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FUJIFILM X half X-HF1
その他
2025/06/26発売
「今までにないカメラ」というフレーズは新しいカメラが発売する度によく使われるフレーズですが、富士フイルムの新カメラは紛うことなき「今までにないカメラ」。FUJIFILM X halfはフィルムメーカーの富士フイルムだからこそ作れる、富士フイルムらしいカメラです。そんなFUJIFILM X halfの斬新な性能をみていきましょう。
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著者: enoF
フィルムを知り尽くした富士フイルムだから作れるコンデジ
FUJIFILM X halfは2025年6月発売のコンパクトデジタルカメラ。近年発売されるコンパクトデジタルカメラは、動画機能に特化したものや、高倍率ズームに特化したものなど、特徴的な機能を持ったカメラとなっていますが、FUJIFILM X halfもまた他のカメラにはない特徴を持ったカメラです。
その特徴というのが富士フイルムだからこその着眼点といったもので、他社のカメラにはないユニークさを発揮しています。結論を言うと、FUJIFILM X halfはハーフサイズのイメージセンサーを持ったカメラ。ハーフサイズというのは、フィルムカメラではフルサイズをちょうど縦に二分の一したサイズです。
近年、原材料価格の高騰や供給不足などでフィルムが入手しにくくなっています。そこで注目を集めているフィルムカメラが、ハーフサイズカメラ。フルサイズのフィルムカメラと比較すると1本のフィルムで倍の枚数撮影ができるのでフィルムの節約が可能。
ハーフサイズカメラは、フルサイズの1コマを1/2してしまうので普通に撮影すると縦長の写真となります。人間の目は左右横並びになっているので、一般的に写真は横長の方が見やすく、意図的に構図を組み立てるとき以外は横長写真が基本となります。しかし、スマホでの撮影に慣れているユーザーにとっては、縦長の写真も見慣れてきているので、縦写真に親しみがあるというユーザーも多く、そういった点からもハーフサイズカメラに注目が集まっています。
富士フイルムはフィルムメーカーだからこそ、ユーザーのハーフサイズカメラへの注目に着眼し、ハーフサイズのデジカメを開発、発売するという決断ができたのです。
FUJIFILM X halfは、フィルムカメラのハーフサイズとは違いフルサイズを半分にしたイメージセンサーではありませんが、1型のセンサーでアスペクト比3:4の写真を出力することでハーフサイズを再現しました。そうやって開発されたFUJIFILM X halfは富士フイルムのヒット商品である「写ルンです」と同じ画角となる32mm相当のレンズを装備。
外観はレトロなフィルムカメラのような見た目で、ファインダーは電子ビューファインダーではなく、アナログな光学ファインダーを採用。フォーカスはAFもありますが、レンズにはフォーカスリングと絞りリングを搭載していて、アナログ操作も可能です。
フィルムカメラのようなデジタルカメラという、カメラ・フィルムと共に歩んできた富士フイルムだからこそ作れるカメラと感じさせます。
フィルムカメラを疑似体験できるギミックは秀逸
FUJIFILM X halfはハーフサイズのイメージセンサーを採用したというポイントが最大の特徴ではありますが、それ以外にも、軍艦右側部分にフィルム巻き上げレバーのようなインターフェース、「フレーム切り替えレバー」を搭載していることも大きな特徴となっています。
このフレーム切り替えレバーは、通常撮影時にレバーを引くと、「2in1」機能が起動します。「2in1」機能とは、2枚の写真を1コマにまとめて出力する、ハーフサイズらしい機能。いわゆる「組写真」の表現手法となります。
「2in1」機能では静止画だけでなく、動画と静止画、動画と動画といった組み合わせもできるので、今までにない斬新な表現もできます。そして、「フィルムカメラモード」にすると、さらにフレーム切り替えレバーの面白みが発揮されます。フィルムカメラモードでは1コマ撮影するごとに、フレーム切り替えレバーを引く必要があります。ちょうど、フィルムカメラでフィルムを巻き上げるような感じです。
フレーム切り替えレバーを引くという行為自体に機能的な意味はありませんが、「シャッターを押す→フィルムを巻き上げる」というフィルムカメラならではのリズムで撮影でき、「フィルムを巻き上げ忘れてシャッターが押せない」というような、リアルなフィルムカメラ体験ができます。
また、フィルムカメラモードでは背面液晶にはプレビューは表示されず、スマホなどの外部デバイスに出力することで撮った写真を見ることができます。まるで写真を現像するまで見ることができない、フィルムカメラのわくわく感を再現。
フィルムカメラモードは機能に制限を設けることでフィルカメラ撮影を疑似体験させてくれるもので、一見すると単に不自由なだけにも思えます。しかし、こういった不自由さこそ、脳を刺激し、新たなクリエイティビティを生み出す助けとなってくれます。
まさに温故知新の体験をさせてくれるのが、FUJIFILM X halfのフィルムカメラモードです。
フィルムシミュレーションとフィルター効果で独特の仕上がりに
FUJIFILM Xシリーズといえば、フィルムシミュレーションが特徴的な機能のひとつ。フィルムの描写をそのまま写真に反映させることができます。
FUJIFILM X halfにももちろんフィルムシュミレーション機能が実装されています。FUJIFILM X halfには13種類のフィルムの描写を再現できるフィルムシミュレーションを搭載。
FUJIFILM X halfの背面にはメインの小型液晶の他に、縦長のサブモニターがあります。このサブモニターは、まるでフィルムカメラのフィルム確認窓のような意匠。サブモニターを上下にスワイプすることで、フィルムシミュレーションで使うフィルムモードを選択できると共に、撮影時に選択したフィルムを確認できます。まるで実際にフィルムを選んで、撮影に向かうようなフィルム撮影体験を疑似体験できます。
さらにフィルター機能を使うことでよりフィルムの描写に近づけることも可能。FUJIFILM X halfに搭載されているフィルム機能は従来のハイキーやポップカラーといったフィルターに加えて、新たに3つのフィルターを追加。ハーフサイズカメラならではの粒状感のある描写や、期限切れフィルムで撮影したような描写などを再現できます。
ハーフサイズカメラの縦写真は、スマホ向けSNSとの相性の良さもありますが、フィルムシミュレーションによって生み出される、まるでフィルムで撮影したようなクオリティの写真は、普通にスマホで撮影した写真とは違いアイコニックなものとなります。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- アプリで現像するまでプレビューできない設定は面白い
- 絞りリングもフォーカスリングも小さいが操作性は悪くない
- 愛着が湧くカメラデザイン
- フィルムシュミレーションで味のある写真がたくさん撮れる
- 往年のフジのカメラらしいデザインでいい感じ
デザイン、機能共に富士フイルムファンにはたまらないカメラとなっています。
■ ネガティブレビュー
- 面白いカメラなので横写真バージョンも出してほしい
- 出力がJPEGのみというのが残念
- UIが少ないので設定をさっと変える撮影には不向き
- 背面モニターはもう少し大きくしてほしかった
- 趣味性の高いカメラとしては価格が少々高い
ハーフサイズというデジカメ世代には馴染のないハーフサイズということで、慣れが必要な部分もあるようです。
まとめ
FUJIFILM X halfはハーフサイズのフィルムカメラをそのままデジタル化したようなコンパクトデジタルカメラ。フィルムとカメラを知り尽くした富士フイルムが生み出したカメラだけあって、フィルム撮影から現像、写真の仕上がりまでを疑似体験できます。
また、ハーフサイズというデジタルカメラとしては珍しい縦横比の写真はスマホでSNSを利用するときの相性が良く、フィルムを再現した描写はスマホの写真とは一味違った写真をアップすることができます。
まさに温故知新。フィルムカメラの発想から、新しいクリエイションを生み出すカメラです。
著者

enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報

コンパクトデジタルカメラ > ミドル
FUJIFILM X half X-HF1
新品: 138,395円
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製品情報
カテゴリ | コンパクトデジタルカメラ |
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メーカー | FUJIFILM |
タイプ | ミドル |
マウント | その他 |
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