MINOLTA α7

MINOLTA α7

世界三大カメラ賞を始め、多くの賞を受賞した名機MINOLTA α7。MINOLTAの最後の上位機種として2000年に発売されました。持ちやすいグリップや背面の大きな液晶が使いやすいと今なお人気のカメラです。今回は、MINOLTA α7の特徴や中古価格、作例をご紹介します。

フィルム一眼レフ / MINOLTA / AF機
中古:
16,000円〜(28)

世界三大カメラ賞を総なめにした伝説の名機


MINOLTA α7
出典:flickr(@ little*harry)

MINOLTA α7
出典:flickr(@rok1966)

MINOLTA α7
出典:flickr(@rok1966)


1.最後の上位機種

世の中がデジタルに移行していく中、ミノルタは最後の上位機種のフィルム一眼レフとして、2000年9月MINOLTA α7を発売されました。ミノルタのフラッグシップ機であり、少し前に発売したα9の良いところを継承させ、機能によっては超える造りになっています。

ミノルタでは7や9は上位機種にしか許されない番号とされていて、α7はミノルタの集大成ともいえる技術をたくさんつぎ込み、7の番号を背負って世に送り出されました。発売当初から評価が非常に高く、世界三大カメラ賞を総なめし、他にもグッドデザイン賞などいくつもの賞を受賞しました。
 

2.見えやすいファインダー・大型ディスプレイ

α7が未だに人気である理由の一つが見えやすいファインダーと背面液晶です。最上位機種であるα9に比べると多少落ちますが、それでも視野率94%のファインダーは明るく見やすいと好評です。

また、最大の特徴でもある背面液晶は大型で、デジタルカメラのように各種設定を見ながら変えることができるのでとても使いやすいと話題になりました。
 

3.中古市場

中古価格は上昇中で、ボディのみで大体10,000円から25,000円の価格帯で販売されています。同じ名前のデジタル一眼もあるので、オンラインでの購入の際はよく注意しましょう。

MINOLTA α7にはグリップのベタつきという持病があるので、その部分も考慮して購入を検討してみてください。軽いベタつきは無水エタノールでふき取ると軽減します。また、電池はCR123Aが2本必要なので、合わせて購入しましょう。


MINOLTA α9との違い


α9はプロ向けのカメラなので、シャッター最高速度が1/12000秒とα7が1/8000秒なのに対してとても速く作られています。また、プロの使用にも耐えられるようにα7よりも堅牢性が高く、ファインダー視野率は100%ととても見やすくなっています。

α7がα9よりも優れている点は、測距点数が3倍の9点で精度が向上していること、背面に液晶を搭載して操作性が上がったこと、AFを強力にサポートできるSSMレンズにデフォルトで対応しているなどが挙げられます。


レンズマウントとおすすめレンズ


対応しているレンズはミノルタAマウントレンズです。ソニーAマウントやαマウントと表記されることもあります。α7000(1985年発売)から使用されているマウントで、AF用として作られたマウントで、ボディからレンズを電子制御します。

Aマウントのレンズは数が豊富ですが、その中でもα7におすすめなのが、MINOLTA AF 50mm F1.4です。ミノルタAFレンズの代表的存在のレンズで、濃厚で豊かな発色が特徴です。価格も数千円からあるので、これからフィルムカメラを始める方にもおすすめです。


MINOLTA α7を楽しむなら


ほとんどのフィルムカメラは一本取り終えるまで交換できませんが、α7にはフィルムの途中交換機能が備わっています。なので、この機能を使って2種類以上のフィルムを撮り比べしてみるのも楽しいかと思います。

FUJIFILMなら自然な発色、ロモグラフィーならビビッドなど、フィルムはメーカーによって得意な発色や雰囲気があります。場面に合わせてフィルムを変えてみたり、違うフィルムで同じシーンを撮影して比べてみたりなど楽しみ方の幅が広がると思います。


作例紹介


MINOLTA α7
出典:flickr(@Benjamin Balázs)
手前のピントはシャープで硬く、奥は緩やかにボケていて遠近感がよく出ています。

MINOLTA α7
出典:flickr(@ Jimmy Baikovicius)
石垣の作り出す陰影も非常にきれいです。

MINOLTA α7
出典:flickr(@Alberto)
花火が開いた瞬間のように見事な花を収めた一枚。万華鏡を除いているような不思議な気持ちにさせられます。

MINOLTA α7
出典:flickr(@ little*harry)
被写体の腕だけ時が止まったような作品。人が大勢いるはずなのに、どこか静けさを感じる作品です。


ネットユーザーのレビュー


α9よりもオートフォーカスが速く、動き回る子供の写真でも失敗が少ないと評価されていました。

デザイン面では、小型軽量なのとグリップ部分が深いため、片手でも撮れるレベルと評されるほどに持ちやすいようです。また、背面液晶が大きくて分かりやすく、とても使いやすいという意見が非常に多かったです。
 

まとめ


ミノルタの最後の上位機種として、2000年に発売されたMINOLTA α7。デジタル化が進む時代に登場したこのカメラは、その性能の高さやデザイン性の高さから、世界三大カメラ賞など数々の賞を受賞しました。

明るいファインダーや設定が分かりやすい大型液晶などが搭載され、非常に使いやすいと今なお愛用する方が多いカメラです。中古価格は上昇中ではありますが、10,000円台から購入できるので、これからフィルムカメラを始めたいという方にもおすすめです。

小型軽量でいて、持ちやすいボディと素早いオートフォーカスが搭載されているので、シャッターチャンスを逃しにくいカメラです。ぜひ、α7を手にミノルタの集大成を体験してみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

35mmフィルムAF一眼レフカメラ

レンズマウントSONY Aマウント
ファインダー
視野率94%
倍率約0.8倍
ミラー
露出制御
測光方式14分割ハニカムパターン測光、中央部重点平均測光、スポット測光
測光範囲

露出モード/撮影モード

プログラムAE
絞り優先AE
シャッター優先AE

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/8000〜30秒
巻き上げ・連写速度最高約4.0コマ/秒
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点9点
電源
使用電池CR123Aリチウム電池x2
サイズ・重量
サイズ
重量
発売日
発売日2000年01月01日