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New Mamiya 6
その他
平成元年に登場した中判レンジファインダーカメラNew Mamiya 6 [ニューマミヤ6]。中判カメラでありながらコンパクトで、現代的な機能を併せ持つNew Mamiya 6は、発売から30年以上経った今も多くの写真家から人気の高いカメラです。今回は、New Mamiya 6の特徴や機能、中古価格をご紹介いたします。
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SNS時代に再注目。「ましかく」写真が撮れる中判レンジファインダーカメラ
1.受け継がれる蛇腹
オールドカメラの一つに、箱から蛇腹が飛び出してその先にレンズが付いているカメラを見たことはあるでしょうか。あれはフォールディングカメラという折りたたみ式カメラで、マミヤが作ったMamiya 6はフォールディングカメラの中でも名機と言われていました。
そのMamiya 6の名前と共に、New Mamiya 6にも蛇腹の機構が受け継がれています。マミヤはNew Mamiya 6に蛇腹を内蔵させることで、レンズを沈胴式にすることが可能になり、小さく折りたたむことに成功しました。
2.現代的な機能
中判フィルムカメラというと、デジタルカメラや35mmフィルムカメラと比べて、独特の形をしていて操作も煩雑という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。しかし、New Mamiya 6は現代的なデザインと機能が搭載されているので、普通のレンジファインダーカメラと同じような感覚で撮影できます。
New Mamiya 6には露出計と絞り優先AEが搭載されているので、シャッタースピードはカメラに任せて、被写体に集中して撮影ができます。
また、New Mamiya 6はレンズ交換可能なレンズシャッターを採用しています。レンズシャッターとは、その名の通りレンズにシャッターが付いている機構のことで、音が静かでショックが少ないというメリットがありますが、レンズ交換するとフィルムが感光してしまうという弱点がありました。
そこで、New Mamiya 6では遮光板を繰り出して、フィルムが感光しない機構を搭載したため、レンズ交換が可能になりました。
3.中古市場
高画質で撮影ができる中判フィルムカメラでありながら現代的な機能を持つことから、プロカメラマンをはじめ、多くの写真家から今なお非常に高い人気を誇っています。
流通量は少なく、オンラインショップではボディ単体で50,000円前後のものもありますが大体100,000円前後が多く、レンズセットでは150,000円から200,000円ほどで販売されていることが多いです。
蛇腹を持つカメラなので、蛇腹に穴が無いかなど良く確認してから購入したいカメラです。できれば、店舗で実際にカメラの状態や動作を確認してから購入することをおすすめします。
SNSとの相性が良い「ましかく」フォーマット
New Mamiya 6は6×6判という「ましかく」の写真が撮れるタイプの中判カメラです。6×6判とは、6×6センチの大きさの写真が撮れるフォーマットのことを指します。InstagramなどのSNSは画像が正方形で表示されるため、35mmフィルムなど普通のフィルムで撮影した場合は、トリミングして正方形にする必要がありました。
しかし、New Mamiya 6は最初から正方形なのでトリミングする必要がありません。撮影時の構図をそのままSNSにアップできるので世界観が崩れにくく、非常にSNSとの相性の良いフォーマットなのです。
New Mamiya 6 MF
New Mamiya 6発売から4年後の1993年に発売されました。MFはマルチフォーマットの略で、マニュアルフォーカスという意味ではありません。
MFは6×6判しか撮影できなかったNew Mamiya 6に、645判アタッチメントやパノラマ撮影が可能になるアダプターが取り付けられるようになったカメラです。なので、マルチフォーマットが名前に付けられました。フォーマットが選べるというだけで、基本性能はNew Mamiya 6と違いはありません。
New Mamiya 6を楽しむなら
New Mamiya 6のレンズは3種類あるので、それぞれのレンズで撮り比べてみてはいかがでしょうか。
New Mamiya 6には広角・標準・望遠とあります。まずは、標準のG75mm F3.5でしばらく撮影を楽しんだら、広角のG50mm F4や望遠のG150mm F4.5を試してみてください。New Mamiya 6の露出計はファインダー内に組み込まれているので、広角レンズではスポット測光、望遠では平均測光のように測光範囲が変化するので、自分の撮影スタイルに合ったレンズを探すのも楽しいかと思います。
※中判カメラではレンズの焦点距離の計算が変わります。35mmフィルムカメラでは50㎜レンズは標準レンズですが、中判カメラでは広角に分類されます。
作例紹介
ユーザーレビュー
露出計に関しては癖があるようで、慣れるまでは別に露出計を用意して撮影している方も多かったです。ほとんどの方が、撮影と現像を繰り返していくうちに癖に慣れていくようです。レンズが沈胴式なので、中判フィルムカメラにしてはコンパクトでバランスが良く、首に下げて旅行先にも連れていきやすいと評判でした。
まとめ
蛇腹を内蔵することで、コンパクト化を実現した中判レンジファインダーカメラNew Mamiya 6。
露出計や絞り優先AEを搭載するなど、現代的な機能で中判フィルムカメラの撮影が楽しめるとあって、今なお人気のカメラです。中古流通量も少なく、価格もレンズセットで150,000円以上と高価ではありますが、人気が落ち着く気配はありません。
ぜひ、New Mamiya 6を通して、中判フィルムの魅力的な世界を体験してみてはいかがでしょうか。
価格情報
フィルム > レンジファインダーカメラ
New Mamiya 6
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製品情報
カテゴリ | フィルム |
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メーカー | Mamiya |
タイプ | レンジファインダーカメラ |
マウント | その他 |