもSonnar構成だからこそ、50mm F1.5を250gというサイズに収められています。現代的な収差補正を優先して大型化するのではなく、クラシックな光学構成とコンパクトさを維持すること自体が本レンズのCore Valueです。
購入前に知っておきたいこと|0.9mとフォーカスシフトを理解して使う
本レンズをM型レンジファインダーで使う際、特に理解しておきたいのがフォーカスシフトです。球面収差が残るレンズでは、絞りを変えると最もシャープになる位置が前後に移動することがあります。
C Sonnar T* 50mm F1.5 ZMは、このフォーカスシフトを持つことで知られています。レンジファインダーでは撮影レンズを通した像でピントを確認しないため、距離計で合わせた位置と実際の撮影画像の最良像面に差が生じる場合があります。
ZEISS自身もこの性質を認識しており、F2.8より絞ることで影響が小さくなると説明していました。F1.5付近を多用する場合には、使用する個体の調整状態と、実際のボディとの組み合わせでピント傾向を把握しておくことが重要です。
最短撮影距離も0.9mです。0.7mまで連動するMマウント50mmも多いため、人物の顔や小物へ近づいて撮影したい場合には制約になります。最大撮影倍率も1:15に留まり、近接撮影を重視したレンズではありません。
MF専用で、電子接点、AF、レンズ内手ブレ補正機構もありません。中古で購入する際には光学状態だけでなく、レンジファインダーでF1.5を使用するなら距離計とのピント精度も確認したいレンズです。
Planar T* 50mm F2 ZMとの違い|正確さか、Sonnarの描写変化か
同じZEISS ZMシリーズにはPlanar T* 50mm F2 ZMがあります。C Sonnarが50mm F1.5、Planarが50mm F2なのでSonnarの方が約2/3段明るい一方、両者の違いは開放F値だけではありません。
Planar T* 50mm F2 ZMも4群6枚ですが、対称性の高いPlanar型を採用しています。ZEISSは高い解像力、画面全体にわたる高画質、優れたフレアコントロールを特徴としており、オールラウンドな撮影やドキュメンタリー用途を想定しています。
最短撮影距離にも差があります。C Sonnarは0.9m・最大撮影倍率1:15なのに対して、Planarは0.7m・1:12。Planarの方が被写体へ20cm近づけるため、通常のM型カメラが持つ0.7mの距離計連動範囲を活用できます。
一方、C Sonnarは250g、Planarは230gで重量差はわずかです。Sonnarを選ぶ理由は軽量性だけではなく、F1.5の明るさとクラシックSonnarに由来する開放付近の光学特性にあります。
現代的な基準で均一な性能や扱いやすさを優先するならPlanarの方が設計思想に合っています。それでもC Sonnarを選ぶCurrent Valueは、約90年前に成立したSonnar 50mm F1.5という考え方を、現代のT*コーティングと精密なMマウント鏡筒で使えることにあります。
どんな撮影に向く?|F1.5の描写変化まで含めて50mmを使いたい人へ
C Sonnar T* 50mm F1.5 ZMが向いているのは、M型カメラで小型な大口径50mmを使いながら、開放付近と絞った状態の描写変化も撮影表現として利用したい人です。50mm F1.5を250gで持ち歩けるため、人物や日常のスナップ、光量の少ない場所での撮影にも組み込みやすくなっています。
特にF1.5付近では、最新の高性能50mmとは異なる光学特性が残ります。第三者テストでは球面収差や像面湾曲などが確認される一方、絞ることで解像性能とコントラストが向上します。開放と絞った状態を同じレンズの中で使い分けられることが、このレンズの面白さです。
ただし、フォーカスシフトと0.9mの最短撮影距離は明確なTrade-offです。レンジファインダーでF1.5のピントを高い確率で合わせたい人には習熟が必要で、開放から正確な描写を求めるなら、より現代的な光学設計の50mmの方が扱いやすくなります。
C Sonnar T* 50mm F1.5 ZMは、クラシックレンズ風の外観だけを与えたレンズではありません。4群6枚のSonnar構成とF1.5、それに伴う光学的な性格まで現代に引き継いだ50mmです。その特性を欠点として消すのではなく、理解したうえで撮影へ取り入れたい人にこそ選ぶ理由があります。
著者

ONE SCENE 編集部
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ECサイトの販売情報
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本体の買取額:72,450円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Carl Zeiss |
| タイプ | 標準 |
| マウント | LEICA Mマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Carl Zeiss C Sonnar T* 50mm F1.5 ZM [ライカM用] (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 50mm | 50mm | 50mm | 40mm | 40mm | 40mm |
| F値 | F1.5〜16.0 | F1.1〜16.0 | F1.5〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜16.0 | F1.4〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 90.0cm | 100.0cm | 70.0cm | 70.0cm | 70.0cm | 50.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 | 10枚 |
| 重量 | 250g | 428g | 293g | 175g | 175g | 315g |
| 発売日 | 2010/01/17 | 2009/06/29 | 2013/06/30 | 2004/04/10 | 2004/04/10 | 2017/11/22 |
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