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定額買取

Canon RF75-300mm F4-5.6
Canon RFマウント
2025/05/30発売
2025年4月末に突如発表されたCanonの新レンズ、RF75-300mm F4-5.6。
新レンズ発表の前は、レンズ開発の噂があったりするものですが、このレンズはそんな噂もありませんでした。それもそのはず、RF75-300mm F4-5.6は全くの新レンズではなく、一眼レフのレンズをミラーレスマウントに対応させる形で開発されたレンズだからです。非常にユニークな開発過程を経たRF75-300mm F4-5.6の性能をみていきましょう。
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本体の買取額:13,600円(定額)
著者: enoF
撒き餌レンズの新境地開拓となるレンズ
通常、レンズの名称は、マウント、焦点距離、F値、手ぶれ補正、AFモーターと記載されることが一般的です。しかし、Canonが2025年5月末に発売するRF75-300mm F4-5.6は、AFモーターの記載はなく、F値で名称が止まっています。
そんな特殊な名称となっていることは、RF75-300mm F4-5.6が「最新レンズではない」ということが理由となっています。2025年発売のレンズを「最新レンズではない」というのは、RF75-300mm F4-5.6がEF75-300mm f/4-5.6 IIIのリメイクレンズであるからです。
光学設計をはじめ、設計のほとんどはEF75-300mm f/4-5.6 IIIと同一で、デザインとマウント部分を変更して完成されたレンズがRF75-300mm F4-5.6。レンズ内手ぶれ補正はEF75-300mm f/4-5.6 III同様に非搭載で、AFモーターも同じDCモーターが採用されています。
F値で名称が止まっているのは、AFモーターが他のRFレンズで使われるようなSTMやUSM、最近よく採用されるVCMではなく、DCモーターという駆動方式で他のレンズでは採用されていないということが理由となっています。DCモーターは駆動音が大きいというデメリットがありますが、低コストでハイパワーというメリットがあり、EF75-300mm f/4-5.6 IIIの重いフォーカスレンズ群を動かすには、このモーターが必要だったという理由がありそうです。
さて、そもそもEF75-300mm f/4-5.6 IIIというレンズですが、日本人にとってはあまり馴染みのないレンズではないでしょうか。
それもそのはず、海外販売のみで国内販売されなかったので、国内でこのレンズを見かけることはほぼないからです。ただ、海外では未だ一眼レフを愛用しているユーザーは多く、1999年発売のEF75-300mm f/4-5.6 IIIですが、現在でも一定のニーズがあるレンズです。
RF75-300mm F4-5.6はその生産ラインを利用することで、新しくレンズを設計するよりも大幅なコストカットに成功。RF75-300mm F4-5.6は安価に超望遠撮影を楽しめるレンズとなっています。
その価格は、いわゆる「撒き餌レンズ」に近い価格帯であり、RF75-300mm F4-5.6は「超望遠の撒き餌レンズ」と言えるレンズになっています。
用途は限定的でも、理解することで楽しめるレンズ
RF75-300mm F4-5.6はAPS-Cミラーレスで使うと35mm換算でテレ端480mmと超望遠撮影ができるということが魅力の1つです。
確かに、その通りではありますが、安定して超望遠撮影ができるレンズというわけではないので注意が必要です。それはやはり手ぶれ補正が非搭載であることと、AFがDCモーター駆動であるということを正しく理解する必要があるからです。DCモーターは駆動音が大きいので、動画には不向きです。動画撮影で利用するなら、MFを使うか、音声別撮りがおすすめです。
AF速度は、そこまで遅くはないものの、他のAFモーターと比較するともっさり感は否めないので、最新のAF性能を十分に引き出せるものではありません。
また、超望遠の焦点距離での撮影はかなり手ブレの影響を受けるので、手ぶれ補正がない機材での手持ち撮影は非常に歩留まりが悪くなります。RF75-300mm F4-5.6で撮影する場合は三脚で固定して撮影するか、ボディ内手ぶれ補正を搭載したミラーレスでの撮影でないと手ブレ写真を量産してしまいます。
しかし、この2点を理解しておけば、RF75-300mm F4-5.6は安価に超望遠撮影を楽しめる魅力あるレンズとなります。
超望遠撮影の魅力は、肉眼では捉えきれないような遠くの被写体を引き寄せて撮影できるということです。200mm以下の中望遠レンズでは、望遠ならではの大きなボケは楽しめますが、引き寄せ効果はあまり大きくないので、思ったよりも被写体が大きく写らないということがあります。
しかし、それ以上の焦点距離のレンズは高価なものが多く、本格的に超望遠撮影をしないのであれば手を出しにくい分野です。RF75-300mm F4-5.6は超望遠レンズだけでなく、交換レンズの中でも非常に安価なレンズ。はじめてのミラーレスを購入し、これからレンズを購入しようというユーザーでも購入しやすいレンズです。
超望遠撮影にはじめてトライするときは、画角のイメージも湧きにくいので、その基準としてRF75-300mm F4-5.6を購入するということもおすすめ。その次に買う超望遠レンズ選びの失敗リスクを減らすことができます。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- サードパーティの安価なレンズが少ないので純正であるのは歓迎
- 価格を考えれば多少の不満点は問題ない
- こういったレンズのシリーズ化に期待
- 年に数回使うだけなら十分な価格と性能
- AF精度は問題なく、速度は我慢できる範囲
なんといっても純正レンズとしては破格で、性能などの不満点は価格が納得させてくれます。
■ ネガティブレビュー
- 手ぶれ補正がないので、使えるカメラが限定されてしまう
- 100‐400の廉価版があるのでそれで十分に感じる
- コーティングくらいは変えて光学性能をあげてほしかった
- AF時に前玉とフォーカスリングが回転するので注意
- Canon純正レンズとしてはもうちょっと高いクオリティを期待してしまう
やはり手ぶれ補正がないことで、初心者向けレンズとしては扱いにくい部分もあります。
まとめ
高性能化に加えて、物価高騰や為替の変動に伴って、手の出しにくい価格帯となってしまっているミラーレス一眼。レンズもカメラボディの解像力に合わせて高性能化が進んだことで高価格帯のものがメインとなっている現状があります。
そんな中で発売されたCanonの純正レンズRF75-300mm F4-5.6は「撒き餌レンズ」を彷彿とさせる、非常にリーズナブルなレンズ。既存の一眼レフレンズをミラーレスマウントにリメイクするという手法で大幅なコストカットに成功しました。
もちろん、性能を最新のレンズと比較してしまうと物足りなさはありますが、「超望遠撮影の世界を手軽に覗けるレンズ」として、初めて超望遠撮影に挑戦する人の魅力的な選択肢となります。
著者

enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報

ズームレンズ > 望遠
Canon RF75-300mm F4-5.6
新品: 38,938円
新品: 37,891円
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本体の買取額:13,600円(定額)
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
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メーカー | Canon |
タイプ | 望遠 |
マウント | Canon RFマウント |
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焦点距離 | 75-300mm | 70~200mm | 200-800mm | 100-300mm | 55-210mm(35mm判換算:88-336mm) | 100-400mm |
F値 | F4.0〜32.0 | F2.8〜22.0 | F6.3〜32.0 | F2.8〜22.0 | F5.0〜22.0 | F5.6〜32.0 |
最短撮影距離 | 150.0cm | 49.0cm | 80.0cm | 180.0cm | 73.0cm | 88.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 11枚 | 9枚 | 9枚 | 7枚 | 9枚 |
重量 | 507g | 1,115g | 2,050g | 2,590g | 270g | 635g |
発売日 | 2025/05/30 | 2024/11/20 | 2023/12/08 | 2023/05/26 | 2023/03/17 | 2021/10/28 |
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