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CONTAX RTS / RTS II / RTS III

CONTAX RTS / RTS II / RTS III

ドイツ・カールツァイスと日本・ヤシカが合弁し立ち上げたCONTAX。CONTAXの最初のカメラとして製造されたのがRTSでした。CONTAXの有名なAriaよりも安価で、カールツァイスレンズが使用できるとあって今なお人気のカメラです。今回は、RTSの特徴や中古価格、作例をご紹介いたします。

フィルム一眼レフ / CONTAX / MF機(電子式シャッター)
中古:
9,980円〜(53)

カールツァイスレンズの魅力を最大限引き出すように作られたカメラ


CONTAX RTSの外観
出典:flickr(@Christian Senger)

CONTAX RTS
出典:flickr(@Jose Diaz)

CONTAX RTS
出典:flickr(@Chen)

1.フェザータッチ

Real Time Systemの頭文字を取って名付けられたCONTAX RTSは、その名の通りタイムロスを減らし人間にとって最も使いやすく作られたカメラです。

美しい曲線と端正なデザインは、車で有名なポルシェ社が担当しました。人間工学に基づいて自然に操作できるように操作系が配置されており、どんな人でも扱いやすくなっています。

そして、RTSの代名詞的な機能がフェザータッチと呼ばれるシャッターです。RTSは電子機構を持つカメラでありながら電源ボタンはありません。ストロークがわずか0.7mmのシャッターボタンに触れるように押すだけで電源が入りシャッターが切れます。
 
2.中古市場

初代RTSはオンラインショップでは、ボディ単体で大体10,000円前後の価格で販売されています。電子部品がたくさん使われているカメラであり、かつ1975年に販売されたオールドカメラなので動作確認は必ずしましょう。

RTSの後継機であるRTSⅡは20,000円から30,000円、RTSⅢは30,000円から40,000円の価格帯で販売されていることが多いです。フィルムカメラ初心者は、フリマアプリで安いものを手に入れるよりも、中古カメラ店でしっかり整備されて動作確認の取れているものが失敗が少なくおすすめです。
 
3.カールツァイスレンズ

RTSシリーズは、カールツァイスレンズの魅力を最大限引き出すように作られたカメラでもあります。カールツァイスレンズとは柔らかい光など様々な光を空気感ごとをとらえることが得意なレンズシリーズで、芸術性の高い作品が撮れることで有名なレンズです。

インスタグラマーやプロカメラマンも愛用者が多く、カールツァイスレンズを使いたいという理由でCONTAXカメラを選択する人も多いです。CONTAXカメラと言うとAriaが有名ですが、その分中古価格が上昇中で大体70,000円くらいしてします。そこで、もう少し気軽にカールツァイスレンズを楽しめるという事で10,000円前後で手に入るRTSが注目されています。


RTSシリーズのラインナップ


RTSシリーズにはRTS(1975)、RTS II(1982)、RTS III(1990)の3機種があります。
 
初代と言われるRTS(1975)は、フェザータッチやポルシェ社のデザイン、電子制御シャッターやカールツァイスレンズが使用できるとのメリット満載で発売されたCONTAX初の一眼レフカメラとなりました。
 
初代の後に発売されたRTS II(1982)は、デザインは初代とあまり変わりませんが、信頼性と堅牢性が強化されています。初代で搭載した電子制御機構に起因する故障が多かったことから、それらの弱点を解消し販売されました。
 
そして最後に発売されたのが、RTS III(1990)です。デザインも機構も初代から大幅に変更され、時代に即したものになっています。最大の特徴がバキューム機構で、フィルムを背面から吸引することでフィルムの平面性を高めました。この機構のおかげでピンボケや歪みなどが劇的に減り、大判引き伸ばし印刷にも耐えうるものとなりました。


RTSシリーズを楽しむなら


ぜひ、お気に入りのカールツァイスレンズを見つけて、RTSで撮影してみてください。

Planar T* 50mm F1.4という標準レンズは、柔らかい光が得意で、とろけるようなボケ感が特徴的なレンズです。また、Planar T* 85mmF1.4という中望遠レンズは、大きく滑らかなボケとシャープなピント、豊かな発色でポートレートに向いています。

Planar以外にもDistagonなどのレンズもありますので、自分の撮影したいシーンを思い浮かべながらいろいろ調べてみると面白いかと思います。


作例紹介


CONTAX RTS
出典:flickr(@acollins973)
柔らかな空気に包まれた幻想的な一枚。滴る水滴が瑞々しいです。

CONTAX RTS
出典:flickr(@Jose Diaz)
ピントとボケのバランスが大胆な作品。上質な手触りを感じさせるとろけるようなボケが心地よいです。

CONTAX RTS
出典:flickr(@Jose Diaz)
線は柔らかいけれども全体的にカリッと引き締まった一枚。

CONTAX RTS
出典:flickr(@Fred Ileck)
ビビッドな色彩が印象的な一枚。ピントはシャープで描写力の高さが伺えます。


ネットユーザーのレビュー


RTSにはあまり興味が無かった方でも、中古カメラ店で実物を触り、あまりの感触の良さに購入したという方が結構いました。

ただ、状態の良いものは少なく、モルトやボディの革などは自分で張り替えたという方が多かったです。非常に状態の良いものが出品されてもすぐに売れてしまうようなので、もし中古市場で状態の良いものを発見した際はすぐに購入したほうが良いようです。
 

まとめ


ドイツのカールツァイス社と日本のヤシカ社の合弁により誕生したCONTAXから生まれた最初の一眼レフCONTAX RTS。ポルシェ社の人間工学に基づいたデザインは使いやすく、中古価格は10,000円前後と低く、気軽にカールツァイスレンズを楽しめるとあって人気のカメラです。

RTSには後継機があり、初代RTSの信頼性と堅牢性を向上させたRTSⅡ、時代に即してブラッシュアップされたRTSⅢがあります。
ぜひ、名玉カールツァイスレンズの魅力を最大限引き出すために作られたRTSシリーズで、芸術作品を作り上げてみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

電子式35mmフィルム一眼レフカメラ
※以下スペックはRTSについて

レンズマウントYashica/CONTAXマウント
ファインダー
視野率92%
倍率約0.87倍
ミラー
露出制御
測光方式TTL開放中央重点測光
測光範囲

露出モード/撮影モード

絞り優先AE
マニュアル

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/2000〜4秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池4LR44x1個
サイズ・重量
サイズ
重量
発売日
発売日1975年01月01日