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Jupiter-12 35mm F2.8

Jupiter-12 35mm F2.8

LEICA Lマウント

Jupiter-12 35mmF2.8は、フィルムカメラの時代より、その描写性能に反し、中古での実勢価格が低い事で知られていたレンズです。ただ、一般的な交換レンズに比べ、特異とも言える後玉のレンズ形状が、一眼レフに装着を試みた場合、その内部構造に干渉する為、事実上レンジファインダーカメラ専用のレンズとして楽しむような状況が長く続きました。しかし、デジタルミラーレス一眼の登場と、それに伴う多彩なマウントアダプターが発売される事で、干渉の問題の垣根が低くなり、このレンズを手に取るユーザーは増加している模様です。今回は、そんなJupiter-12 35mmF2.8の魅力や中古市場での価格帯、作例などをご紹介いたします。

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一眼レフ用では数少ない対称型レンズ構造を持つ、「ビオゴン型」の広角レンズ

Jupiter-1235mmF2.8+LEICAM4-P
Jupiter-1235mmF2.8+LEICAM4-P出典: flickr(@ Gary Pearce)
Kiev4/Jupiter-1235mmF2.8
Kiev4/Jupiter-1235mmF2.8出典: flickr(@ Jaroslav A. Polák)
ZORKI-4K/Jupiter-1235mmF2.8
ZORKI-4K/Jupiter-1235mmF2.8出典: flickr(@ Yan Tyazhlov)
ZORKI-4/Jupiter-1235mmF2.8
ZORKI-4/Jupiter-1235mmF2.8出典: flickr(@ darksida)
SONYα7ILCE-7/Jupiter-1235mmF2.8
SONYα7ILCE-7/Jupiter-1235mmF2.8出典: flickr(@ haru__q)

1.Jupiter-12の歴史と、一眼レフ用広角レンズ

1-a ビオゴン誕生

焦点距離35mmのビオゴンは、カール・ツァイスのルートヴィッヒ・ベルテレ(Ludwig Bertele)博士により35mmf/2.8のレンズとして1934年に設計されました。1934年版ビオゴンは設計のみでしたが、博士は1936年に改めてビオゴン35mmf/2.8を開発し、このレンズはツァイスにより1937年に発売されました。

博士は、ビオゴンの開発にあたり、自身の成功作であるゾナー(Sonnar)の構成を活かした広角レンズの開発を模索しました。ゾナーは50mm以上の焦点距離では良好な性能を発揮しましたが、画角を広げるにつれ、収差や歪曲が大きくなる傾向が認められました。しかし、その構成には多くの利点が存在しており、ゾナーの前群を絞り羽根を挟んで対称に配置し、前群の光学的な歪みを後群で補正する役割を持たせる事で良質な広角レンズの開発に成功します。このレンズは「ビオゴン」と命名され、その性能の良さから広く知れ渡る事となります。ビオゴンは、対称型のレンズ配置により、レンズマウント面より後玉が大きく飛び出している形状が特徴的なレンズでした。

1-b 終戦以降、ソビエト連邦内での派生型「BK-35」から「Jupiter-12」の誕生まで

やがて終戦を迎え、ドイツの敗戦により分断されたツァイスの技術がソビエト連邦内にも流れ込みます。1947年、ソ連のKMZ(ZORKI、ZENITシリーズのカメラ工場)はビオゴンの設計をベースとし、戦時賠償として供されたガラス素材を多用した「BK-35」というレンズを開発しました。レンズ銘の「BK」は「Biogon」の頭文字「B」と、工場の存在する地名「Красногорске(クラスノゴルスク)」の頭文字「K(К)」の組み合わせからの命名です。

しかし、BK-35はその名に「Biogon 」の由来を持つものの、1936年版ビオゴンが7枚のレンズから構成される事に対して、BK-35は6枚のレンズから構成されており、「クラスノゴルスクで製造されたビオゴン」と考えるよりも「クラスノゴルスクで改良されたビオゴン型のレンズ」といったニュアンスがふさわしいでしょう。

BK-35は戦後数年の間、製造されましたが、やがて使用ガラス素材の減少と、東西割譲時に東側ドイツから動員された光学技術指導者の帰還が始まったことでBK-35は改良され、Jupiter-12 35mmF2.8として誕生しました。このような経緯から、Jupiter-12は、レンズ設計のルーツとしてはビオゴンに由来しますが、厳密には、ビオゴンとは異なるレンズと言えるでしょう。

1-c 一眼レフのバックフォーカスと逆望遠レンズ

一眼レフはボディー内に設置されたミラーによって、レンズを通った光がファインダー及びフィルム(デジタルカメラでは撮影素子)に照射される構造により、撮影時のファインダー像と撮影結果が一致する事が最大の特長です。

その為、一眼レフは、ミラーを内蔵し、跳ね上げるスペースを確保する必要から、レンズ側の最後面と、カメラ側最前面であるフィルム面(事実上のカメラ側最前面はシャッター幕となりますが)との間には、一定の距離が必要となります。この距離(レンズ後面からフィルム面)はバックフォーカスと呼ばれています。

レンズ設計に於いて、望遠レンズ~標準レンズまでの設計では、比較的バックフォーカスに余裕を持って設計する事が出来ますが、その構造を基に、更に画角を拡げると、バックフォーカスは狭く(短く)なってしまい、一眼レフの場合、やがてレンズの後面とミラーが干渉してしまいます。

この為、ほとんどの一眼レフ用広角レンズは「逆望遠レンズ」と呼ばれるレンズ構成を採用し、この問題を解決しています。

読んで字の如く、望遠レンズをひっくり返したような構造の逆望遠レンズは、光学的には優れた構造でしたが、レンズ自体が大きくなる事や、近距離へのピントの移動に伴い、大きな収差や歪曲が発生する傾向が有りました。

1-d レンジファインダー用、一眼レフ用、それぞれの広角レンズ

マウント面からシャッター幕まで、内部に構造物を持たないレンジファインダーカメラの場合、広角はビオゴン型、標準はダブルガウス型、望遠はゾナー型のようなラインアップでも問題は有りませんが、バックフォーカスの問題から、一眼レフではビオゴン型の広角レンズは使えません。必然的に、一眼レフの広角レンズは逆望遠型で開発するという選択となりますが、逆望遠レンズの欠点を解消し、ビオゴン型にも負けない性能を持つ広角レンズをラインナップする事が、一眼レフの発展には必須だったとも言えるでしょう。

1-e 日本のカメラメーカーの挑戦

当時の日本には、多くのカメラメーカーが存在し、日本製カメラの評価は一定のレベルにまでは高まっていましたが、いわゆる「ライカの亜流」の範疇から抜け出せ切れないのも事実でした。この状況を打破すべく、日本のカメラメーカーは一眼レフによる勢力図の塗り替えという方針に舵を切ります。一説には、ライカM3の完成度の高さを目にした日本のカメラメーカーはこの時点でレンジファインダー機の開発を諦めたとか…。信憑性は定かではありませんが、この当時の状況を表しているエピソードとしては意外と事実に近い話のような気もします。

しかし、この勢力変化を実現するためには、前述の通り、充分に満足できる広角レンズをラインナップすることは急務とも言えるものでした。この状況下、日本のカメラメーカーは新しい技術を投入する事で、逆望遠レンズの欠点を解決し、魅力的な広角レンズのラインナップを目指します。これには様々な手法が試され、新しいレンズ素材や製法の確立、レンズ鏡筒内のフローティング機構の実用化などで、やがて、大きな成果を得る事になります。

ただ、これらの技術革新が極短期間に行われたという訳では無く、あのニコンですらNikon F用の交換レンズとしてビオゴン型に近い構造の広角レンズもラインナップに揃えていました。もっともこのレンズは、ミラーアップ(一眼レフをミラーを跳ね上げた状態で使用すること)専用のレンズで、焦点距離に応じた別体式ファインダーが用意されるという、ある意味では一眼レフの利点を大きく削ぎ落すとも言えるようなレンズでした。

1-f 消えかけたビオゴン型広角レンズと復活まで

各メーカーから魅力的な逆望遠型広角レンズが提供され、数々のシステマチックなアクセサリーも用意された事も有り、カメラの勢力図は一眼レフが主流となりましたが、それに伴い日本のメーカーからビオゴン型広角レンズが発売されることがほぼ無くなった時代がしばらくの間続きました。この時代、日本のメーカーの勢力は増大し、ライツ(ライカ)はミノルタとの協業や、生産拠点のカナダへの移動、ツァイスもヤシカ(後に京セラに吸収)との提携でCONTAXブランドの35mm一眼レフを開発するなど、ライツやツァイスにとって厳しい時代でもあったようです。

この後も、カメラの電子化は進み、AE化やAF化という大きな波がカメラ業界を覆います。やがてそのような状況が落ち着き、35mmフィルムカメラが円熟期とも思える時代にさしかかった1994年、京セラは「CONTAX G」シリーズを発売しました。

CONTAX Gシリーズは厳密にはレンジファインダーカメラには分類されませんが、これまで主流のレンズ交換式一眼レフでは無く、レンズ交換が可能なAFレンジファインダー型とも呼べるカメラでした。そして、そのミラーを持たない内部構造を持つカメラの交換レンズとして「ビオゴン」が復活したのです(同時に究極の対称型レンズとも呼べるホロゴンもリリースされていますが、ホロゴンに関する記述は割愛します)。

Gシリーズの開発経緯に関しては様々な意見があるようですが、ビオゴン型の広角レンズの利点をメーカーや開発者が認識していたからこそ、製品として発売された要素は少なからず存在すると思われます。

この後、コニカから「ヘキサーRF」や、コシナよりフォクトレンダーブランドの「ベッサシリーズ」が発売され、フィルムカメラからデジタルカメラへの流れが意識され始めた時代、国産レンジファインダーカメラが復活を迎えた事は興味深いところです。

1-g レンジファインダーカメラの人気再燃とJupiter-12

ヘキサーやベッサの登場により選択肢が増えたレンジファインダーカメラは多くのユーザーの心を掴み、写真やカメラを趣味とするコミュニティに於いても、一つのジャンルを形成するに至ったと言っても過言では無いでしょう。

そのような状況の中、ユーザーが選ぶレンジファインダー用広角レンズを選ぶ場合の選択肢としては

  1. 現行品や旧製品を含めた、「(西)ドイツ系のライカレンズ」
  2. コシナやリコーから発売された「国産系レンズ」
  3. Jupiter-12を始めとする、「ソ連系レンズ」
  4. その他、過去に発売された様々なメーカー製のいわゆる「中古(オールド)レンズ」

等が考えられるでしょう。

どの選択肢にも一長一短は有りますが、特に国産系レンズとソ連系レンズに関しては

  1. 価格面でのメリット
  2. 供給数のメリット
  3. 一定数のユーザーの存在による、評価や情報を得られるメリット

のメリットが有り、この三つのメリットは、レンズ選びを迷うユーザーにとって、大きな購入動機に繋がるのでは無いでしょうか。

正直、ライカ純正レンズは価格面でのハードルが高いのは否めないでしょうし、ユーザーがカメラ店の店頭で運命的に「巡り会った」オールドレンズは、ある意味で「一点もの」とも呼ぶべき存在で、情報量の少ない当時では、他方面からの評価や情報を探す難しさは現在の比では無かったでしょう。当時の雑誌やカメラ店からの情報、愛好家からの評判を参考とし、ある程度「現実的な」価格で、探す事に多くの手間や時間を消費しないという「手に入れやすい」という条件では、国産系レンズとソ連系レンズに分があるように思われます。

特にソ連系レンズは、何よりもその実勢価格の安さでレンジファインダーカメラの人気再燃のタイミングで、以前にも増して注目されました。レンズの性能を純粋に楽しむだけでは無く、国産系やライカ系との比較対象としても興味深く、「写真やカメラを楽しむ」という点で、大きな満足度をユーザーに与えてくれるレンズ群でした。

そのソ連系レンズの中でもJupiter-12はビオゴンの系譜を受け継いだシャープさと、35mmという使い勝手の良い焦点距離で、多くのファンを獲得しました。もしかすると、一眼レフでは使えないという点も、レンジファインダーカメラファンの心を刺激したのかも知れませんね。冗談のような話ですが、当時は「ビオゴンよりも良く写る」と言われた事も有りました。

Jupiter-12モデルの推移

Jupiter-12は長期間に渡り製造されたレンズですが、数回のモデルチェンジが行われています。ここでは、大きく3つに分けて、解説いたします。

1. KMZ製造モデル

主にシルバー鏡筒のモデル。焦点距離表示が「3.5cm」表記。

ブラック鏡筒モデルも存在するという情報も有ります。また、Jupiter-12銘とはなっていますが、中身はBK-35というモデルも存在する可能性が有ります。

2. ARSENAL(アーセナル)製造モデル

製造工場がKMZからARSENALへ。KMZモデルと同様、シルバー鏡筒が多いようです。ARSENALによる製造期間は短かった為、存在個体数も少ないと思われます。

3. LZOS(リトカリノ光学ガラス工場)製造モデル

製造工場がARSENALからLZOSへ。鏡筒もブラックとなり、焦点距離表示も「35(2.8/35)表記)」へ。一般的に目にするブラック鏡筒のJupiter-12は、ほぼLZOS製モデルでしょう。

Jupiter-12の場合、製造工場が二度に渡り変更されていますが、それらの過渡期に於いては両方の工場の特徴を持ったレンズが存在する可能性が有ります。また、プロトタイプのような位置づけのモデルなども実際には製品として出荷された模様です。

中古選びの際の一つの目安としては、Jupiter-12の場合、シリアルナンバーの頭二文字が、製造年を表していると言われています。例えば、68××××であれば、1968年製造といった具合ですね。最初期型では00から始まるシリアルも使用されていたようですが、シルバー鏡筒である事と、レンズ全体のコンディションから古い製造個体と判断できるでしょう。

同様のコンディションで、価格も同程度なら製造が新しいモデルを、コレクションや後年型、他メーカーとの比較目的ならば、シルバー鏡筒のモデルといった選択になるでしょうか。勿論、中古である以上、古いが素晴らしいコンディションの個体や、製造は近年なのにコンディションが低下している場合も有りますので、少し時間をかけて探した方が、良い個体に巡り合う可能性は高いでしょう。

中古市場

Jupiter-12は中古市場でも認知度が高く、最近の人気の高まりを反映してか、以前に比べて価格が上昇傾向にある模様です。記事執筆時点ではAmazonでは12,000円~21,000円位の価格帯で複数の出品が見られました。専門店でも20,000円前後のプライシングがされている模様ですが、「当たり外れ」のあるレンズとの声も聴かれますので、販売個体に関するオーバーホール歴や、実写確認の有無についての情報はチェックしましょう。

専門店やカメラ店での在庫商品であっても、現状渡しの条件で安価に設定されているケースも考えられますので、通販などを利用する場合はコンディションについて質問できるような店舗で選びたいところです。品数ではebayなどの海外オークションが圧倒的に多く、価格も10,000円以下での出品も見られますが、やや「賭け」の要素が強く、納得した上での入札をお勧めします。

マウントはLマウントのモデルが一般的です。しかし、Kievマウントや ZORKIマウントでも製造されていましたので、マウントの確認も忘れないようにしましょう。

ネット上のユーザーのレビュー

以前より定評のあるレンズという事も有り、描写性能に関してはそのシャープさに驚く声が多く聞かれます。実勢価格が安価という事も有り、入手したユーザーの満足度は高いレンズと言えますが、レビューや作例に関し、以下の点に於いて、少し気になる傾向が見受けられました。

A 品質に関しての声

中古市場の項でも述べましたが、「当たり外れ」が多いレンズといった評価が存在するレンズです。内容は、「ピントが合わない」「無限遠が出ていない」等といった声が中心で、レンズの構造的な不具合に関する意見が一定数見られます。

これらの声に対して「ソ連系(ロシア)レンズだから」と安易なあきらめを促すつもりはありませんが、当時のソ連の工作精度に関して、一定の許容範囲をもって接する必要はあるでしょう。現物を確認した上で購入できる店舗や、ピント精度や作動点検を行った上で出品されている専門店の通販を利用する事で、品質面での不安は大きく減少すると思われます。

B 周辺光量落ちや色かぶりについて

これらの声は、特に最近のミラーレスとの組み合わせで使用されているユーザーより多く発せられている模様です。

このような声が、フィルムカメラ時代は全くなかったという事では有りませんが、特に周辺光量に関して大きな不満の声が聞かれる事は少なく、この時期に撮影されたと思われる作例を見ても、特に目立った光量落ちや色かぶりといったケースは少なく感じます。

しかし、デジタルカメラで撮影された作品のいくつかは、確かに周辺光量落ちと言われる仕上がりも見受けられ、これから購入を検討されている方々にとって、この辺りの評価は難しく感じられるのでは無いでしょうか。

これには様々な要因が考えられますが、大きな要因の一つに「デジタルカメラの撮影素子の特性」といった部分が大きいのでは無いかと推察されます。

撮影素子の全体的な傾向として、角度がついた状態の入射光に対しては、素子の映像再現性が落ちてしまう場合が多く、Jupiter-12に限らず、バックフォーカスが短いレンズはその傾向が強く出てしまいます。

これらの問題を回避する撮影素子も各メーカーで開発されている様子ですが、1~2世代前のデジタルカメラで撮られた作例および、その仕上がりに関するコメントは、撮影素子に起因する問題である可能性を割り引いて考える必要性があるのでは無いでしょうか。

勿論、Jupiter-12が最新型のカメラで無いと性能が発揮できないという訳では無く、逆にそのような特性を活かした素晴らしい作品も数多く存在しますので、ユーザーによる特性の理解に基づいた撮影テクニックが、作品の仕上がりに大きく影響するレンズと言えるでしょう。

作例紹介

ZORKI-4K/Jupiter-1235mmF2.8
ZORKI-4K/Jupiter-1235mmF2.8出典: flickr(@ Yan Tyazhlov)
ZORKI-4K/Jupiter-1235mmF2.8
ZORKI-4K/Jupiter-1235mmF2.8出典: flickr(@ Yan Tyazhlov)
Fed-2/Jupiter-1235mmF2.8
Fed-2/Jupiter-1235mmF2.8出典: flickr(@ Mark Roy)
Kiev4/Jupiter-1235mmF2.8
Kiev4/Jupiter-1235mmF2.8出典: flickr(@ Jaroslav A. Polák)
SONYα7ILCE-7/Jupiter-1235mmF2.8
SONYα7ILCE-7/Jupiter-1235mmF2.8出典: flickr(@ haru__q)

まとめ

市場原理に翻弄された感もあるビオゴン型の広角レンズですが、淘汰される事なく現在も様々なメーカーから発売されています。

本文中では「消えかけた」と表現しましたが、これはあくまでも「西側世界」での話であり、「東側世界」ではJupiter-12 35mmF2.8のような魅力的なレンズが生産され続けていました。

そして、現代の私たち写真を愛する者にとって最も幸せなのが、新旧東西関わらず、これらの素晴らしいレンズに触れる機会が見つけられる事だと思います。

ビオゴン型の広角レンズはその形状により、若干の敷居の高さを感じるユーザーもおられると思いますが、その形状こそベルテレ博士が私たちに残してくれた「大きな遺産」であると言えるでしょう。特にJupiter-12 35mmF2.8は手軽…と言えば博士に失礼かも知れませんが、求めやすい実勢価格から「ビオゴン型への扉」のようなポジションなのかも知れません。

記事をご覧になってJupiter-12 35mmF2.8が気になった貴方は、その「扉」のノブに手をかけている状態でしょう。是非、そのノブをひねって扉を開けて、ビオゴン型の世界へ一歩踏み出しては如何でしょうか。

価格情報

Jupiter-12 35mm F2.8

オールドレンズ > 広角

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新品: 33,157円 / 中古: 25,000円

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