MINOLTA SR-T101

MINOLTA SR-T101

1966年、世界初となる分割測光を搭載したカメラとして誕生した一眼レフMINOLTA SR-T101。中古価格は非常に安価で、操作系もクラシックで使いやすいことからフィルムカメラ初心者にもおすすめのカメラです。今回はSR-T101の魅力や中古価格、作例をご紹介いたします。

フィルム一眼レフ / MINOLTA / MF機(機械式シャッター)
中古:
9,000円〜(1)

世界初の分割測光を採用した歴史的な名機


MINOLTA SR-T101の外観
出典:flickr(@Joe Jungmann)

MINOLTA SR-T101
出典:flickr(@Michael VH)

MINOLTA SR-T101
出典:flickr(@Boris Brückhäuser)

MINOLTA SR-T101 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
出典:flickr(@Rob Nunn)


1.現代に受け継がれる測光方式のはじまり

今でこそ当たり前になっているTTL開放測光ですが、MINOLTAではSR-T101が初めて採用されました。

TTL測光とはレンズを通った光を測る方式で、他の測光方式に比べて精度が高いというメリットがあります。ただ、そのままだと絞りを小さくするほどファインダー内が暗くなってしまうので、絞りを調節しても暗くならないように開発されたのが開放測光でした。

また、同時に採用された分割測光も今は当たり前のような測光方式ではありますが、世界で初めて搭載されたのがSR-T101でした。SR-T101では画面内を上下に二分割して測光できるようになっており、ポートレート写真などで空が大きく入った際に、空の明るさに引っ張られず被写体を適正露出で撮影できるようになりました。
 

2.クラシカルな機械式カメラ

フィルムカメラ初心者にもおすすめと言われるSR-T101の特徴の一つが、クラシカルな造りにあります。

1966年に発売された機械式カメラであるSR-T101は、フィルムの巻き上げやシャッター、クランク巻き戻しなどの操作系が非常にオーソドックスな造りになっています。SR-T101が使えるようになれば他のフィルムカメラも使えるようになると言われるほど正統派に仕上げられているので、フィルムカメラ初心者におすすめと言われています。

また、ファインダー内に表示される露出計の指針も非常にクラシカルで機能的にできています。絞りやシャッタースピードを調整し、表示されている2本の指針が重ねると適正露出になるようになっています。
 

3.中古市場

中古価格は非常に低く、オンラインショップではボディのみで数千円で販売されていることがほとんどです。1966年に発売された機種なので、多少の傷などはありますが丈夫なカメラなので動作確認等が問題なければ大丈夫です。

また、レンズとセットでも13,000円前後で販売されているので、こちらもおすすめです。フリマアプリなどでも安く出品されていますが、古いカメラなのでクリーニング等がしっかりされている店舗で販売されているものを選ぶことをおすすめします。


対応マウントとおすすめレンズ


SR-T101はミノルタSRマウント(MCマウント)のレンズが使用できます。SRマウントのレンズはオートロッコール・MCロッコール・MDロッコール・New MDの4種類があります。SR-T101はMCロッコールに対応したボディなので、MCマウントと称されることもあります。

SRマウントレンズは緑色のコーティングがされていることから、緑のロッコールとも呼ばれており、全体的に柔らかいけれどボケはすっきりとキレのある描写が得意なレンズが多いです。

SRマウントレンズの種類は豊富にありますが、開放測光を搭載したSR-T101のために開発されたMCロッコールレンズがおすすめです。
 

MINOLTA SR-T101を楽しむなら


露出がマニュアルのみなので、絞りとシャッタースピードに関する知識があると良いでしょう。デジタルに慣れていると最初は戸惑うかもしれませんが、自分で全て調整できると自分だけの世界が表現できるようになります。繰り返し撮影することで、段々とコツを掴めるようになるので、マニュアル撮影を楽しみながら上達していくことができます。

また、レンズも豊富なカメラなので、慣れてきたら他のレンズに挑戦するのも面白いと思います。


作例紹介


MINOLTA SR-T101 / MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
出典:flickr(@Yosh The Fishhead)
MC Rokkor 50mm F1.4で撮影された作品。すっきりとした色味と繊細な描写が感じられます。

MINOLTA SR-T101 / Carl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8
出典:flickr(@Yosh The Fishhead)
マウントアダプターを使ってカールツァイスレンズを使用した作品。玉ボケの幻想的な美しさに惹かれます。

MINOLTA SR-T101 / MC W.ROKKOR 28mm F2.8
出典:flickr(@Yosh The Fishhead)
minolta MC Auto Extension Tube 28mmというマクロ撮影が可能になるリングを使用した作品。花びらの細かい線まで捉えています。

MINOLTA SR-T101 / MC ROKKOR-PF 50mm F1.7
出典:flickr(@Boudewijn Berends)
少しノスタルジックな発色がとてもおしゃれです。


ユーザーレビュー


ジャンク品として販売されていたものを買ったという方が多く、撮影の前にまず掃除をしてみたがホコリなどをふき取れば古くても動いたという意見が多かったです。

ただ、分解して掃除した際に、プリズム部の糸が切れてしまい露出計が動かなくなったという方も多かったので、掃除が必要な個体を購入した際はプロに任せた方が無難なようです。シンプルでクラシックな操作系と丈夫さから、初心者にもおすすめのカメラだと評価している方も多かったです。
 

まとめ


今から60年近く前に発売されたMINOLTA SR-T101。当時の最新測光方式が取り入られたカメラで、今では当たり前になった分割測光を世界で初めて採用されたカメラです。

SR-T101が操作できるようになれば他のカメラも使えるようになると言われる、扱いやすいオーソドックスな操作系と手ごろな中古価格から、フィルムカメラ初心者にもおすすめのカメラです。

ぜひ、豊富なロッコールレンズ群と共に、SR-T101でフィルムカメラを楽しんでみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

35mmフィルム一眼レフカメラ

レンズマウントMinolta SR/MC/MDマウント
ファインダー
視野率
倍率
ミラー
露出制御
測光方式
測光範囲

露出モード/撮影モード

マニュアル

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/1000〜1秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池水銀電池1.3V x 1、LR44 x 1
サイズ・重量
サイズ145 x 94.5 x 47.5mm
重量705g
発売日
発売日1966年04月01日