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定額買取
Nikon D3500
Nikon Fマウント
2018/09/28発売
一眼レフカメラを初めて購入するときの予算はいかほどでしょう。10万円という金額は趣味に投資する金額として決して安くありませんが、だいたいそれくらいの予算をイメージするのではないでしょうか。ところがNikon D3500(ニコン D3500)ならば、その半額で一眼レフライフをスタートすることができてしまうのです。そんなD3500について解説します。
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本体の買取額:20,900円(定額)
著者: enoF
Nikonが最安値に挑戦したらこうなった
Nikonという会社は元々、光学兵器の開発からスタートし、戦後はカメラメーカーとしてプロ向け一眼レフで発展した会社です。そのため、カメラを知る人にとってNikonはプロ向け、Canonは大衆向けというイメージがあります。
しかし、このイメージは若干古い固定観念ともいえるもので、今やCanonはプロ向け一眼レフでもNikonを上回るほどシェアを広げています。もちろんNikonもプロ向けだけでなく、ライトユーザー向けの一眼レフ開発に力を入れていますが、ライトユーザーモデルでは、資本力のあるCanonと比べてコストパフォーマンスで一歩劣るというウィークポイントがありました。
しかしD3500は、同時期に発売されたCanon 最安値一眼レフEOS Kiss X90よりも価格が下回っていて、堂々の最安値一眼レフとなったのです。
Nikonカメラが安かろう悪かろう?
最安値商品というと、どういうイメージがありますか?「お得」というイメージも持ちますが、同時に「不安」もあることでしょう。一眼レフ最安値を達成したD3500はどうでしょうか。
画素数は堂々の2400万画素でローパスフィルターレス、ISO感度はEOS Kiss X90よりも高い常用100~25600と、一眼レフとして十分な性能があります。またNikonの特徴ともいえる、1回の充電での撮影可能コマ数は1500コマ以上で、エントリー機として驚異的なバッテリーの保ちとなっています。
運動会やイベントなど一日中の撮影でも、1500コマ撮影できれば予備バッテリーは全く必要なく、日常の撮影でも気付いた時に充電するくらいで、バッテリーを気にする必要はありません。
そして、Nikon一眼レフ史上最軽量を記録した365gという重量はミラーレスにも迫る軽さで、携帯性も抜群です。一眼レフの大きさに慣れていないカメラ初心者の人にとっては、この携帯性は大きなメリットとなりますね。
また、Nikonの一眼レフとしてはかなりボタンが少ないシンプル仕様なので、最小限の操作で撮影ができ、さらにガイドモードでしっかりと操作方法をサポートしてくれます。やはり、Nikonが作るカメラが安かろう悪かろうなどということは決してなく、必要な画質をキープしつつ、初心者に寄り添った1台となっています。
Nikonとしては大胆なコストカット
Nikonはプロ向けをはじめとして、妥協なく性能の追求をしているカメラが多く、その分、Canonよりも割高となっていることがあります。しかし、D3500では随所にコストカットの跡が見られます。
一眼レフのコストカットといえば、まず思い浮かぶのがペンタミラーの採用です。一眼レフでは、レンズを通った光を鏡で上方向に反射させたあと、プリズムで向きを変えてファインダーに映しているのですが、そのプリズムをミラーにすることで、コストカットと同時に軽量コンパクト化にも貢献しています。
実際Canon EOS Kiss X90でもペンタミラーを採用しており、この辺はコストカットの定番といえるでしょう。ファインダーから見える像はカメラの性能として重要で、撮影の精度を左右するものですが、一方で画質自体には全く影響を与えずにコストカットできる部分でもあります。
画質の面でD3500は画像処理エンジンにEXPEED4を採用していますが、一世代旧式の画像処理エンジンなので、もちろん最新の画像処理エンジンには及びません。しかし、近年の画像処理エンジンは世代間に劇的な性能差があるということはなく、ある意味上げ止まりとなっている部分もあり、世代が古いからといって大きく劣るということはありません。
とはいえ、画質に全く影響がないわけではないので、画質にこだわるNikonとしては大胆なコストカットともいえるでしょう。その結果として、高嶺の花ともなりがちな一眼レフカメラを、お小遣いでも手が届く価格に抑えることができました。
作例紹介
フルサイズに比べるとボケが苦手とされるAPS-C機ですが、エントリー機でも十分な前ボケ、後ボケを作れます。
どこでも持ち歩けるコンパクトボディは、子供と一緒に出かける際にも大活躍
描画力が求められる夜間、望遠の撮影でも、大きな不満は感じさせません。
初心者が難しく感じる逆光写真も、D3500ならガイドモードで安心です。
遠景までピントを合わせたパンフォーカスの風景写真でも、しっかりと細部まで描写してくれます。
おすすめレンズ「AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」
キットレンズというと一眼レフカメラを購入したときのおまけレンズと思われがちですが、AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは、標準域で一眼レフの性能を引き出すための十分なスペックが備わっています。
さすがに上位モデルと比較すると描画の甘さが目立つという意見もありますが、それは10万円を超えるような高級レンズと比較してのもの。拡大して細部を見るような緻密な撮影でなければ十分な写りです。
また、AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRは沈胴式の採用とAF切り替えボタンの省略で、200gという軽量コンパクトな仕上がり。さらにステッピングモータが採用されているため、一眼レフならではの高速AFもさらに加速され、一眼レフ撮影を堪能できるレンズとなっています。
D3500とAF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VRを組み合わせれば、ペットボトルと大して変わらぬ重量の、一眼レフ最強スナップシューターが出来上がります。
マクロ撮影までオールマイティーにほとんどの撮影をこなせる18-55mm
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- コンパクトでも深グリップで握りやすい
- 一回の充電で32Gのカードを交換するまで撮影できる、驚異的なバッテリー
- スペシャルエフェクトモードで様々な写真が撮ることができて楽しい
- 手頃な価格でサブ機として1台確保するには最適
- 右手だけで操作できるボタン配置が嬉しい
一眼レフとしては驚くほどの低価格でも、バッテリー性能やグリップ感などに妥協のないカメラとなっています。
■ ネガティブレビュー
- ファインダー倍率が低く、見づらい
- モーター非搭載の古いFマウントレンズでAFが使えないから不便
- 近年の一眼レフとしてはAFポイントが少ない
- 背面液晶はチルトでもいいので可動にして欲しかった
- 画像処理エンジンが一世代古いのは残念
やはりエントリー機ということで、他の現行機と比較するとスペック面での不満は否めません。しかし一眼レフとして十分ではなくとも、必要な機能は揃えつつの価格に注目すべきではないでしょうか。
まとめ
一眼レフカメラに触れる機会を作ってくれるカメラ、それがD3500です。D3500の価格であれば、中高生でもお年玉で十分に購入できる金額ですし、子供が産まれ、出費がかさむときでも最低限の予算で購入でき、一眼レフならではの画質で我が子の写真を残すことができます。
また、とりあえずサブ機がほしいというNikonユーザーにも最適の1台ではないでしょうか。
もちろん、細かい性能を見れば上位機に見劣る部分は多々ありますが、一家に一台一眼レフカメラが「ある」と「ない」では大違いです。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
デジタル一眼レフ > エントリー
Nikon D3500
\大手より20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:20,900円(定額)
製品情報
カテゴリ | デジタル一眼レフ |
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メーカー | Nikon |
タイプ | エントリーモデル |
マウント | Nikon Fマウント |