SIGMA 10-18mm F2.8 DG DN｜Contemporary ［フジフイルムX用］

使い勝手が最高な、世界最小＆最軽量のAPS-C用超広角ズームレンズ

10-18mm F2.8 DG DN｜Contemporary最大の特徴は、全域F2.8通しのズームレンズでありながら、APS-C用の超広角域ズームレンズとしては世界最小および最軽量（2023年10月時点）であること。焦点距離は35mm換算で15-27mm。いわゆる超広角〜広角という画角をカバーしたオーソドックスなスペックということで、小型・軽量化を目的としてカバー範囲を狭めたりしていないというところもポイントです。

長さは62mm、重さは260g。同じAPS-C用であるFUJIFILM XF8-16mmF2.8 R LM WRの長さが121.5mmで重さ805gであることを考えると、10-18mm F2.8 DG DNのボリューム感が破格であることがお分かりいただけるはず。しかも、F2.8通しの超広角ズームレンズでよくみられる、前玉が出っ張った出目金タイプでもないので、フィルターワークも可能という優れもの。これはスチール撮影はもちろん、ムービーにおいても、レンズ本体のサイズ感と合わせて大きなアドバンテージと言えます。

製品	SIGMA 10-18mm F2.8 DG DN｜Contemporary ［フジフイルムX用］	FUJIFILM XF8-16mmF2.8 R LM WR
価格	新品: 90,180円 中古: 87,800円	新品: 264,579円 中古: 120,800円
焦点距離	10-18mm（35mm判換算：15-27mm相当）	8-16mm（35mm判換算：12-24mm相当）
F値	F2.8〜22.0	F2.8〜22.0
最短撮影距離	11.6cm	25.0cm
絞り羽根枚数	7枚	9枚
重量	250g	805g
発売日	2023/10/26	2018/11/29

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レンズはContemporaryというシリーズで展開。SIGMAのレンズは基本的にArt、Contemporary、Sportsの3つのラインで構成されており、Contemporaryは、価格帯とスペックのバランスに優れたライン。10-18mm F2.8 DG DNにおいても、非球面レンズや特殊低分散ガラスを複数採用して、小型・軽量で有りながらSIGMAならではの描写力を補填。品質と使いやすさにも重点を置いているので、末永く使い続けられるでしょう。

見た目も中身も機動性に長けた超広角ズームレンズ

小型・軽量という機動性の高さに合わせた性能がしっかり盛り込まれています。まず、簡易ではありますが防塵防滴仕様になっているところ。ある程度の雨やゴミの侵入を防ぐので、屋外でも気負うことなく使うことができます。

フードが、押し込んで装着する新開発のプッシュオン式となっており、従来の回して付けるバヨネット式よりも確実性の高い装着を実現。フード自体の小型化にも繋がっています。

小型・軽量と描写能力の共存だけでなく、近接性能もしっかり備わっています。最短距離はワイド端で11.6cm、テレ端で19.1cm、最大倍率1:4とかなり寄れます。超広角域ならではのパースを活かせるだけでなく、小型であることを利用して、これまでにない絵作りに出会えるかもしれません。

ユーザーレビュー

■ ポジティブレビュー

• FUJIFILMの小さいカメラとの組み合わせでもバランスが良い
• 写りが良い
• シンプルで携帯性に優れている
• 押し込み式のレンズフードが使いやすい

FUJIFILM製でいうX-HシリーズやX-Tシリーズといったハイエンドカメラだけでなく、ミドルクラスのX-Sシリーズや、グリップ力に乏しいX-Eシリーズとも組み合わせやすいとのこと。

■ ネガティブレビュー

• 広角側の描写が純正と比べて若干劣って見える

レンズ端の描写が流れがちとのことですが、中心付近はSIGMAらしい高解像を実現。大きさや軽さ、シンプルな操作性のこと考えると十分な描写性能という評価。

まとめ

広大な景色や街角のスナップ撮影など考えうる用途は多いものの、サイズ感やレンズが出っ張っているなどの気を使う仕様でなかなか手が出しづらい広角ズームレンズ。10-18mm F2.8 DG DN｜Contemporary であれば、そういった懸念事項をまとめて払拭してくれます。純正レンズよりもリーズナブルなので、お試しに導入してみたら、手放せない1本になってくれるかもしれませんよ。