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唯一無二の味わいがある。タイプ別おすすめフィルムカメラ(一眼)7選
テクノロジーの進化によりデジタル一眼レフやミラーレス機が生まれ、今となってはスマートフォンでも美しい写真を残せる時代。しかし、フィルムカメラのように味がある描写をしてくれるカメラは他にありません。中でもフィルム一眼レフカメラは、一度使ったら他のカメラには戻れないくらいたくさんの魅力を秘めており、様々なものがデジタル化した昨今も、たくさんの人々を魅了し続けています。
著者: ONE SCENE編集部 | 作成日: 2020/08/06 | 更新日: 2023/01/28
フィルムカメラ(一眼レフ)の魅力
デジタルカメラはもちろん、スマートフォンでも美しい写真が撮れるようになった現在。インスタグラムや写真集などで見かける素敵な写真にしたくて、アプリなどで加工してからSNSにアップしているという方も多いと思いますが、加工をしなくても雰囲気のある素敵な写真を生み出してくれるのがフィルムカメラです。
フィルムカメラで撮った写真は、一目見ればわかるぐらいとても味わい深いもの。
何気ない日常の1コマも、フレームに入れて飾っておきたくなるような作品にしてくれます。
装填したフィルムによって、発色や粒状感などが違うというのも面白いところ。次はこのフィルムで○○を撮ってみようなど、写真を撮る楽しみが増え、表現の幅も広がります。
フィルム一本で撮影できる枚数が限られているのは一見デメリットのような気がしますが、一枚一枚を大切に撮影することで、カメラロールに埋もれてしまい、なかなか見返す機会のないデジタルの写真達と比べると、仕上がった写真への思い入れはとても強くなり、写真というよりは作品のように感じられるようになるでしょう。
また、現像に出すまではどんな写真が撮れているかわかりませんが、出来上がるまでの期待感や出来上がった写真を見たときの高揚感は、撮った写真がすぐに確認できてしまう現代のカメラでは味わえません。
さて、フィルムカメラには大きく分けて一眼レフ、コンパクトカメラ、二眼レフやレンジファインダーカメラなどのその他のカメラがありますが、中でも一番メジャーなのが今回ご紹介する一眼レフ。
流通量が多いため比較的安価で手に入る上、コンパクトカメラでは不可能な”ファインダーから見たままの写真を撮る”ことができるのが魅力です。
フィルム一眼レフカメラの種類と選び方
フィルム一眼レフカメラにはいくつか種類があります。
■ AF(オートフォーカス)機
自動でピント合わせをしてくれるオートフォーカス機は、露出制御やフィルム送りなども自動のため、カメラ任せで撮影しても失敗が少ないカメラです。
■ MF(マニュアルフォーカス)機
ピントリングを回してピントを合わせるマニュアルフォーカス機は、ファインダーを覗きピントを合わせる際やシャッターを切った時の感覚、フィルムを巻き上げる動作などが現代のカメラでは体験できない気持ち良さで、癖になる使用感。尚、MF機の中にもいくつか種類があります。
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マニュアル...絞り調節とシャッタースピードの設定に加え、露出も撮影者が決定するため、カメラをコントロールし写真を作り上げる楽しみを味わえます。
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絞り優先AE...絞りを調節すれば、カメラがシャッタースピードを自動で制御し、適切な露出で撮影できます。
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シャッター優先AE...シャッタースピードを設定すれば、絞りの調節はカメラが自動で行い、適切な露出で撮影できます。
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プログラムAE...絞りとシャッタースピードをカメラが自動で制御、露出も自動で決まります。
このようにフィルム一眼レフカメラには様々な種類がありますが、初心者には「絞り優先AE」と「AF(オートフォーカス)」タイプ、カメラに向き合って勉強したい方には「マニュアル」タイプがおすすめ。
しかし、それだけでなく”このカメラで撮りたい”、”持ち歩きたい”、と思えるようなルックスのカメラを選ぶことも大切です。
尚、フィルム一眼レフカメラはほとんどが中古カメラとなりますので、購入する際は”動作確認されているか”、”不具合やカビ、傷などがないか”、”保証はあるか”などしっかりと確認してから購入しましょう。可能であれば、ネットではなくカメラ屋さんでお店の方に相談して購入するのが安心です。
レンズマウントの違いに注意
レンズを交換して使えるのも、フィルム一眼レフカメラの良いところ。レンズを装着する台座をレンズマウントといいますが、このマウントの規格はカメラのメーカーやシリーズによって異なり、基本的に他のメーカーやシリーズのレンズは装着できません。
そのため、”自分が使いたいレンズが使えるかどうか”もカメラを選ぶ重要な要素となりますので、その点も考慮してカメラ選びをした方が良いでしょう。
絞り優先AEタイプのおすすめフィルム一眼レフカメラ
■ Nikon FE2
“ザ・フィルムカメラ”と言っても良いような、レトロで可愛らしい見た目のFE2は、簡単な操作で確かな写りを得られるフィルム一眼レフカメラ。撮りたい画に最適な絞り値を選択しピントを合わせれば、あとはカメラが自動でシャッタースピードを決定してくれるので、初めてフィルムカメラに挑戦するという人におすすめの一台です。
最大1/4000秒で切れる高速シャッターにより、光量が多いシチュエーションでも絞りを開けて撮影可能。非Aiレンズ以外の「ニコンF」マウントレンズが装着できるため、様々なレンズを組み合わせて楽しむこともできます。一見がっちりとしていますが、500mlペットボトルとほぼ同じ550gという重さで、長時間持ち歩いても苦になりません。
Nikon FE2について詳しく知りたい方はこちら >> Nikon FE2
■ Nikon F3
ボディの赤い線が目を引くF3は、頑丈で信頼性の高いプロ向け機として販売されたフィルム一眼レフカメラです。プロ向けと言われるとちょっと構えてしまいますが、製造数が多いこともあり安価で手に入れることが可能で、初心者にも使いやすい一台。
電子制御式シャッターや自動露出、液晶などを搭載し、それまでは完全機械式が当たり前だったプロ用カメラの自動化を推し進めた歴史的な名機でもあります。
Nikonのフィルム一眼レフカメラの中では一番長く製造されたF3には様々な派生モデルがありますが、初心者にはファインダーの視野率が100%で見たままの写真が撮れる「F3」、または、眼鏡をかけていてもファインダーが見やすい「F3 HP」がおすすめ。こちらもマウントは「ニコンF」で、Aiレンズ、Ai-Sレンズ、AiAFレンズは制限なく使用できるようです。
Nikon F3について詳しく知りたい方はこちら >> Nikon F3
■ CONTAX Aria
女性の小さな手にも馴染みやすいようコンパクトに設計されたCONTAX Aria。外装や骨組みが合成樹脂のため460gととても軽く、持ち歩きも苦になりません。
「ヤシカ/コンタックス」マウント最後の一眼レフということで、銘玉揃いのカールツァイスのレンズが楽しめるのも魅力的。光を綺麗に捉えてくれるツァイスレンズで、柔らかな雰囲気の写真を楽しむことができます。
中古でしか手に入らないCONTAXのカメラの中でも特に人気で評価が高く、女性写真家やone sceneのストーリーでご紹介している方にも愛用者が多いカメラですが、絞り優先AE・シャッター優先AE・プログラムAEの中から好きなモードを選んで撮影できる”マルチモード”が採用されているので、誰にでも使いやすく、初心者の方にもおすすめ。
CONTAX Ariaについて詳しく知りたい方はこちら >> CONTAX Aria
AFタイプのおすすめフィルム一眼レフ
■ Nikon F100
プロカメラマン向けのフィルム一眼レフカメラF5を、一般ユーザーにも使いやすいようコンパクトに改良したF100。一般向けとはいえ性能の良さは変わらないため、プロアマ問わず愛用されてきました。
オートフォーカス機なのでシャッターチャンスに強く、動物や乗り物、子供など、動きのある被写体を撮影する際にはうってつけ。もちろん、AE(自動露出調整)なども搭載されており、設定をしておけばあとはカメラ任せで撮影できるので、初心者にも使いやすいカメラです。測光や調光が優れているということで、逆光に強いという点も嬉しいポイント。
マウントは「ニコンF」ですが、F100の機能をフルで使うためには、レンズ名に”D”または”G”が入ったレンズを選ぶようにしましょう。
Nikon F100について詳しく知りたい方はこちら >> Nikon F100
■ Canon EOS-1V
EOS-1Vは、Canonフィルム一眼レフカメラの集大成ともいわれる一台。デジタル全盛期の2018年まで販売されていたことからも、素晴らしいカメラだということが見て取れます。
ボディは防塵防滴で頑丈、扱いやすい操作系に、高速のオートフォーカス、AEモードや測光モードの種類の多さなど、性能面も充実。“パワードライブブースター”を取り付ければ最速1秒間に10コマの高速連写も可能なので、子供の運動会などをフィルム写真で残したいという場合にも最適なカメラです。
また、マウントはCanonのデジタル一眼レフカメラと同じ「キャノンEF」ということで、SIGMA ARTなどの最新レンズを組み合わせることも可能。それによって35mmフィルムとは思えない解像度の高い写真を撮ることもでき、様々な写真表現を楽しめるカメラとなっています。
Canon EOS-1Vについて詳しく知りたい方はこちら >> Canon EOS-1V
マニュアルタイプのおすすめフィルム一眼レフ
■ NIkon FM2
ファインダーを覗くと見える露出表示を元に、絞りとシャッタースピードを決定するフルマニュアル機、FM2。
写真の基礎を覚えるのに最適なカメラということで、写真学校の教材としても使用されてきました。ボディはとても丈夫な上540gと軽く、持ち歩きも快適。フィルムカメラらしいレトロな出で立ちに愛着が湧きます。
20年弱製造され続けたロングセラーカメラということで、中古市場での流通量が多く、手に入りやすいのも魅力的。1/4000秒という高速なシャッタースピードが使えるので、絞りを開きボケを活かした撮影が楽しめます。
マウントは「ニコンF」ですが、露出情報をやり取りする機構があるレンズしか装着できないため、レンズ名に”Ai”または”Ai-S”が付いたものを選ぶようにしましょう。
Nikon FM2について詳しく知りたい方はこちら >> Nikon FM2
■ OLYMPUS OM-1
PENシリーズなど様々な名機を生み出した技術者、米谷美久氏が手掛けたOM-1は、当時叫ばれていた「大きい・重い・シャッター音がうるさい」というフィルム一眼レフカメラの三悪を排除、小型軽量でシャッター音も軽減されたこだわりの一台。
他のフィルム一眼レフカメラと比べ中古価格が低いので、手に入れやすいカメラです。現代のデジタル一眼レフカメラと比べても小型な部類に入りますが、誰にでも使いやすいよう各操作パーツやファインダーは大きめ。
また、460gとかなり軽量でありながらも、手ブレが起きにくいよう設計されています。マウントは「オリンパスOM」。中でも癖がなくクリアな写りの「F.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.8」は、ボディと同じく小型なので装着したときのバランスも申し分なく、おすすめです。
OLYMPUS OM-1について詳しく知りたい方はこちら >> OLYMPUS OM-1
おわりに
撮影と同時に写真がデータになるデジタルの時代にフィルムカメラを使うというのは、少し勇気がいります。
しかし、大体の写真屋さんでは現像と同時にデータ化ができますし、何よりフィルムカメラで一枚一枚大切に撮影した写真は、写真を撮った瞬間も含め忘れられない”作品”となるはず。
あなたもこれを機に、フィルム一眼レフカメラで”作品作り”を始めてみませんか。
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