HASSELBLAD 503CW

HASSELBLAD 503CW

HASSELBLAD Vシステムの最終形態モデルとして、1996年に発売されたHASSELBLAD 503CW(ハッセルブラッド 503CW)。2013年のVシステム生産中止まで販売されたモデルで、HASSELBLADの伝統的なデザインの中に、モダンさも併せ持つ中判フィルムカメラです。今回は、HASSELBLADの魅力、503CWの特徴や作例をご紹介いたします。

フィルム一眼レフ / Hasselblad / MF機(機械式シャッター)
中古:
189,500円〜(11)

HASSELBLAD Vシステムの最終形態モデル 


HASSELBLAD 503CW
出典:flickr(@Peng Chen)

HASSELBLAD 503CW
出典:flickr(@Peng Chen)

HASSELBLAD 503CW
出典:flickr(@Alexander Boden)


1.HASSELBLADの魅力
 
中判フィルムカメラと言えば、誰もが耳にしたことのあるHASSELBLAD(ハッセルブラッド)。堅牢な造りと高い性能、豊富なレンズ群やアクセサリーで、数多のプロカメラマンを魅了してきました。歴史的瞬間を写したカメラとしても有名で、アポロ計画で撮影された月から見た地球などの写真は全てHASSELBLADでした。

また、「ノッチ」と呼ばれる左淵に現れるV字の切れ込みは、HASSELBLADで撮影したことの証明にもなったため、ノッチがあるだけで撮影料が高く取れるとの神話が生まれるほどに信頼されていました。

カールツァイスレンズを通した発色豊かな優しい世界は美しく、お辞儀をするようにファインダーを覗くと広がるその世界に魅了されたユーザーは今でも増え続け、多くのファンが愛する伝説のカメラシリーズとなりました。


2.HASSELBLAD 503CWの位置づけ

1996年、503CWはHASSELBLADの代表的シリーズ、Vシステム500シリーズの最終形態モデルの一つとして発売され、2013年にVシステムの生産中止まで販売されました。

大型ミラーを採用するなどミラー部分が改良され、フィルムの自動巻き上げが可能になる専用の電子ワインダーが装着可能になるなど、従来機と比べて実用性がアップしているのが特徴です。ミレニアムキットやレッド・ブルー・グリーン・イエローなどのカラーモデルなど、さまざまな限定モデルも販売されました。
 

3.中古市場

販売されてもすぐに売れてしまうため、市場での流通量は少なく、価格も高めです。2013年まで発売されたカメラなので状態の良いものは多く、オンラインショップではボディのみで100,000円程度、フィルムバックやレンズ、ファインダーなどオプションの数によっては安いもので150,000円程度、オプションがたくさん付くと500,000円というものもあります。

初めてHASSELBLADを使うという方は、ボディ・フィルムバック・レンズの3点がセットになっているものを選ぶと良いでしょう。大体300,000円前後で販売されています。ネットオークションなどでも出品されていますが、こちらでも高値で取引されているので、中古カメラ専門店などでしっかり整備されたものを購入することをおすすめします。
 

HASSELBLAD 503CWを楽しむなら


プロ愛用カメラのHASSELBLADですが、あえて日常の何気ない瞬間を切り取ってみるのも面白いかと思います。

もちろん、プロのように作品を作りこむのも楽しいですが、普段スマホなどで気軽に撮影するようなシーンでぜひ503CWを使ってみてください。普段見慣れている世界を503CWで切り取ることによって、中判フィルムならではの解像度の高さやカールツァイスレンズを通した優しい世界のすごさが良く分かると思います。


作例紹介


HASSELBLAD 503CW
出典:flickr(@stephanie carter)
モノクロフィルムで撮影された一枚。しわの一本一本まで細かく描写されています。

HASSELBLAD 503CW
出典:flickr(@Christopher Michel)
濃厚な発色の作品。ボケは滑らかでありながら甘すぎず、全体的にすっきりとしています。

HASSELBLAD 503CW
出典:flickr(@Joi Ito)
青竹の瑞々しさがまぶしい作品。玉ボケもきれいに出ています。

HASSELBLAD 503CW
出典:flickr(@Zephyrance Lou)
緻密に作り上げられた作品。独特の世界に引き込まれます。


対応マウントとおすすめレンズ


503CWの対応マウントはHASSELBLAD Vマウントで、カールツァイスのVマウントレンズが使用できます。広角や望遠などさまざまな種類のレンズが豊富にありますが、503CWにはCFレンズがおすすめです。

HASSELBLADはフォーカルプレーンシャッターとレンズシャッターの2タイプ存在しますが、どちらのタイプのシャッターでも使えるようにしたレンズのことをCFレンズといい、1982年頃から販売されました。

503CWと同年代のCFレンズはデザイン的にも相性が良く、CFレンズより古いCレンズよりもシャープで鮮やかな発色が特徴です。CFレンズの中でもおすすめは、Planar T* CF 80mm F2.8 です。中判フィルムカメラとしては標準レンズに当たるレンズで、優しいボケが楽しめます。また、中古市場での流通量も多いので入手しやすいレンズです。
 

ユーザーレビュー


購入する前に、まずはレンタルで試してみたという方も多かったです。HASSELBLADは憧れのカメラという方が多く、フィルムを巻き上げるだけでも楽しいという意見が多かったです。

特にファインダーは見えやすくて美しいので、一度覗くと虜になってしまうという方も多かったです。
 

まとめ


中判フィルムの王様、HASSELBLAD Vシステムの最終形態モデルとして誕生した503CW。ワインダーによる連続撮影も可能な、実用的な中判フィルムカメラです。

中古価格は高く、レンズ・ボディ・フィルムバックの3点セットは300,000円前後となっています。カールツァイスの豊富なレンズ群が使えることも魅力の一つで、カールツァイスとHASSELBLADの作り出す世界は多くのカメラマンを虜にしてきました。

ぜひ、503CWを通して、中判フィルムの世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

機械式中判一眼レフカメラ

レンズマウントHasselblad Vマウント
ファインダー
視野率
倍率
ミラー
露出制御
測光方式
測光範囲

露出モード/撮影モード

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/500〜1秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池不要
サイズ・重量
サイズ
重量
発売日
発売日1996年01月01日