PENTAX ME

PENTAX ME

小型軽量かつ高性能で有名なPENTAX Mシリーズ。そのシリーズのベースとなったPENTAX MEはMXに並び発売されてから40年以上たった今でも根強い人気のあるカメラです。AE機なので、MXよりも操作が簡単で、フィルムカメラ初心者の方にも扱いやすい機種です。そんなPENTAX MEの魅力や使い方、作例などをご紹介いたします。

フィルム一眼レフカメラ / PENTAX / MF機(電子式シャッター)
中古:
5,480円〜(11)

PENTAX Mシリーズの原点


PENTAX MシリーズのベースとなったME。多くの派生モデルを生んだ魅力をご紹介いたします。

PENTAX MEの外観
出典:flickr(@sonvisen)

PENTAX ME / smc pentax-m 28mm f/2.8
出典:flickr(@27031365@N02)

PENTAX ME
出典:flickr(@25797459@N06)

PENTAX ME
出典:flickr(@joebrent)

1. シャッターダイヤルの無いカメラ

作画に専念できるように、情報はファインダーに集中させ、操作は簡略化するというコンセプトの元設計されたME。当時としては大胆な試みである、シャッタースピードダイヤルを無くした絞り優先AE機として誕生しました。なので、撮影者は絞りだけ決めれば、あとはカメラが自動でシャッタースピードを調整してくれるので、撮影に集中できるようになりました。
 
2.Mシリーズ派生モデル

MEを含むPENTAX Mシリーズは、PENTAXの小型軽量カメラとしてMEとMXが開発されました。その後、MEを元に高機能化と簡略化の2本に分かれて派生モデルが誕生しました。派生モデルは4種類作られており、ファインダー内表示などを簡略化したものが「MV1」、MEの露出モードにマニュアルを追加した「ME Super」、ME Superをベースに世界初となるオートフォーカスを搭載した「ME-F」、ファインダーが明るく見やすく、さらにストロボ充電完了やシャッタースピードが表示されるようになった「MG」の順に発売されました。
 
3.基本的な使い方

まず電池を入れます。電池は本来は、1.5V 銀電池 G-13型が2個必要なのですが、現在販売していないので、LR44かSR44電池を2個入れます。その次にフィルムを装填し、フィルム感度を設定します。フィルムを巻き上げた後、天気や照明の明るさに応じて絞りを決め、ファインダーを覗いてピントを合わせます。シャッターを半押しにして、ファインダー内のLEDが点灯したら、シャッターを押しこみます。シャッターを押したら、フィルムを巻き上げるのを繰り返し、最後まで撮り終えたら、ボディ底面のボタンを押し、フィルムを巻き上げ・取り出して終了です。
 
4. 中古市場

オンラインショップやフリマアプリでは、ボディだけの場合安いもので3,000円台から取引されており、状態の良い高いものでも20,000円弱で流通しています。レンズセットのものでも大体同じ価格帯で取引されていることが多いです。

経年劣化で不具合も多く発生する機種なので、場合によっては修理費の方が高くなってしまうこともあるので、ジャンク品を買う場合はそれ相応の覚悟が必要です。心配な方は、店頭で動作確認を入念に行ってから購入する事をおすすめします。

 

PENTAX MEを楽しむシチュエーション


絞り優先AE機なので、ぜひ風景や花などの植物など動きの少ない被写体の撮影に適しています。シャッタースピードなどはカメラが自動で決めてくれるので、焦らずに撮りたい対象にピントを合わせ、シャッターを押してみましょう。また、小型で有名なMXよりも一回り小さく、カバンに入れてもかさばらないので、旅行など遠出をする際に活躍してくれる事と思います。
          

作例紹介


PENTAX ME
出典:flickr(@kerosenerose)
逆光に照らされた野の花から風を感じる一枚。ボケ感がどこかノスタルジックな気持ちにさせます。

   
PENTAX ME
出典:flickr(@crawfordbrian)
天窓から差し込む光と陰になっている壁のコントラストが美しい作品です。

   
PENTAX ME
出典:flickr(@kerosenerose)
End rollというフィルムの一番端の作品。一部感光している部分のオレンジ色がきれいなフィルムならではの一枚です。

PENTAX ME
出典:flickr(@seerasea)
暗いライブ会場での一枚。ビビッドな背景に、クリアなピントで浮かび上がる人物が印象的です。

PENTAX ME
出典:flickr(@joebrent)
夕日が暮れた暗い街に浮かび上がる橋が独特の雰囲気を醸し出している一枚。ざらっとした粒子感で、橋の光と遠くの夕日がぼんやりと写っているところがフィルムらしい作品です。


対応レンズ


MEはPENTAX Kマウントに対応したレンズが対応しています。Kマウントはバヨネット式という爪でひっかける方式のマウントです。そして、最大の特徴がユニバーサルマウントという仕様が公開されているマウントであるという事で、Kマウントはリコーなどでも使用されています。

おすすめのレンズはsmc PENTAX-M 50mm F1.7という単焦点レンズです。軽量でコンパクトなパンケーキレンズと呼ばれ、風景はもちろん最短45cmまで被写体に寄って撮影できます。このレンズの魅力は何よりも柔らかなボケ感です。こちらがsmc PENTAX-M 50mm F1.7とMEを組み合わせた作例です。

PENTAX ME / smc PENTAX-M 50mm F1.7
出典:flickr(@jelles)

手前の被写体にだけピントが合い、他はきれいに優しくボケています。このボケ具合が特徴的なレンズです。
 

ネット上のレビュー


ボディが本当に小さく、それでいて高機能であるので、よくこのボディに収まっているなという関心の声が多く見受けられました。また、縦走り金属幕シャッターなので、巻き上げが軽く音も軽快で良いという意見も多かったです。
 

まとめ


MXと共に誕生し、数多くの派生モデルのベースとなったPENTAX ME。小型ながら高性能であり、かつシンプルで操作が簡単という事もあり、フィルムカメラ初心者を始め多くのカメラファンに愛されてきました。

Mシリーズの原点とも言えるこの一台を手に、自分の世界を切り取ってみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

電子式35mmフィルム一眼レフカメラ

レンズマウントPENTAX Kマウント
ファインダー
視野率
倍率
ミラー
露出制御
測光方式中央部重点全面測光
測光範囲

露出モード/撮影モード

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/1000〜8秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池LR44x2またはSR44x2
サイズ・重量
サイズ131x82.5x49.5
重量460g
発売日
発売日1976年01月01日