製品解説
スペック
使い勝手の良いGFX標準ズーム
「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」は2020年2月に発売された「GF32-64mmF4 R LM WR」に次ぐ標準ズームレンズです。網羅できる画角が広く、より多彩なシーンで使えるところが大きな魅力。知っておきたい特徴は、次の3つです。
1.35mm換算で36mm~79mmまでを網羅できる標準ズームレンズ
「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」は、35mm換算で36mm~79mmを網羅できる標準ズームレンズです。準広角域と標準、望遠の3つの焦点距離を網羅しているため、風景撮影やスナップ撮影、ポートレート撮影など目的を選ばずさまざまな構図で撮影できます。
ズーム全域で、開放F値4という明るさをキープできるところも大きな魅力。開放F値4と聞くと少し暗く感じるかもしれませんが、GFレンズの対象となる中判カメラは通常の1.7倍のイメージセンサーを搭載しているので大きなボケ感が作りやすくなっています。
また、非球面レンズ3枚やスーパーEDレンズ1枚を含む12群16枚のレンズ構造となっており、色収差や湾曲収差を徹底的に抑えているところもポイント。「GFX100」などに搭載されている1億2百万画素のイメージセンサーに対応できる色彩表現や高解像度を持ち合わせています。
2.5.0段分の手ぶれ補正と高速AFを搭載
あらゆるシチュエーションで撮影できるレンズだからこそ、気になるのは性能の高さ。「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」はリニアモーターを採用しており、ここぞという瞬間を逃さない高速AFが叶います。
それだけでなく、5.0段分の手ぶれ補正も備わっているため、手持ち撮影でも手ぶれを気にすることなく撮影することが可能。
スポーツ撮影や動物撮影、モーターカー撮影など動きの速い被写体を前にしても、臆することなく撮影が楽しめます。
3.ハードユースに耐えられる防塵防滴仕様
「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」は重量1,005g、直径93mm×全長174.5mmと少し大きめのサイズ感になっています。重厚感のあるデザインとなっており、GFXシリーズに装着しても違和感がないところが特徴です。
また、防塵防滴、耐低温性能が備わっているため、天候に左右されることなく安心して使えるところもポイント。過酷な撮影が続くプロユースに耐えられる仕様となっています。
こんなシーンにおすすめ
「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」は、35mm換算で36mm~79mmを網羅できるため、ダイナミックな風景撮影やスナップ撮影、被写体をクローズアップしたポートレート撮影や動物撮影などシチュエーションを選ばず使用できます。
ズーム全域で開放F値4の明るさをキープできるだけでなく防塵防滴が備わっているため、環境に左右されることなく使えるところもポイント。美しい玉ボケも演出できるため、雰囲気のあるポートレート撮影やテーブルフォトにもピッタリ。このように、標準ズームレンズらしい多彩なシーンで活躍してくれるレンズです。
併せて比較検討したいレンズ
「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」を検討するときに気になるのが、同じく標準ズームレンズの「GF32-64mmF4 R LM WR」ではないでしょうか。両者の主な違いは下記のとおりです。
製品 | FUJIFILM GF45-100mmF4 R LM OIS WR | FUJIFILM GF32-64mmF4 R LM WR |
---|---|---|
価格 | 新品:236,599円〜 中古:301,800円〜 | 新品:261,900円〜 中古:217,000円〜 |
焦点距離 | 45-100mm(35mm換算:36-79mm) | 32-64mm(35mm判換算:25-51mm相当) |
F値 | F4.0〜32.0 | F4.0〜32.0 |
最短撮影距離 | 65.0cm | 50.0cm |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 |
手ブレ補正 | ○ | - |
防塵 | ○ | ○ |
防滴 | ○ | ○ |
重量 | 1,005g | 875g |
発売年月 | 2020年02月 | 2017年02月 |
- 「GF32-64mmF4 R LM WR」は30mm換算で25mm~51mm相当を網羅できるため、「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」と撮影できる画角が異なる
- 「GF32-64mmF4 R LM WR」もリニアモーターを搭載しているので、高速AFが叶う
- 「GF32-64mmF4 R LM WR」には手ぶれ補正が搭載されていないので、手ぶれ補正を使用したい場合は「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」
- 「GF32-64mmF4 R LM WR」はワイド端での最短撮影距離が0.5mなので、「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」よりも被写体に近寄れる
- 「GF32-64mmF4 R LM WR」は重量875g、直径92.6mm×全長145.5mmなので、軽量コンパクトさを求める人におすすめ
このようにどちらも標準ズームレンズではありますが画角や性能が異なるため、重視したいポイントに合わせて選んでみてください。
ユーザーレビュー
「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」のレビューを見てみると、「手ぶれ補正が備わっているため、シャッタースピードを落としても安心して手持ち撮影ができる」「描写力や解像度は素晴らしいの一言で、撮影できる写真に満足できる」という声が目立ちます。
一方で「レンズのみで1,000gを超えているため、持ち歩きが大変」という声も。いずれにしても、GFXシリーズの性能の高さを充分活かせる描写力に定評があるようです。
まとめ
「GF45-100mmF4 R LM OIS WR」は準広角域と標準、望遠の3つの焦点距離を網羅できるため、多彩なシーンで大活躍するレンズです。GFXシリーズの高解像度や描写力を表現できる力が備わっているのはもちろんのこと、高速AFや手ぶれ補正など撮影をサポートする性能も備わっています。
使い勝手のいい標準ズームレンズを探している人は、ぜひチェックしてみてください。
基本仕様 | |
---|---|
対応マウント | FUJIFILM Gマウント |
フォーカス | AF |
フルサイズ対応 | - |
APS-C専用 | - |
レンズ構成 | 12群16枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
焦点距離 | 45-100mm(35mm換算:36-79mm) |
最短撮影距離 | 65.0cm |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
開放F値 | F4.0〜32.0 |
画角 | 62.6~30.6度 |
手ブレ補正機構 | ○ |
防塵 | ○ |
防滴 | ○ |
サイズ・重量 | |
最大径×長さ | |
重量 | 1,005g |
フィルター径 | 82mm |
発売日 | |
発売日 | 2020年02月27日 |
製品情報
- カテゴリ
- ズームレンズ
- メーカー
- FUJIFILM
- タイプ
- 標準
- マウント
- FUJIFILM Gマウント
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FUJIFILM GF45-100mmF4 R LM OIS WR | FUJIFILM GF32-64mmF4 R LM WR | FUJIFILM GF35-70mmF4.5-5.6 WR | |
価格 | 新品:236,599円〜 中古:301,800円〜 | 新品:261,900円〜 中古:217,000円〜 | 新品:120,000円〜 中古:105,800円〜 |
焦点距離 | 45-100mm(35mm換算:36-79mm) | 32-64mm(35mm判換算:25-51mm相当) | 30-70mm(35mm判換算:28-55mm相当) |
F値 | F4.0〜32.0 | F4.0〜32.0 | F4.5〜32.0 |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 9枚 |
手ブレ補正 | ○ | - | - |
重量 | 1,005g | 875g | 390g |
発売年月 | 2020年02月 | 2017年02月 | 2021年11月 |