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定額買取
Canon EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
Canon EF-Sマウント
2017/04/07発売
CanonのEF-S18-55mmは平成で最も売れた一眼レフレンズと言っても過言ではないでしょう。一眼レフカメラのど定番と言えるレンズです。そのEF-S18-55mmがSTMの搭載とF値の見直しによって、超コンパクトレンズにリニューアルしました。そんなEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMについて、作例や他のレンズとの比較を交えながら解説します。
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本体の買取額:2,300円(定額)
著者: enoF
キットレンズとは思えないCanonが誇るハイコスパレンズ
EF-S18-55mmはAPS-Cの標準ズームキットレンズとして、Canonで一眼レフライフをスタートさせた多くの人が最初に手にするレンズとなっています。
基本的には標準ズームキットとして手にする人が大半となりますが、面白いことに、一度手放したけど再びレンズだけ購入したり、モデルチェンジをしたので買い替えてみたというユーザーも少なくありません。単品購入でも安価で、使いやすいということで手元においておきたいレンズとなっている様です。
そんなEF-S18-55mmは、2011年、2013年、2017年と定期的にモデルチェンジし、STM(ステッピングモーター)が搭載されたり、F値が変更されて平成最後のモデルはEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMとなっています。Canonの一眼レフエントリーモデルのEOS Kissは年々コンパクト化が進んでおり、セットで販売されるEF-S18-55mmもモデルチェンジごとにスリム化、コンパクト化が進んでいます。
ただし、一連のモデルチェンジはサイズの変更のみを目的として行ったものではありません。
EF-S18-55mmは元からハイコスパレンズとして、価格だけでなくその性能も高い評価を受けてきましたが、中心部での画質に比較すると、周辺減光や色収差、歪曲収差などが今ひとつとも言われてきました。APS-Cのコンパクトなレンズ、販売価格を考えると周辺部にそういった問題がでることはある程度仕方ない妥協点とされてきました。
しかし、EF-S18-55mm F4-5.6 IS STMはレンズ構成の見直しなどにより、そういった点でもかなり改善されており、さらにレベルの高いレンズになりました。
本レンズを楽しむなら
このレンズは18-55㎜という焦点距離で望遠以外のシチュエーションであれば、広角の風景写真からポートレート、25cmという最短撮影距離はちょっとしたマクロ撮影まで対応できます。
開放F値は決して明るいとは言えませんが、画質は申し分なく、一眼レフカメラならではの背景ボケした素敵な写真が撮影可能です。
併せて検討したいレンズ
- Canon EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II(旧モデル)
- SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
- TAMRON SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF] (Model A16)
旧モデルであるCanon EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS IIと比較すると、まずは見た目が違うことに驚かされます。STMの搭載でレンズが樽型から円柱に近くなりスリム化されコンパクトになりました。しかし、重量は実は15gほど増量しています。これは構成するレンズ群が増えたことでの重量増と考えられます。
ただし、この重量増は周辺画質の向上などを考えれば大きなデメリットとはならず、敢えて旧モデルを選ぶという選択肢はないといえます。
また気になるのが広角端でのF値です。新しいモデルではF値が0.5上がっています。段数で言うと1/3段分、光量としては17%ほど暗くなっていますが、広角側でのその違いはかなりシビアな撮影をしない限りは気になるものではないでしょう。
通常、純正レンズは似たようなスペックで安価なレンズが他社から発売されていたりするのですが、18-55mmはほとんどありません。これは純正のコスパがあまりに高いのでそれ以上の価格に下げられないということもあるのでしょう。
しかし、Canon EF-S18-55mmよりも少し価格は高くなりますが、似た焦点距離で開放F値2.8のレンズが他社から発売されています。F値が一段分明るい上、2.8通しとなっているのでEF-S18-55mmよりもかなり明るいレンズと言えます。
では、Canon一眼レフのボディのみを買って、他社のF2.8レンズを買うという選択肢はあるのでしょうか。
実際のところ、EOS Kissの標準ズームキットはボディのみの購入と実勢価格の差がほとんどありません。あえてボディのみ買う選択肢はないといえます。
何らかのタイミングでボディのみが手に入った場合は悩ましいところです。ただし、いきなり他社製のレンズを使い始めると、AFや画質などの基準がわからず、次々と新しいレンズを買ってしまう「レンズ沼」にハマりやすくなってしまうので、まずは純正の標準ズームを使って基準となるレンズの性能をしっかり理解することがおすすめとなります。
作例紹介
18-55mmをカバーするため、観光先での風景写真ならこれ1本で十分。
F4スタートのズームレンズでも十分なボケ感が得られます。
マクロレンズとまではいきませんが接写能力も十分。
ユーザーレビュー
■ポジティブレビュー
- サイズがコンパクトになったので旧モデルから買い替えました
- 標準の画角ならこのレンズ以外は買う気にならない
- 安いから故障を気にせずガンガン使える
- カメラ任せでも綺麗な絵になるレンズ
- 旧モデルに比べて広角側がかなり改善された
プラスレビューの多さは、ユーザーの多さもさることながら、このレンズがいかに満足度の高い、完成度の高いレンズあるかということを表しています。
■ネガティブレビュー
- 明るい部分は色のにじみが気になる
- ちょっと暗い。標準域はF2.8が良い
- 安っぽくて高級感がないから、外に持ち出すのをためらう
- 重く、暗くなったことで特徴がなくなった
- 18mmスタートではなく、もうちょっと広角が欲しい
- 所詮はキットレンズ
市場に多く出回るレンズということで、マイナス評価も多くありますが「所詮はキットレンズ」。もちろん、不満な点もありますが、パット見で綺麗な写真が撮れるということはキットレンズとしては必要十分以上の価値があるといえます。
まとめ
多くの人が手にするCanon EF-S18-55mmはすべてのレンズの基準ともなるレンズといえます。次のレンズは焦点距離を長くするのか、短くするのか、F値を低くするのか、AFモーターを違うものにするのか、新しいレンズの画質はどうなのか。その評価を下すために一眼レフカメラのクオリティを十分に引き出すことができる性能が備わっているレンズです。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
ズームレンズ > 標準
Canon EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM
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本体の買取額:2,300円(定額)
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
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メーカー | Canon |
タイプ | 標準 |
マウント | Canon EF-Sマウント |
関連製品
製品 | Canon EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM (本製品) | |
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価格 | 新品: 16,899円 中古: 3,706円 | 新品: 107,980円 中古: 23,800円 |
焦点距離 | 18-55mm(35mm判換算:29-88mm相当) | 17-55mm(35mm判換算:29-216mm相当) |
F値 | F4.0〜32.0 | F2.8〜22.0 |
最短撮影距離 | 25.0cm | 35.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 |
重量 | 215g | 645g |
発売日 | 2017/04/07 | 2006/05/26 |