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定額買取
PENTAX smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic
PENTAX Kマウント
2023/06/09発売
30年以上愛されたsmc PENTAX-FA 50mm F1.4のコーティングを一新して発売されたHD PENTAX-FA 50mmF1.4。それと同時に、長く愛されたPENTAX 50mmの良さ、虹色フレアにスポットを当ててチューニングされたレンズ、smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicも発売されました。同じsmcならリネームされただけで再販?そんな声も聞こえてきましたが、実際はどうなのでしょう。新発売されたsmc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicを見ていきましょう。
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本体の買取額:28,500円(定額)
著者: enoF
新発売のsmc PENTAX-FA 50mmF1.4
まず、smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicは新発売のレンズです。
30年以上前に発売されたsmc PENTAX-FA 50mm F1.4と比較すると「Classic」という文字が付け加えられただけに見えます。確かに基本的な光学設計はsmc PENTAX-FA 50mm F1.4のものが引き継がれています。
さらにデザインもほぼ30年前と同じ。外見でどちらがsmc PENTAX-FA 50mm F1.4で、どちらがClassicかを見分けるのはかなり困難です。印字されている文字に違いがあるぐらいで、デザインはほぼ同じとなっています。なお、HD PENTAX-FA 50mmF1.4については緑リングが装飾されているので、こちらはすぐにわかるでしょう。
ただ、レンズを見るとすぐに違いがわかります。smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicは30年前とおなじsmcというコーティング技術が使われていますが、「虹色フレア」を意図的に再現するためにチューニングされたsmcとなっています。それによって、レンズの反射が違うので、前玉からレンズ内を見ると反射する光の色に違いを見て取れます。
もちろん写真にもその違いは「虹色フレア」という形で現れるので、smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicが新発売のレンズであるということがすぐに分かります。
新しいsmcの特徴、HDとの違いとは
smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicは前述の通り、「虹色フレア」にこだわったレンズです。
PENTAX 50mm単焦点レンズの歴史は1964年にまで遡ります。当時はPENTAXではなく旭光学工業という社名で、レンズもSuper-Takumar 50mm F1.4という名称でした。
Super-Takumar 50mm F1.4は、一眼レフ用レンズとして、当時は珍しい50mmの明るいレンズということで注目を集めましたが、フレアやゴーストが強めに出る傾向にあり、フレアが「虹色」になることでも注目されるレンズでした。フレアやゴーストは忠実な被写体再現を求めるカメラマンからは嫌われますが、写真の「味」として作品に取り入れる場合もあります。
smcというコーティング技術は、このSuper Takumarの弱点とも特徴とも言える、逆光撮影時のフレアやゴーストを抑えるために開発された技術です。
フレアやゴーストはレンズ内で光が反射することで発生します。この反射を抑えるためにレンズにコーティングを施しますが、従来、2層膜であったコーティングを7層まで増やすことに成功したのがsmcという技術です。そして、それを更に進化させ、より高精度に9層までコーティング可能としたのがHDという技術です。
Super-Takumarからsmc PENTAX、HD PENTAXと進化することで逆光耐性は格段に高まりました。しかし、先程も書いたように、Super Takumarの「虹色フレア」を好むカメラマンも多く、そこに着目して発売されたレンズがsmc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicです。
虹色フレアのコントロール法
smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicは虹色フレアを楽しむために特殊なチューニングがレンズコーティングに施されています。smcによって、余計なゴーストを抑えつつ、Super-Takumarの特徴だった虹色フレアをくっきりと発生させます。
ただし、虹色フレアを発生させるには条件があります。当然ですが、まず逆光で撮影することが条件です。そしてF2以下のF値で撮影した方がより美しい虹色フレアを発生させることができます。
レンズは、絞りを小さく、つまりF値を大きくすることでフレアやゴースト、その他の収差などは目立たなくなるので、よりはっきりと虹色フレアを発生させるにはできるだけF値を小さくする必要があります。
しかし、日中にF値を小さくしすぎるとシャッタースピードもはやくしないと露出過多になるので、減光フィルターでシャッタースピードを確保する必要が出てきます。そのため、smc PENTAX-FA 50mmF1.4 ClassicにはNDフィルターが付属していて、その分、HD PENTAX-FA 50mmF1.4よりも価格設定が高くなっています。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- ゴーストやフレアが好きなので、積極的に使いたくなるレンズ
- CLASSICは旧型と同じかと思ったが、しっかりとリニューアルされている
- NDフィルターが付属なので露出調整しやすい
- 虹色フレアは出るのにゴーストは抑えられてて面白い
- コーティングの重要性を教えてくれるレンズ
古き良きを再現しつつ、最新技術で味付けするPENTAXレンズに高評価が集まっています。
■ ネガティブレビュー
- HDよりも高い価格設定なのが悩みどころ
- 外装デザインがオールドライクというより安っぽく感じる
- パープルフリンジがやや気になる
- FA50を再販すれば良いのではと思った
- Super-Takumarのデザインにすればよかったのでは
パープルフリンジについては、撮影条件によってはやはり気になる収差となっているようです。
まとめ
smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicは6群7枚のクラシックなレンズ構成によって、最新のレンズでは表現しづらい柔らかい描写を持ちつつ、そこに「虹色フレア」という味付けがされたレンズです。
smc PENTAX-FA 50mmF1.4と、HD PENTAX-FA 50mmF1.4、smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicは兄弟とも言えるレンズですが、それぞれ特徴に違いがあります。
smc PENTAX-FA 50mmF1.4の後継としてはHD PENTAX-FA 50mmF1.4を購入すれば、最新の技術でより収差やゴースト、フレアを抑えた写真を撮ることができます。一方でsmc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicを購入するとSuper-Takumarを回顧させるような虹色フレアを楽しむことができます。
好みにあわせた選択肢で楽しめる、PENTAXならではのリニューアルレンズとなっています。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
単焦点レンズ > 標準
PENTAX smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic
新品: 48,255円 / 中古: 46,800円
新品: 54,313円 / 中古: 39,800円
新品: 54,313円 / 中古: 39,800円
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本体の買取額:28,500円(定額)
製品情報
カテゴリ | 単焦点レンズ |
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メーカー | PENTAX |
タイプ | 標準 |
マウント | PENTAX Kマウント |
関連製品
製品 | PENTAX smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic (本製品) | |
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価格 | 新品: 48,255円 中古: 39,800円 | 新品: 49,320円 中古: 37,480円 |
焦点距離 | 50mm | 50mm |
F値 | F1.4〜22.0 | F1.4〜22.0 |
最短撮影距離 | 45.0cm | 45.0cm |
絞り羽根枚数 | 8枚 | 8枚 |
重量 | 216g | 223g |
発売日 | 2023/06/09 | 2023/06/09 |