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COSINA Voigtlander Bessaflex TM

COSINA Voigtlander Bessaflex TM

名玉レンズの多いM42マウントレンズが使えるフィルム一眼レフカメラとして誕生したCOSINA Voigtlander Bessaflex TM。2003年に発売したので中古でも美品が多く、デザインの良さからも人気の高いカメラです。そんなBessaflex TMの特徴や中古価格、作例をご紹介いたします。

フィルム一眼レフ / その他 / MF機(機械式シャッター)
中古:
40,027円〜(13)

M42マウントが使える2003年生まれの機械式マニュアル機


COSINA Voigtlander Bessaflex TMの外観
出典:flickr(@FHKE)

COSINA Voigtlander Bessaflex TM / Super-Takumar 55mm F1.8
出典:flickr(@kinumi.)

COSINA Voigtlander Bessaflex TM
出典:flickr(@kinumi.)

COSINA Voigtlander Bessaflex TM
出典:flickr(@keganimushi)


1.現代技術で蘇ったフィルムカメラ

昔からM42マウントレンズを使うユーザーは多かったのですが、カメラのデジタル化が進むにつれ、M42マウントを使うには1960年代のカメラなどの古いものを使うか、マウントアダプターを使うしかありませんでした。

この問題を解決するため、M42マウントを1台で使いこなせるカメラを作ろうという目標の元、2003年コシナがベッサフレックスを発売しました。

コシナは世界的ベストセラーとなったPENTAX SPを現代技術で蘇らせる形でベッサフレックスを開発したので、露出計スイッチの位置や分割巻き上げなどPENTAX SPの高い操作性も継承されています。
 

2.2種類のデザイン

シルバーとブラックの二色展開はよくあることですが、ベッサフレックスの場合はボディーカラーに応じてデザインも違うのが魅力の一つです。これは、レンズに合わせてボディを選べるようにというコシナの粋な計らいでした。

ブラックボディはレンズの上のペンタプリズム部分が三角に尖っています。これは、伝説の名機Nikon Fを模しているのではと言われています。そして、シルバーボディは、ペンタプリズム部分が四角く、角も丸く仕上がっています。こちらは、トプコンやレクタフレックスがモチーフになっているのではと言われています。

性能に差はありませんが、シルバーボディの方が若干重いです。
 

3.中古市場

オンラインショップでは、大体40,000円から60,000円の価格帯で販売されていることが多いですが、人気が高まっていることもあり美品で70,000円台の物も増えてきています。

2003年発売なので美品の多い機種ではありますが、ミラーずれという持病がある機種なので、よく整備されたものを購入することをおすすめします。

また、機械式カメラではありますが、露出計を動かすために電池(SR44またはLR44が2個)が必要なので一緒に購入しましょう。


Voigtlander BESSAシリーズについて


ベッサフレックスはコシナのVoigtlander(フォクトレンダー) BESSAシリーズの一つです。

フォクトレンダーとはドイツの名門ブランドでしたが、日本の光学機器メーカーコシナがブランドを買い取り、1999年フォクトレンダーBESSAシリーズとして、初代BESSA Lを発売しました。丈夫で使いやすいレンジファインダーカメラが欲しいという声を受けて、次々とファンの要望に沿ったレンジファインダーカメラを発売し、名シリーズへと成長しました。

BESSAシリーズは全てレンジファインダーですが、ベッサフレックスはM42マウントのオールドレンズを使うためのカメラなので、シリーズで唯一の一眼レフカメラとなりました。


M42マウントについて


M42マウントとは国内外問わず多くのメーカーが採用していたレンズ規格で、数多くのレンズが世に生み出されました。世界各国で製造されたにも関わらず互換性があるため、ユニバーサルマウントとも呼ばれています。

多くのメーカーが当時の技術を注ぎ込んで作られたレンズたちには名玉レンズも多く、オールドレンズとして今なお愛されるレンズばかりです。

オールドレンズはミラーレス一眼との相性も良いことから近年人気の高まっており、独特のフレアが出るSuper-TakumarやぐるぐるボケのHeliosなどの人気レンズもM42マウントです。


Bessaflex TMを楽しむなら


M42マウントレンズを使うために作られたカメラなので、ぜひお気に入りのM42マウントレンズを見つけて楽しんでいただきたいです。

最初は作例やレビュー、憧れの写真家が使っているレンズを参考に一本準備し、撮影を楽しんでみてください。M42マウントは素晴らしいレンズが多く、安価で手に入るものも多いので気軽に最初の一本を選んでみましょう。

慣れてきたら二本目三本目と増やし、レンズによる違いを楽しんでみるのも面白いかと思います。


作例紹介


COSINA Voigtlander Bessaflex TM
出典:flickr(@kinumi.)
外に向かって光量がきれいに落ち、背景のグラデーションが写真に表情を付けています。

COSINA Voigtlander Bessaflex TM
出典:flickr(@keganimushi)
魚眼レンズで高層ビルを捉えた一枚。周辺の青白い明かりが不気味さを良く演出しています。

COSINA Voigtlander Bessaflex TM
出典:flickr(@keganimushi)
長時間露光で撮影された一枚。濃厚な発色と硬い線が無機質な街の雰囲気と合っています。

COSINA Voigtlander Bessaflex TM
出典:flickr(@FHKE)
猫も獣なのだと気づかされる一枚。陰影や毛並みの質感まで実によく描写されています。

COSINA Voigtlander Bessaflex TM
出典:flickr(@Jim Killock)
淡い色合いが印象的な一枚。背景に出ているぐるぐるした玉ボケが可愛らしいです。


ネットユーザーのレビュー


ボディがブラックとシルバーあるため、どちらを購入するか迷ったが、使いたいレンズとの相性を見て決断したという方が多かったです。

また、ミラーずれやシャッターが切れなくなったなどの故障も販売店経由でコシナが修理してくれるようなので、安心して使用できるという方も多かったです。


まとめ


2003年、M42マウントを1台で使えるようにと開発された一眼レフカメラBessaflex TM。PENTAX SPが現代技術で蘇ったような性能や操作感と、レンズに合わせて選べる2種類のデザインが魅力的なカメラです。中古価格は上昇中ですが美品が多く、40,000円台から購入できます。

ぜひ、お気に入りのM42マウントレンズと共に、フィルムカメラの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

TTL定点合致式35mmフォーカルプレーンシャッター式一眼レフカメラ

レンズマウントM42マウント
ファインダー
視野率95%
倍率
ミラー
露出制御
測光方式 3点LED表示による定点合致式、TTL絞り込み中央部重点平均測光、SPD使用
測光範囲

EV1〜EV19(ISO100F1.4:1秒〜F16;1/2000秒)

露出モード/撮影モード

マニュアル

ISO感度

25〜1600

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/2000〜1秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池SR44もしくはLR44を2個
サイズ・重量
サイズブラック:133.5 x 89 x 52.5 mm、シルバー:135.5 x 88.5 x 50.5 mm
重量
発売日
発売日2003年01月01日