Canon EOS M6

Canon EOS M6

2019年8月28日にEOS M6 Mark IIが発表されて、2017年4月20日発売のEOS M6はお払い箱。かと、思いきや、後継機の登場で価格の下がったEOS M6は改めて注目を集めています。今一度EOS M6が自分に合うカメラか、その性能を解説します。

ミラーレス一眼 / Canon / エントリー
新品:
47,499円〜(381)
中古:
36,500円〜(95)

今買うべきお散歩一眼


EOS M6はCanonのEOS Mシリーズ中級機であり、EVF非搭載ミラーレスとしては最上位にあたる機種です。EOS Mシリーズは、Canonが他社に先行されたミラーレス市場への切り込み隊長的なシリーズとして市場投入しています。

そのため次々と新機種が登場して、どれがどのクラスなのかがわかりにくいですが、EOS M6はEOS Mからスタートし、M2、M3と進化してきたファインダーレスAPS-Cミラーレスの後継機となっています。M6の後継機がMark IIとして発売されたことから、今後のEOS MシリーズはM5が最上位でM6が中級機、M3桁が入門機という形で発売されていくことが予想されます。

そんなEOS M6はファインダーレスなのでボディ本体は直方体に近い外観で、レンジファインダーカメラにも似た印象があります。ポップアップ式の内蔵フラッシュもレンジファインダーを想起させます。非常にコンパクトですが、イメージセンサーは当然APS-Cなのでスマホやコンデジなどとは比較にならない明るさのカメラということになります。

Canon史上最軽量はM3桁シリーズになりますが、M6もそれに匹敵する軽量コンパクトさで、重量は本体のみで361gと、レンズによってはペットボトル以下の重量で、他のデジタル一眼の様に持ち運びの煩わしさはありません。一眼レフカメラはファインダーによって高さがでてしまい、ミラーがあるのでカメラの厚みもでます。

レンズも大きいので持ち運ぶにはカメラバッグが必須で、バッグなしで首から下げて持ち運ぶと肩がパンパンになります。そんな持ち歩くには覚悟が必要となる一眼レフに対し、EOS M6はそれこそペットボトルを持ち歩くような手頃さで、持ち歩く事ができます。まさにお散歩用デジタル一眼としては最強カメラといえます。

Canon EOS M6 / EF35mm F2

暗所耐性はフルサイズにはお呼びませんが、APS-Cとしては十分

Canon EOS M6 / EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM

連写速度は高く、ファインダーなしでも意外と動きモノを追えます

Canon EOS M6 / EF50mm F1.8 STM

コンデジの様な大きさでも、デジタル一眼ならではボケ感がしっかりと楽しめます

Canon EOSシリーズ相関図(2020年10月時点)


お散歩一眼には十分な機能とコスパ


お散歩一眼といっても、大きく性能が劣ってしまっては持ち運ぶモチベーションも下がります。EOS M6は2420万画素のデュアルピクセルCMOSセンサーを搭載していて、映像エンジンはDIGIC 7なので、APS-C中級レフ機などに引けをとらない画質があります。

AF速度はさすがにレフ機には及びませんがデュアルピクセルAFなので大きなストレスを感じさせることはなく、AF測距点で49点もあり、画面内から自由にピント位置を選ぶことができます。1回のバッテリー充電で撮影できる枚数、撮影可能枚数は約295枚ということで、やはりミラーレスの弱点が露呈していますが、1日ガッツリ撮影するのではなく、お散歩撮影程度であれば問題ない枚数と言えます。動画は残念ながら4K対応はしていませんが、写真機としてみれば十分な性能といえます。

そんなミラーレス一眼が本体のみなら5万円強で買えてしまいます。数十万円する上に2kg近くある一眼レフカメラをお散歩ついでに持ち歩く人はまずいないでしょう。しかし、500g程度で5万円くらいのカメラであれば気軽に持ち運ぶことができます。

Canon EOS M6 / EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM

Canon EOS M6 / EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM


気になるコンパクトミラーレスのホールド感と操作性


「持ち歩く」ということを大前提としてEOS M6を見た場合、軽量コンパクトという点は最良の選択肢となるM6ですが、気になるのがホールド感です。

やはりコンパクトなミラーレスということで、グリップを握ったときに小指があまります。男の手だと薬指もうまくグリップしない人が多いでしょう。グリップ自体も浅いので、握り込むというよりは指先を引っ掛けるというイメージです。ただ、この「引っ掛ける」という部分がギリギリのホールド感をもたらしていて、背面の親指部分にも引っかかりがあるので、片手でもカメラを固定することができます。大きなグリップのある一眼レフ程はホールドできませんが、うまく握れずにカメラを落としてしまうようなことはない程度のホールド感はあります。

もう1つ気になるのが操作性でしょう。コンパクトなミラーレスはボタンなどが少なく操作性が悪いというデメリットがよくあげられます。確かにM6もかなりボタン類は少なく、右手親指と人差指付近に集約されています。

しかし、電子ダイヤルはメインとサブの2つあるのでマニュアル撮影でも操作性は問題ないでしょう。ライビュー撮影が主となるM6なら測距点選択などはタッチパネル操作なので物理ボタン不足はそこまで問題となりません。


気になる型落ち感は


既にEOS M6 Mark IIが発売されているということで、EOS M6には型落ち感があることは事実です。瞳AFやタッチ&ドラッグ、測距点の多さなどのAF面の進化はM6 Mark IIが大きく進化を感じさせるポイントです。

他にも4K動画やUSB Type-Cなども最新ミラーレスでは定番機能もM6 Mark IIで新搭載されました。こうして見ると大きな進化とも見られますが、4K動画を除けば「この機能がなければ撮影ができない」という致命的なものはなく、AFの違いも「腕でカバー」とわりきってM6を使うことができます。

CanonはEOS M6 Mark IIやレフ機のEOS 90Dと3000万画素超えのAPS-C機を登場させました。もちろん画素数はあればあるだけ良いということは間違いありませんが、M6の2420万画素があれば仕事で大判ポスター撮影が必要ということでなければ十分とも言えます。

メイン機であれば性能への妥協は少なくしたいですが、サブ機としてみるとコストと性能の兼ね合いで考えればM6は十分に候補となり得ます。

Canon EOS M6 / EF35mm F2


おすすめレンズ「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」


レフ機のサブ機としてEOS M6を購入する場合、レンズキットを購入せずにマウントアダプターだけ購入してEFレンズを使うという手段もありますが、標準キットレンズのEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMは是非とも手に入れておきたいレンズです。

コンパクトなEOS Mシリーズですが、マウントアダプターを使ってEFレンズを装着するとどうしてもレンズの大きさが気になります。EF-Mレンズはボディ本体に合わせてコンパクトに設計されているので、セットで使うことによって携帯性が飛躍的に向上します。お散歩にはEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMを装着して出かけたいですね。

Canon EOS M6 / EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM

こんな突然の出会いでも常にM6をカバンに入れておけば安心ですね。

Canon EOS M6 / EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM


ネット上のユーザーレビュー


ポジティブレビュー

  • 以前のMシリーズよりも質感が良くなった
  • MFの切り替えがすぐにできて、ピーキング機能もあるので便利
  • とにかく小さいので普段使いのバッグにも入れられて携帯性は抜群
  • サーボAFでの連写はけっこう信頼できる
  • 今までのミラーレスよりAFが速くストレスがない

M6はM3からデュアルピクセルなどの大きな進化が高評価になっていて、ミラーレスカメラとして使い勝手はかなり確保されています。
 
ネガティブレビュー

  • 中級機というよりもエントリー機といった印象
  • 暗所でのAFがいまいちで、暗いとAFが合焦してくれない
  • びっくりするくらいバッテリーがすぐなくなる
  • 動画性能は時代遅れ感が否めない
  • ストラップ取り付け金具の取り回しが悪い

やはりレフ機や最新ミラーレス機と比較すると物足りない部分は否めませんが、それをどこまでコストやコンパクトさとのバランスと考慮するかが購入時の判断材料になりそうです。
 

まとめ


一眼レフはEOS Kiss X10などではかなり小さくなりましたが、それでもカバンに入れれば嵩張るので持ち運ぶにはそれなりの準備が必要です。しかし、シャッターチャンスはいつ訪れるかわかりません。

常にAPS-Cセンサーサイズのカメラを持ち歩きたいけど、荷物は減らしたいというとき人に最適なカメラがEOS M6です。後継機となるM6 Mark IIも発売され、メイン機としてじっくり撮影に望むには機能不足を感じるところもありますが、価格も下がったことでコスパも良くなり、サブ機にはもってこいとなっています。

レフ機を防湿庫に入れたまま、シャッターチャンスを逃したことがあるならば、M6を常時携帯用APS-C機としてみれば良いでしょう。
レンズマウント
レンズマウントCanon EF-Mマウント
撮像素子
センサーサイズAPS-C(22.3×14.9mm)
有効画素数2,420万画素
ダスト低減機能
映像エンジンDIGIC 7
画像記録
記録媒体

SDカード
SDHCカード
SDXCカード

スロット数

シングルスロット

記録画素数

L(ラージ):約2400万(6000×4000)画素
M(ミドル):約1060万(3984×2656)画素
S1(スモール1):約590万(2976×1984)画素
S2(スモール2):約380万(2400×1600)画素
RAW(ロウ):2400万(6000×4000)画素

画像ファイル

JPEG/RAW

動画
4K対応-
記録サイズ

Full HD(1920x1080):59.94p
HD(1280×720):59.94p
VGA(640x480):29.94p

記録形式

MP4

ライブビュー
フォーカスデュアルピクセル CMOS AF方式
シャッター
シャッター速度1/4000~30秒
連続撮影速度最高約9.0コマ/秒
露出制御
測光方式/測光分割数撮像素子によるリアルタイム測光
ISO感度100〜25,600
AF
測距点最大49点
ファインダー
視野率
倍率
ストロボ
内蔵ストロボ
液晶モニター
サイズ3インチ 104万ドット
可動式チルト式液晶
I/F
インターフェース

HDMI、Micro USB、AV出力

無線LAN
Wi-Fi機能
ネットワーク
NFC
Bluetooth
防塵・防滴
防塵・防滴-
手ブレ
手ブレ補正機構
GPS
GPS-
電源
撮影可能枚数(ファインダー)

撮影可能枚数(ライブビュー)

常温(23℃)約295枚

動画撮影可能時間

常温(23℃)約1時間25分

USB充電-
使用電池充電式リチウムイオン電池LP-E17
サイズ・重量
サイズ112.0(幅)×68.0(高さ)×44.5(奥行)mm
重量343g
発売日
発売日2017年04月20日