
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM
Canon EF-Sマウント
2005/03/19発売
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USMは、APS-C対応のEF-Sレンズとして初めて登場した等倍マクロレンズです。35mm判換算約96mm相当の画角、最短撮影距離0.2m、等倍時90mmのワーキングディスタンスを、全長69.8mm・335gのコンパクトな鏡筒にまとめています。
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:32,880円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
EF-S初のマクロレンズ|APS-Cで96mm相当の中望遠に
Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USMは、2005年3月に発売されたAPS-C対応のEF-Sマクロレンズです。キヤノンのEF-Sレンズとして初めてのマクロレンズで、焦点距離60mm、開放F2.8、レンズ単体で最大1.0倍の等倍撮影に対応します。
APS-Cサイズの対応EOS DIGITALに装着した場合、35mm判換算では約96mm相当の画角となります。標準域のマクロより被写体との距離を確保しやすい中望遠域として設計されています。
レンズ構成は8群12枚、絞り羽根は7枚。最短撮影距離0.2m、フィルター径52mm、最大径73mm、全長69.8mm、重量335gと、等倍撮影に対応しながら小型軽量にまとめられています。
0.2m・最大1.0倍|等倍時でも90mmのワーキングディスタンス
最大撮影倍率は1.0倍で、レンズ単体のまま等倍撮影が可能です。最短撮影距離は0.2mとなっています。
マクロ撮影で重要になるのが、撮像面からではなくレンズ先端から被写体までの距離を示すワーキングディスタンスです。本レンズは等倍撮影時でも90mmを確保しています。
発売時、キヤノンは単体で等倍撮影が可能な焦点距離50~60mmのマクロレンズにおいて、この90mmをクラス最長と説明していました。これは2005年2月時点のメーカー比較による位置づけです。
被写体を大きく写しながらレンズ先端との間に一定の空間を確保できるため、照明を配置したり、レンズを被写体へ過度に接近させずに撮影したりする際にも意味を持つ仕様です。
3群フローティング+インナーフォーカス|全長を変えずに等倍まで対応
フォーカシングには、3つのレンズ群をそれぞれ異なる軌道で移動させる3群フローティング方式を採用しています。これはフルサイズ用のEF100mm F2.8 マクロ USMにも採用された方式です。
さらにインナーフォーカス方式のため、ピントを合わせてもレンズの全長は変化しません。等倍までピント位置を移動しても鏡筒が前方へ大きく繰り出さないことは、被写体との距離を一定に把握しやすくするうえでも重要です。
EF-Sの小径イメージサークルとショートバックフォーカスを活用した光学設計も特徴です。キヤノンはこれによって、等倍撮影と小型軽量化を両立したと説明しています。
リングUSM+フルタイムMF|近接撮影時の微調整にも対応
AF駆動にはリングUSMを採用しています。AFでピントを合わせた後でも、フォーカスリングを回すことでそのままマニュアルフォーカスへ移行できるフルタイムMFにも対応します。
高倍率のマクロ撮影ではピントの合う範囲が狭くなるため、AFで合わせた位置からフォーカスリングで細かく調整できることは操作上のメリットになります。
一方、レンズ内手ブレ補正機構は搭載していません。手持ちで高倍率撮影を行う場合には、ISを備えた後年のマクロレンズとは撮影条件が異なる点を確認しておく必要があります。
購入前に確認したいこと|EF-S専用でフルサイズには非対応
EF-S60mm F2.8 マクロ USMは、APS-Cサイズの撮像素子を採用したEF-S対応EOS DIGITAL向けに設計されたレンズです。フルサイズ対応のEFレンズではありません。
EF-Sでは小径のイメージサークルとショートバックフォーカスを利用することで、光学系の小型化を図っています。そのため、同じEF系の一眼レフ用レンズでも、フルサイズ対応EFレンズとは装着できるカメラの範囲が異なります。
また、防塵・防滴には対応していません。中古で選ぶ場合には、等倍撮影やAFの動作だけでなく、使用予定のカメラがEF-Sレンズに対応しているかを先に確認する必要があります。
EF100mm F2.8 マクロ USMとの違い|APS-C専用の小型軽量設計
EF100mm F2.8 マクロ USMも、レンズ単体で最大1.0倍の等倍撮影に対応する中望遠マクロです。両モデルは8群12枚の光学構成や3群フローティングによるインナーフォーカスなど、共通する特徴を持っています。
EF-S60mm F2.8 マクロ USMは60mm、最短0.2m、等倍時のワーキングディスタンス90mm、52mmフィルター、73×69.8mm、335gです。
EF100mm F2.8 マクロ USMは100mm、最短0.31m、等倍時のワーキングディスタンス149mm、58mmフィルター、79×119mm、600gです。こちらはフルサイズ対応のEFレンズとなります。
APS-C機でEF-S60mmを使った場合は約96mm相当の画角となるため、画角だけを見ると100mmクラスの中望遠マクロに近い使い方ができます。一方、実焦点距離やワーキングディスタンスは異なり、EF100mmの方が等倍撮影時に被写体から長い距離を確保できます。
EF-S60mmは265g軽く、全長も大幅に短いため、APS-Cシステムで小型軽量な等倍マクロを構成したい場合に違いが明確になります。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 60mm | 100mm |
| F値 | F2.8〜32.0 | F2.8〜32.0 |
| 最短撮影距離 | 20.0cm | 31.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 7枚 | 9枚 |
| 重量 | 335g | 600g |
| 発売日 | 2005/03/19 | 2000/03/01 |
どんな撮影に向く?|APS-Cでコンパクトな等倍マクロを使いたい場合に
EF-S60mm F2.8 マクロ USMの中心となる特徴は、APS-C専用設計を利用して、最大1.0倍の等倍撮影、90mmのワーキングディスタンス、リングUSMを335gの鏡筒にまとめていることです。
35mm判換算では約96mm相当となるため、マクロ撮影だけでなく中望遠の画角を利用した通常撮影にも対応できます。0.2mから無限遠までピントを合わせられるため、マクロ専用の特殊レンズではありません。
一方でフルサイズには対応せず、レンズ内ISも搭載していません。対応するAPS-C一眼レフを使用し、携帯性を抑えながら単体で等倍まで撮影したい場合に、本レンズの335gという軽さとコンパクトな設計が選択理由になります。
著者

ONE SCENE 編集部
カメラ・レンズの魅力や特徴を掘り下げ、スペックだけでは見えない個性や市場での評価まで丁寧に読み解くONE SCENE編集部。あなたに合った一台選びをお手伝いします。
ECサイトの販売情報
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:32,880円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Canon |
| タイプ | マクロ |
| マウント | Canon EF-Sマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Canon EF-S60mm F2.8 マクロ USM (本製品) | |
|---|---|---|
| 焦点距離 | 60mm | 35mm(35mm判換算:56mm相当) |
| F値 | F2.8〜32.0 | F2.8〜32.0 |
| 最短撮影距離 | 20.0cm | 13.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 |
| 重量 | 335g | 190g |
| 発売日 | 2005/03/19 | 2017/06/29 |
人気のストーリー
人気の単焦点レンズ
人気の買取製品

レンズ交換式カメラ
















