1億超えの画素数で描き出す最高画質
FUJIFILMはいち早くミラーレス一眼の製造、販売に乗り出したブランドです。現在は使いやすいエントリー機や中級機が揃う「Xシリーズ」と高画質な中判サイズ「GFXシリーズ」の2つのラインナップに分かれています。
特にGFXシリーズは、FUJIFILMが長年培ってきた中判フィルムカメラの技術を取り入れ、ミラーレス一眼とは思えない高画質を実現しているところが特徴。どのような環境でも安心して使えるプロユースな1台が揃っています。そんなGFXシリーズの最新作が「GFX100」です。有効画素数1億超えが話題となり、多くのプロカメラマンからも注目されている一台。FUJIFILMの大きな魅力である豊かな色彩表現を最大限に生かすことができポートレートから風景撮影、フード撮影など用途に応じて使えます。
主な特徴
2019年6月に発売したばかりの「GFX100」。中判サイズの中でも上位機種の位置付けで、プロユースできる高性能な一台となっています。注目したい性能は、次の6つです。
1.脅威の有効画素数「約1億2百万画素」
フィルム時代から培ってきた中判レンズ技術をおしみなく取り入れることで、35mm判の約1.7倍の大きさを持つ対角55mmの「ラージフォーマットCMOSセンサー」を開発。有効画素数は約1億2百万画素で、一眼レフのフラッグシップ機を大きく上回る描写力を実現しています。環境に左右されることなく撮影できるのはもちろん、映し出される世界の美しさは虜になってしまうはず。
また、画像処理エンジンには第4世代のプロセッサー「X-Processor 4」を搭載し、FUJIFILMならではの鮮やか色彩表現を強力にバックアップしてくれます。
2.高速AFに5.5段階の手振れ補正を搭載
FUJIFILMの中判サイズ機種「GFX 50R」や「GFX 50S」には搭載されていない、5.5段階のボディ内手振れ補正が備わっています。上下左右の揺れだけでなく回転ブレや平行方向のブレにも強く、一瞬を逃せない撮影でもピントを外すことがない、鮮明な描写が可能に。
また、撮像素子にAFセンサーを埋め込む「像面位相差AF」となっており、現行機と比べてもピント合わせが高速でできるようになりました。「顔・瞳検出AF」の精度も各段にアップしており、ポートレート撮影時にとても便利です。
3.ハードユースに耐えられるボディ
GFX100は、プロユースを視野に入れた頑丈なボディとなっています。マグネシウム合金を使用した防塵・防滴・耐低温構造となっているボディは、過酷な環境下でも安心して使うことが可能。上位機種にふさわしい高級感のある使い心地で、思わず持ち歩きたくなります。
また、FUJIFILMのミラーレス一眼レフ初となる縦位置グリップ一体型となっており、縦横どちらの構図でも瞬時に構えて撮影することが可能です。
4.撮影のしやすさを確保するモニター群
GFX100には、背景モニターと天面モニターの2つが備わっています。撮影時に必要な情報を瞬時に確認できるため、どのような操作が必要なのかすぐに判断することが可能です。
また、背景モニター3方向のチルト式になっているだけでなくフレーミング時の邪魔にならないよう、欲しい情報をカスタム表示できるため、使いやすくなっています。
5.美しい色彩表現が楽しめる機能が満載
撮って出しの写真でも充分美しく、思わず息を呑んでしまうような色彩表現ができるのはFUJIFILMならでは。
フィルムメーカーとして培ってきた性能が詰まった「フィルムシミュレーション」は、撮りたい雰囲気に合わせて好みの色味へ近付けることができます。
特に、ポートレート撮影の仕上がりを格段にアップしてくれる「PRO Neg.Hi」や「PRO Neg.Std」は、表現しにくいナチュラルな肌色を忠実に再現してくれるので使ってみる価値あり。他にも、「エフェクト機能」や「ホワイトバランス調整機能」が付いており、好みの写真が撮影できます。
6.4K動画にも対応している
GFX100は、高画質な4K/30Pの動画に対応しているところも嬉しいポイントです。プロの現場でも使えるように、HDMIとSDカードへの同時出力にも対応しており、写真撮影に限らない幅広い表現が可能となっています。
おすすめの対応レンズ
GFX100の性能を思う存分生かすには、レンズ選びも重要となります。GFXシリーズは、FUJIFILMが展開しているGマウントレンズが使えます。Gマウントレンズはボディ同様、防塵・防滴・耐低温構造となっており、過酷な状況下でも安心して装着することが可能。
使いやすさを重視した標準ズームレンズなら「GF32-64mmF4 R LM WR」を選んでみましょう。使用頻度が高い画角を網羅できるため扱いやすく、これ1本あればポートレートから風景までさまざまな撮影が楽しめます。持ち歩きやすさを踏まえて単焦点レンズを選ぶ場合には、2019年9月に発売された「GF50mmF3.5 R LM WR」がおすすめ。Gマウントの中で最も軽い335gとなっており、スナップや日常風景など毎日撮影し続けたい人に向いています。
他にも使いやすい画角の「GF45mmF2.8 R WR」や「GF23mmF4 R LM WR」など魅力的な単焦点レンズが揃っているため、撮影したいシーンに合わせて選んでみてください。
ネット上のレビュー
「GFX100」の口コミを見てみると「圧倒的な高画質にビックリしてしまう」「どのような撮影シートでも使いやすく頼りになる」という声が目立ちます。
一方で、「価格が高いためなかなか購入できない」「手軽さはないため、使用するシーンを選ぶ」という声も。
本格的な撮影で使える一台や圧倒的な画素数が欲しい人にとっては、手放せなくなる一台のようです。
まとめ
発売当初から話題となった、ミラーレス一眼とは思えない1億2百万画素を実現した「GFX100」。圧倒的な画質に高性能を兼ね備えており、一度使うと虜になってしまうはず。
タフネスで高級感のあるボディは、どのようなシーンの撮影でも安心して使えます。長い間愛用できる頼りになる一台が欲しい場合や本格的な撮影に使える一台を探している人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
レンズマウント | |
---|---|
レンズマウント | FUJIFILM Gマウント |
撮像素子 | |
センサーサイズ | FUJIFILM G Format(43.8mm×32.9mm) |
有効画素数 | 10,200万画素 |
ダスト低減機能 | ○ |
映像エンジン | X-Processor 4 |
画像記録 | |
記録媒体 | SDカード
|
スロット数 | ダブルスロット
|
記録画素数 | [L]:<4:3> 11648×8736 /<3:2> 11648×7768 /<16:9> 11648×6552 /<1:1> 8736×8736 /<65:24> 11648×4304 /<5:4> 10928×8736 /<7:6> 10192×8736
|
画像ファイル | JPEG/RAW |
動画 | |
4K対応 | ○ |
記録サイズ | C4K(4096x2160):29.97p
|
記録形式 | MOV |
ライブビュー | |
フォーカス | インテリジェントハイブリッドAF(TTLコントラストAF/位相差AF) |
シャッター | |
シャッター速度 | 1/16000秒~60分 |
連続撮影速度 | 最高約5.0コマ/秒 |
露出制御 | |
測光方式/測光分割数 | TTL256分割測光 マルチ/スポット/アベレージ/中央重点 |
ISO感度 | 50〜102,400 |
AF | |
測距点 | |
ファインダー | |
視野率 | 100% |
倍率 | 約0.86倍 |
ストロボ | |
内蔵ストロボ | - |
液晶モニター | |
サイズ | 3.2インチ 236万ドット |
可動式 | チルト式液晶 |
I/F | |
インターフェース | USB Type-C、HDMIマイクロ |
無線LAN | |
Wi-Fi機能 | ○ |
ネットワーク | |
NFC | - |
Bluetooth | ○ |
防塵・防滴 | |
防塵・防滴 | ○ |
手ブレ | |
手ブレ補正機構 | ○ |
GPS | |
GPS | - |
電源 | |
撮影可能枚数(ファインダー) | 740枚 |
撮影可能枚数(ライブビュー) | 800枚 |
動画撮影可能時間 | [4K] 約100分 [Full HD] 約150分( バッテリー2個使用、顔検出OFF時) |
USB充電 | ○ |
使用電池 | 充電式バッテリー NP-T125(2個) |
サイズ・重量 | |
サイズ | EVF装着時(幅)156.2mm×(高さ)163.6mm×(奥行き)102.9mm / EVF非装着時(幅)156.2mm×(高さ)144.0mm×(奥行き)75.1mm |
重量 | 1,155g |
発売日 | |
発売日 | 2019年06月28日 |
製品情報
- カテゴリ
- ミラーレス一眼
- メーカー
- FUJIFILM
- タイプ
- プロモデル
- マウント
- FUJIFILM Gマウント
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価格 | 新品:1,274,330円〜 | 新品:835,000円〜 中古:567,427円〜 | 新品:439,780円〜 中古:269,500円〜 | 新品:376,002円〜 中古:289,800円〜 | 新品:310,000円〜 中古:253,000円〜 |
センサーサイズ | FUJIFILM G Format(43.8mm×32.9mm) | FUJIFILM G Format(43.8mm×32.9mm) | FUJIFILM G Format(43.8mm×32.9mm) | FUJIFILM G Format(43.8mm×32.9mm) | FUJIFILM G Format(43.8mm×32.9mm) |
有効画素数 | 10,200万画素 | 10,200万画素 | 5,140万画素 | 5,140万画素 | 5,140万画素 |
連続撮影速度 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約3.0コマ/秒 | 最高約3.0コマ/秒 | 最高約3.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | - | - | - |
手ブレ補正 | ○ | ○ | ○ | - | - |
撮影可能枚数 | 740枚 | 430枚 | 445枚 | 400枚 | 400枚 |
重量 | 1,155g | 821g | 819g | 690g | 740g |
発売年月 | 2019年06月 | 2021年02月 | 2021年09月 | 2018年11月 | 2017年02月 |
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センサーサイズ | FUJIFILM G Format(43.8mm×32.9mm) | フルサイズ(35.9×24mm) | フルサイズ(36.0×24.0mm) | フルサイズ(35.9×23.9mm) | フルサイズ(35.6×23.8mm) | フルサイズ(35.6×23.8mm) | マイクロフォーサーズ(17.4 mm × 13.0 mm) |
有効画素数 | 10,200万画素 | 5,010万画素 | 2,410万画素 | 4,571万画素 | 2,420万画素 | 2,420万画素 | 2,037万画素 |
連続撮影速度 | 最高約5.0コマ/秒 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約30.0コマ/秒 | 最高約120.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 | 最高約20.0コマ/秒 | 最高約60.0コマ/秒 |
4K対応 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
手ブレ補正 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
撮影可能枚数 | 740枚 | 430枚 | 620枚 | [パワーセーブ(静止画モード)]が[ON]の場合:約740コマ [パワーセーブ(静止画モード)]が[OFF]の場合:約700コマ | 500枚 | 480枚 | 870枚 |
重量 | 1,155g | 652g | 1,015g | 1,160g | 593g | 588g | 849g |
発売年月 | 2019年06月 | 2021年03月 | 2021年11月 | 2021年12月 | 2019年11月 | 2017年05月 | 2019年02月 |