MINOLTA XD

MINOLTA XD

1977年、世界初となるシャッターと絞りの両優先AEを搭載したMINOLTA(ミノルタ) XD。両優先AEに加え、疑似プログラムAEなどの高い性能と心地よい巻き上げなどの上質な使用感が人気のカメラです。そんなMINOLTA XDの特徴や中古価格、作例をご紹介いたします。

フィルム一眼レフ / MINOLTA / MF機(電子式シャッター)
新品:
24,800円〜(1)
中古:
9,980円〜(11)

世界初となるシャッターと絞りの両優先AEを搭載した名機


MINOLTA XD
出典:flickr(@Simon Paterson)

MINOLTA XD
出典:flickr(@Simon Paterson)

MINOLTA XD
出典:flickr(@Simon Paterson)

1.シャッターも絞りも優先できる世界初のカメラ

1970年代、シャッター優先AEと絞り優先AEを一台のカメラに搭載するのは難しかったため、どちらのAEが優れているかという論争がカメラ業界で起きていました。

しかし、1977年に世界初となるシャッターと絞りどちらも優先できる両優先AEが搭載されたXDが発売されたことで、この論争に終止符が打たれました。

元々ミノルタは絞り優先AEを搭載してきたメーカーでしたが、ボディから絞り制御ができるMDロッコールレンズを開発し、このレンズを取り付けることでシャッター優先AEも可能にしました。
 

2.サイバネーションシステム

シャッター優先AEが可能となりましたが、万が一設定があまりにも適正値から外れていた場合の救済措置としてサイバネーションシステムが搭載されました。

これは、疑似プログラムAEのような役割で、シャッター優先AEに設定した際に絞りを調整しても露出が適正値にならない場合に自動でシャッタースピードを変更してくれるというものです。使い方は、モードをシャッター優先の緑色のS、絞りを最小の緑色の数字に設定するだけです。

 
3.中古市場

オンラインショップでは、大体10,000円から20,000円の価格帯で販売されています。稀に状態の良い50周年記念モデルですと倍ぐらいの価格で販売されています。記念品なのでコレクターによって大切に保存されていた場合が多いので、良品が多い印象です。

40年以上前に発売されたモデルなので、電子系統や革張り部分に経年劣化が起きていることがあるので、しっかりと事前に確認してから購入しましょう。


旧型と新型の違い


XDは製造時期によって一部変更されています。一番大きな違いは、新型はシャッタースピードの125の部分が緑色に塗装されていることです。これは、1978年に発売したCanon A-1のプログラムAEに対抗して変更されたと言われているもので、モード・絞り・シャッタースピードを全て緑色に塗装された値に設定することでほぼプログラムAEのように使えるようにしたためです。3点を緑(Green)に設定することからGGGモードとも呼ばれています。

また、旧型はソフトな外皮が使われていましたが、経年劣化が激しかったため新型では硬い外皮になっています。そして、ちょうどミノルタがロゴを刷新した時期だったため、新型の一部はミノルタのロゴが大文字になっています。
 

レンズマウントとおすすめレンズ


XDはミノルタSRマウントのレンズが使用できます。SRマウントのレンズはオートロッコール・MCロッコール・MDロッコール・New MDの4種類があります。SRマウントの他にMCマウントやMDマウントと呼ばれていることもありますが、それぞれ機能が違うだけでマウントの形状は同じです。

SRマウントのレンズはたくさんありますが、その中でもおすすめなのが「New MD 50mm F1.4」です。中古価格が10,000円前後で入手しやすいのと、標準レンズなので初めてフィルムカメラを使う方にも扱いやすいレンズです。ややコントラストは強く、開放付近でのボケも美しいレンズです。

 

MINOLTA XDを楽しむなら


シャッタースピードの125が緑色に塗装されている新型の機体と、シャッター優先AEが使用できるMDレンズを組み合わせて、疑似プログラムAEを楽しんでみてはいかがでしょうか。

シャッター音やフィルムの巻き上げなどの感触の良さもXDの魅力の一つなので、まずは煩雑な設定は全てカメラに任せて、フィルムカメラの動作音や振動を体感してみてください。出来上がった写真を楽しむだけでなく、撮る過程も楽しくなると思います。


作例


MINOLTA XD
出典:flickr(@Daisuke Murase)

MINOLTA XD
出典:flickr(@Simon Paterson)

MINOLTA XD
出典:flickr(@Simon Paterson)

MINOLTA XD
出典:flickr(@Daisuke Murase)


ネットユーザーのレビュー


性能の高さに定評のあるカメラですが、造りに対する評価も高かったです。特に優しいシャッター音と”上質”と表現される独特の感触の巻き上げに対する評価が非常に高いです。

また、一眼レフにしては小型で軽量かつ角の無いデザインなので、手に馴染みやすくて良いという意見も多かったです。
 

まとめ


世界初となるシャッターと絞り両優先AEを可能にしたMINOLTA XD。疑似プログラムAEとなるGGGモードも搭載された名機です。

中古市場では10,000円から販売されているので、入手しやすいカメラです。SRマウントのレンズが使用でき、おすすめの「New MD 50mm F1.4」も10,000円前後で入手可能です。

機能面での評価も高いですが、シャッター音や巻き上げの感触などにも評価の高いカメラです。ぜひ、XDを通して上質なフィルムカメラを体験してみてはいかがでしょうか。 
レンズマウント
型式

電子式35mmフィルム一眼レフカメラ

レンズマウントMinolta SR/MC/MDマウント
ファインダー
視野率94%
倍率約0.87倍
ミラー
露出制御
測光方式TTL開放中央重点測光
測光範囲

露出モード/撮影モード

絞り優先AE
シャッター優先AE
マニュアル

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/1000〜1秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池SR44x2
サイズ・重量
サイズ
重量
発売日
発売日1977年01月01日