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Nikon AI Nikkor 35mm F/1.4S

Nikon AI Nikkor 35mm F/1.4S

Nikon Fマウント
1982/01/01発売

マニュアルフォーカス時代のレンズに比べ、現代のレンズは設計技術の進化や新素材の採用で、目を見張るような高性能化が進んでおり、今では24mmや20mmといった超広角レンズでもF1.4の明るさを持つレンズが登場しています。そのような中で35mmという焦点距離の大口径レンズの存在感は霞んでしまいがちに思われますが、ニコンやキヤノンは勿論、シグマ等のレンズメーカーでも35mmF1.4はしっかりとラインナップされており、広角の大口径レンズの定番として現在でもしっかりとその存在感を示しています。今回はそんな大口径広角レンズの礎と言えるAI Nikkor 35mm F/1.4Sをご紹介します。

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広角大口径レンズの礎と言える超定番銘レンズ

NikonDf/AINikkor35mmF/1.4S
NikonDf/AINikkor35mmF/1.4S出典: flickr(@ Henry Söderlund)
NikonF100/AINikkor35mmF/1.4S
NikonF100/AINikkor35mmF/1.4S出典: flickr(@ Jim Fischer)
NikonFM3A/AINikkor35mmF/1.4S
NikonFM3A/AINikkor35mmF/1.4S出典: flickr(@ Jim Fischer)

大口径広角レンズの口火を切り開いたニコン製35mmF1.4

ニッコール35mmF1.4の歴史は驚くほど古く、市販された初のモデルは1971年に発売されたNIKKOR-N Auto 35mm F1.4にまで遡る事が出来ます。プロトタイプの市場テスト投入や、一部の事業者向けの等の特殊モデルを覗いた市販向けの35mm一眼レフ用の35mmF1.4としては恐らくこのレンズが世界初と言われています。

このレンズはニッコールレンズとして初めてマルチコーティングが施されたレンズでしたが、初期モデルはマルチコーティングと謳われず、硝材にトリウムガラスの使用が指摘されているなどの些か実験的な要素を残したモデルで、製品として内容が固定されたのは後続となるNew Nikkor 35mm F1.4(1976年)の登場まで少しの時間を要しました。

このNew Nikkor 35mm F1.4は先代の基礎設計を引き継ぎつつ改良を加える形で登場したレンズでしたが、実際の焦点距離は35mmでは無く、実焦点距離が35mmとアナウンスされたレンズとしては更に後継のAI Nikkor 35mm F1.4(1977年)となります。ただし、7群9枚のレンズから成るレトロフォーカス構成という設計には変更が無く、登場時から完成度が非常に高いレンズでした。

このAI Nikkor 35mm F1.4をAI-S化したレンズとして1982年に登場したレンズがAI Nikkor 35mm F/1.4Sとなるのですが、ニコンはこのレンズを最後に一旦ラインナップから消してしまいます。

その後、AF-S―Gシリーズの導入で35mmF1.4(2010年)は復活しましたが、このレンズはレトロフォーカス構造は変わらずとも、非球面レンズを採用した7群10枚構成となっており、AI Nikkor 35mm F/1.4Sとは違った系譜のレンズとなっています。

この点に関しては、いくら設計が優秀なレンズで有ったとしても、基礎設計がその時点で約40年前のレンズを単にAF化するだけではニコン自身が満足しなかったのは明らかです。

しかし、AF35mmF1.4には心残りな点がある事は否定できないのが筆者の考えです。この辺りをフィルター径とレンズ本体の大きさという観点からもう少し掘り下げて見たいと思います。

52mmの35mmと67mmの35mm

タイトルからは“ピン”と来ない方が多いかと思いますが、52mmの35mmというのは、マニュアル時代のニッコール35mmF1.4は一貫してフィルター径が52mmであり、AF35mmF1.4 はフィルター径が67mmと大型化されている点を端的に表した内容です。

フィルター径に拘ってレンズの大口径化や性能向上を妨げ、描写が低下してしまっては本末転倒ですが、マニュアル時代の35mmF1.4はF1.4という大口径にも関わらず、フィルター径が52mmに収めつつもニッコールの名に恥じない描写を示したレンズだったのですが、AF化に於いてこの特長が引き継がれず、少々残念に感じてしまいます。この52mmというフィルター径は、ニッコールレンズの中核となるフィルター径で、当時、多くのニッコールレンズがこの径を採用しています。

では、具体的にフィルターを使用する状況で、異径フィルターだった場合は、どのような問題が生じるのでしょうか。現在は、フォトレタッチソフトの普及や性能向上によって、多種多数の光学フィルターを使用する機会は大きく減少していますが、フィルム時代での撮影の場合、フィルターワークの優劣が作品の出来栄えに大きく左右するのが実情でした。

極端な例ですが、当時のプロ用リバーサルフィルムの一部には、乳剤番号なるものが振られており、同じ銘柄のフィルムでもその番号毎に応じた微妙な補正をゼラチンフィルターを使って行っていたほどです。

このような環境での撮影時には、いくらプロでも機材の増加に繋がる複数のフィルター径は敬遠されたでしょうし、ましてやアマチュアではその傾向がより強くなるのは言うまでも有りません。

些か当たり前な論点ですが、複数の機材を持ち出して撮影する場合、どうしても可搬性の問題はつきまとってしまいます。この点からも52mmという径を持った35mmF1.4 という存在が優れているかを感じていただけると思います。

手持ち撮影用のレンズとしての視点

一般的にフィルム(デジカメの場合は受光素子)の感度と粒状性は相反します。感度が低い場合は精細な画像が期待できますが、感度を上げれば画像は荒くなり、照度が低い場合の撮影時には感度選択も悩みの種の一つと感じるユーザーも多いでしょう。

乱暴な解決策として、デジタルカメラの場合はそれぞれのシーンに於いて適した感度を選択する事も可能ですが、これはフィルムの場合ならまず不可能な手段です。

低感度でも速い速度でシャッターを切れる光源が確保出来る環境ならば問題ありませんが、現実的には晴天の屋外以外にはこのような状況はほぼ見込めないのが実情です。一例を挙げると、屋内でテーブルを挟んだ程の距離で、撮影モデルの上半身を写すようなシチュエーションを高精細な画像で撮影したい場合、どのようなフィルム選びや機材選択が最適でしょうか?

フィルムは高精細な低感度型フィルムを用いるのが必須ならば、レンズはどうしても大口径である事が求められます。ここで、先程の例に挙げたシチュエーションを浮かべて欲しいのですが、テーブルをはさんだだけの距離だと85mmなら望遠の拡大性が強すぎ、50mmでもその距離によっては少々厳しい気もします。

そのような状況下でも自然光もしくは撮影環境の光源を活かした手持ち撮影が可能な機材としての存在感を発揮したのが35mmF1.4というレンズで、望遠レンズと違い、大口径である事を理由に、レンズ自体の大型化も容認されるカテゴリには無いレンズなのです。

NikonDf/AINikkor35mmF/1.4S
NikonDf/AINikkor35mmF/1.4S出典: flickr(@ Henry Söderlund)

スピードライトを用いず、現場の光源を活かす事で臨場感を表現した作例。タイトルに『The meeting』とあるように、緊迫した話し合いが持たれている場面が浮かび上がる。撮影許可が出ている事は当然として、この場面でスピードライトを用いる事はモデルの表情を崩すことに繋がりかねず、何よりもミーティング自体の妨げとなる。このようなシーンでNikkor 35mm F/1.4Sを用いると、「空気感」まで捉える力のあるレンズで有る事を改めて実感できる。

この他にも天体撮影での需要や、高解像度を期待した集合撮影時等で力を発揮するレンズがこの35mmF1.4なのです。

このように考えると、コンパクトさに欠ける35mmF1.4というレンズにどのような利点が存在するのか疑問に思ってしまいます。これには筆者の頭が固すぎるのがそもそもの原因なのですが、35mmF1.4はコンパクトで無ければとまで言い切るのは極論としても、どうしてもAI Nikkor 35mm F/1.4Sの存在は、現代のAF大口径広角レンズには超えられない壁のように感じてしまいます。

私的な意見主張のような解説となってしまいましたが、このような視点に改めて気づかされるという点に於いてもAI Nikkor 35mm F/1.4Sは間違いなく銘レンズの一つでしょう。

中古市場

他のレンズに比べて製造や販売期間が短かったという訳では有りませんが、元となる新品販売数が少ないことも有って、中古市場での流通数はそれに比例して少な目のレンズと言えるでしょう。コンディションや価格が釣り合っていると感じられるアイテムは少なく、恐らくはどちらかの面で少々の妥協が必要な難しい選択を迫られるレンズと考えられます。

幸い、店頭に並んでもすぐに売れてしまうようなレンズでは無く、カメラ店の観点からすると回転が鈍い商品と捉えられている可能性も有りますので、取り置きや多少の値引きに応じてもらえるかも知れません。

オークションの傾向からは、低めの価格帯からスタートしたとしても、落札時はそこそこの価格で落ち着くか、最初から高額設定で入札者が少ない、もしくは現れないまま終了するといった性質のアイテムのように思われます。

値段交渉が可能な出品者であればコンタクトを取ってみるか、出品者の条件に合う入札者が現れずにオークションが終了した場合は条件を見直して再出品というケースも考えられますので、可能であればアイテム単品だけでは無く、出品者の動向もチェックしたところです。

作例紹介

NikonDf/AINikkor35mmF/1.4S
NikonDf/AINikkor35mmF/1.4S出典: flickr(@ Henry Söderlund)
NikonDf/AINikkor35mmF/1.4S
NikonDf/AINikkor35mmF/1.4S出典: flickr(@ Henry Söderlund)
NikonF3/AINikkor35mmF/1.4S
NikonF3/AINikkor35mmF/1.4S出典: flickr(@ Jim Fischer)
NikonF100/AINikkor35mmF/1.4S
NikonF100/AINikkor35mmF/1.4S出典: flickr(@ Jim Fischer)

ユーザーレビュー

多数のユーザーを持つ人気レンズといった性質では無いアイテムの為、レビュー自体も少ないのですが、所持している方のレビューを見るとこのレンズを大切にされている事が伝わってきます。

このようなレビュー傾向からも魅力的なレンズで有る事は再確認できますが、裏を返せば手放される機会が少なく、結果的に中古での入手も難しくなってしまうので悩ましいと感じるのは致し方ないところでしょう。

まとめ

単にレンズのスペックだけ捉えてしまうと、高性能を実現する為に大型化されたレンズも許容してしまいがちになりますが、そもそもの一眼レフカメラの最大のメリットの一つである機動性が損なわれてしまっては、元も子もないのが実情だと思います。

一概には言えないのですが、撮影者の腕を補完する役割として自動露出化、AF化、デジタル化へと進化したカメラ製品ですが、それに伴って大型化してきたのもまた事実で、この辺りはカメラ開発者の方々の苦労を感じるとともに、技術の進化でもまだまだ解決できない問題が在るのだと再認識させられてしまします。

ただ、フィルムカメラの時代では、現代よりも技術や素材の限界が低い状況下でも、カメラとレンズの道具としてのバランスを重視し、単なる軽量を求めるだけでは無く中身のあるコンパクト化を追い続けていたと感じるのは感傷的過ぎる意見なのでしょうか。

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Nikon AI Nikkor 35mm F/1.4S

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メーカーNikon
タイプ広角
マウントNikon Fマウント

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