
Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II
Nikon Fマウント
2010/01/29発売
Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR IIは、300mm F2.8の大口径にSWM、VR、ナノクリスタルコートを組み合わせたFマウント用の望遠単焦点レンズです。EDレンズ3枚を含む8群11枚の光学系を採用し、最短撮影距離はAF時2.3m、重量は約2900g。初代VR型の基本設計を継承しながらA/Mモードを追加し、AF操作性を高めた第2世代です。
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本体の買取額:246,750円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
300mm F2.8の基本設計を熟成させたVR II世代
AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR IIは、2010年に登場したFマウント用の大口径望遠単焦点レンズです。300mmという焦点距離で開放F2.8を実現し、スポーツや野生動物など、距離のある被写体を高速シャッターで捉える撮影を主な領域としています。
FXフォーマットでの画角は8度10分、DXフォーマットでは5度20分となり、35mm判換算450mm相当の画角になります。300mmという焦点距離だけならより小型な選択肢がありますが、F2.8の光量を同時に得られることがこのレンズの本質です。
前モデルのAF-S VR Nikkor 300mm f/2.8G IF-EDですでにVRやナノクリスタルコートは導入されており、II型でも光学系の基本構成は継承されています。大幅な光学設計変更ではなく、フォーカス操作など実戦での使い勝手を更新したモデルと捉えると、このII型の位置づけが分かりやすくなります。
特徴①|300mm F2.8とEDレンズ3枚を8群11枚にまとめた光学系
光学系は8群11枚で、EDレンズ3枚を採用しています。ナノクリスタルコートも組み合わせ、色収差の補正に加えてゴーストやフレアの低減を図った構成です。
最短撮影距離はAF時2.3m、MF時2.2m。最大撮影倍率はAF時0.15倍、MF時0.16倍です。フォーカシングにはIF方式を採用しているため、ピント合わせによってレンズ全長は変化しません。
最大径124mm、全長267.5mm、重量は約2900gです。前面に通常のねじ込み式フィルターを装着する方式ではなく、52mmの差し込み式フィルターを使用します。
約2.9kgという重量は明確なTrade-offですが、その重量と引き換えに300mmでF2.8を得られます。同じISO感度ならF4より1段速いシャッターを選べるため、光量の限られる環境で動く被写体を止めたい撮影にF2.8の意味があります。
特徴②|A/Mを追加し、AFとMFの切り替え方を選べる
AF駆動にはSWMを採用し、II型ではM/A、A/M、Mの3種類のフォーカスモードを備えています。特にA/Mモードの追加が、前モデルからの操作面での変更点です。
M/AではAF中にフォーカスリングを操作すると素早くMFへ移行します。一方、A/Mでは不用意にフォーカスリングへ触れただけではMFへ切り替わりにくい設定となり、AFを優先しながら必要な場合にMFへ移行できます。
スポーツや野生動物の撮影では、カメラを構えたままフォーカスリングへ手を添えることがあります。撮影者の操作に合わせてAFからMFへの切り替わり方を選べることは、単純なAF速度とは別の使いやすさにつながります。
VRも搭載し、NORMALとACTIVEの2モードを備えています。NORMALは通常の撮影、ACTIVEは走行中の車両や船上など撮影者側にも大きな揺れが加わる状況を想定したモードです。
購入前に知っておきたいこと|Gタイプの互換性とテレコン使用時の条件
本レンズはCPU内蔵GタイプのAF-Sレンズです。絞りリングはなく、カメラ側から絞りを制御しますが、後のEタイプのような電磁絞りではありません。
ZシリーズではFTZ/FTZ IIを介してAFを利用できます。ニコンの互換情報ではAF-S GタイプはAFに対応しているため、Fマウント一眼レフからZシリーズへ移行した場合にもAFレンズとして使用できます。
純正AF-Sテレコンバーターにも対応します。TC-14E IIIを装着すれば420mm F4となり、300mm F2.8の明るさを起点として焦点距離を延長できます。TC-17E IIやTC-20E IIIとの組み合わせも可能です。
2倍テレコンでは600mm F5.6となるため、300mm単体とは撮影できる距離感が大きく変わります。ただしテレコン使用時はAF性能などが使用ボディや撮影条件の影響を受けるため、実際に使用する組み合わせで互換性を確認したいところです。
初代VR型・300mm F4E PFとの違い|II型の進化は操作性、PF型との差は別物
前モデルのAF-S VR Nikkor 300mm f/2.8G IF-EDも、8群11枚、EDレンズ3枚、300mm F2.8、最短撮影距離AF時2.3mという基本仕様を持っています。重量も約2870gで、本レンズの約2900gとほとんど変わりません。
つまり初代VR型からII型へのモデルチェンジは、軽量化や光学系の全面刷新が中心ではありません。A/Mモードの追加など、300mm F2.8を動体撮影で操作するための機能を更新したことに意味があります。
一方、AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRとの比較では性格が大きく変わります。PF型は300mm F4で約755g、全長147.5mm。本レンズは約2900gなので、その差は2145gにもなります。
PF型は4.5段のVRと圧倒的な小型軽量性を持ち、歩いて被写体を探したり長時間手持ちしたりする撮影に適しています。本レンズはその機動性と引き換えに、PF型より1段明るいF2.8を得ています。
現在この2本を比較するなら、単純な新旧ではなく撮影条件で考えるべきです。300mmをできるだけ軽く持ち歩くならF4E PF、重量を許容してでもF2.8の光量が必要なら300mm F2.8G VR IIという違いになります。
どんな撮影に向く?|約2.9kgを許容してF2.8を使う撮影へ
AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR IIが向いているのは、スポーツや野生動物など、300mmの画角で高速シャッターを確保したい撮影です。F2.8ならF4より1段多く光を取り込めるため、同じISO感度なら1段速いシャッタースピードを選択できます。
さらに1.4倍テレコンを装着して420mm F4、2倍なら600mm F5.6として使えるため、大口径300mmを起点に撮影距離へ応じて焦点距離を拡張できることも強みです。
一方、約2900gという重量は300mmという焦点距離だけを目的にするなら大きな負担です。日中の撮影が中心でF4でも十分なら、約755gの300mm F4E PF ED VRは携帯性で大きく上回ります。
このレンズを中古で選ぶ判断軸は、300mmではなくF2.8にあります。約2.9kgを支持できる撮影環境があり、F4ではなくF2.8の1段を必要とするなら、AF-S、VR、ナノクリスタルコートを備え、FTZ/FTZ IIでもAFを維持できる300mm F2.8として現在も明確な役割を持っています。
著者

ONE SCENE 編集部
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ECサイトの販売情報
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:246,750円(定額)
製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Nikon |
| タイプ | 望遠 |
| マウント | Nikon Fマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Nikon AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 300 | 600mm | 500mm | 400 | 500mm | 400 |
| F値 | F2.8〜22.0 | F4.0〜22.0 | F4.0〜22.0 | F2.8〜22.0 | F4.0〜22.0 | F2.8〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 230.0cm | 500.0cm | 400.0cm | 290.0cm | 460.0cm | 260.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
| 重量 | 2,900g | 5,060g | 3,880g | 4,620g | 3,430g | 3,800g |
| 発売日 | 2010/01/29 | 2008/01/30 | 2008/01/30 | 2007/11/15 | 2007/09/08 | 2014/08/28 |
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