Rollei 35

Rollei 35

高級コンパクトカメラの元祖と言われるRollei 35(ローライ35)。世界最小クラスのコンパクトなボディにドイツの名門メーカーの技術が惜しみなく詰め込まれたRollei 35は、発売から50年以上経った今でも人気が衰えません。今回は、Rollei 35の特徴や作例、Rollei 35シリーズについてご紹介します。

フィルム / その他 / コンパクトカメラ
新品:
94,600円〜(3)
中古:
20,800円〜(60)

元祖高級コンパクトカメラとして今なお愛される名機


Rollei 35 Sの外観
出典:flickr(@John Nuttall)

Rollei 35 T
出典:flickr(@ Jun Takeuchi)

Rollei 35
出典:flickr(@Sai Mr.)

Rollei 35
出典:flickr(@Sai Mr.)

Rollei 35
出典:flickr(@Sai Mr.)

1.世界中のカメラに影響を与えた元祖高級コンパクトカメラ

元祖高級コンパクトカメラと言われるRollei 35。1967年の発売当時は世界最小のカメラとして注目を集めました。

1960年代はカメラが大型化していく流れにありましたが、Rollei 35が登場したことで世界中の流れが変わり日本メーカーも小型化に着手するようになりました。また、1960年代後半はハーフサイズカメラが小型カメラとして人気でしたが、Rollei 35というフルサイズコンパクトカメラの登場によってハーフサイズの人気も徐々に落ちて行くなど、カメラの歴史を変えるほどの衝撃を与えました
 

2.50年以上愛される理由

Rollei 35は一見するとおもちゃのように小さく可愛らしいボディではありますが、ボディ・レンズ・シャッター・露出計をそれぞれドイツの名門と呼ばれるメーカーによって作られているため、見た目からは想像できないほど本気の写りが楽しめます。特にカールツァイス製のレンズに対する評価が高く、プロの愛用者も多いです。

そして、初代の発売から50年以上経った今でも愛用者が多いのは、Rollei 35が機械式カメラだからです。電子部品を必要としない機械式カメラは何回でも修理して使えるので、大切に使うことで半永久的に活躍してくれます。
 

3.中古市場

オンラインショップでは、30,000円から60,000円の価格帯の個体が多く流通しています。Rollei 35はドイツ製とシンガポール製があり、以前はドイツ製の方が人気で価格も高い傾向にありましたが、現在は製造国の違いよりも個体の状態によって大きく価格が変わる傾向にあります。


Rollei 35シリーズ全9製品


Rollei 35シリーズそれぞれの発売時期と特徴を紹介します。
似た名前のRollei 35 RFという個体も存在しますが、これはコシナ製OEMのレンジファインダーカメラで、Rollei 35シリーズとは別のものです。
 
1. Rollei 35
1967年発売。Rollei 35シリーズの初代モデル。1971年からはシンガポールで製造された。TessarレンズとS-Xenarレンズのものがある。
 
2. Rollei B 35
1969年発売。日本の安価なコンパクトカメラに対抗して発売されたRollei 35の廉価版モデル。Triotarレンズ搭載。
 
3. Rollei C 35
1969年発売。Rollei B 35から露出計を省き更に価格を抑えたモデル。製造期間が短くドイツ製のみ。Triotarレンズ搭載。
 
4. Rollei 35 S
1974年発売。Rollei独自のHFTコーティングが施されたSonnarレンズが搭載されたことにより、描写力が向上した。レンズ以外は初代と変わらないが、製造国はシンガポールのみ。
 
5. Rollei 35 T
1974年発売。他のモデルが発売している間もTessarレンズの初代モデルが製造されていたが、Rollei 35 Sが発売されたことにより区別するためにRollei 35 Tと名称が付けられた。
 
6. Rollei 35 LED
1978年発売。Rollei B 35の後継機モデル。シリーズで初めてファインダー内にLEDを搭載。Triotarレンズ搭載。
 
7. Rollei 35 TE
1979年発売。Rollei 35 TにLEDを搭載したモデル。ファインダー内に露出計情報がLEDで表示される。Tessarレンズ搭載。
 
8. Rollei 35 SE
1979年発売。Rollei 35シリーズの最終モデル。Rollei 35 TEと同じようにRollei 35 SにLEDを搭載したモデル。Sonnarレンズ搭載。
 
9. Rollei 35 Classic
1991年発売。根強い人気から復刻されたモデル。全てドイツ製でRollei 35 Sがベースとなっている。Sonnarレンズ搭載。


レンズバリエーション


Rollei 35シリーズはさまざまな名玉レンズが使われています。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。
 
1. Tessar 40mm F3.5
レンズの名門カールツァイスの代表的レンズ。高いコントラストが特徴で、シャープなピントから鷹の目Tessarの異名を持つ。
 
2. S-Xenar 40mm F3.5
ドイツの老舗シュナイダー製のレンズ。初代Rollei 35の約3万台にのみ搭載されたため、流通量は非常に少ない。
 
3. Triotar 40mm F3.5
カールツァイス製の廉価版レンズ。しかし、廉価版と言ってもその描写力の高さやシャープな写りからファンが多い。
 
4. Sonnar 40mm F2.8
カールツァイス製の代表的レンズの一つで、濃厚な描写が特徴。Rollei 35シリーズではRollei独自の反射を抑えるHFTコーティングがされている。


作例紹介


Rollei 35
出典:flickr(@GHOST WORLD)
ピンボケであることが夜のカフェ独特の気怠い雰囲気を助長しています。

Rollei 35
出典:flickr(@Sai Mr.)
穏やかな時間の流れを感じる作品。透明感のある木漏れ日が美しいです。

Rollei 35
出典:flickr(@Nisa yeh)
S-Xenar レンズで撮影された一枚。写真を見ていることを忘れさせるほど光が自然です。

Rollei 35
出典:flickr(@Mike Towber)
濃厚な発色が作品に重みを与えます。

Rollei 35
出典:flickr(@chia ying Yang)
力強い夕日の光に照らされた水面が美しい作品。細部までしっかり描写されています。


ネットユーザーのレビュー


目測式カメラなので、最初は被写体にピントが合わず戸惑う方が多いようですが、その試行錯誤しながら楽しんでいる間に距離感はつかめてくるようです。
小さくて可愛いけれどよく写るとの声も多く、見た目の圧迫感が少ないので被写体の自然な表情を引き出しやすいようです。
 

まとめ


高級コンパクトカメラの元祖として1967年に発売されたRollei 35。コンパクトで可愛らしいボディからは想像できないほどに良く写るカメラとして人気のカメラです。

中古価格は30,000円からあり、修理すれば半永久的に使えるところも魅力の一つです。Rollei 35の後にもシリーズとしてさまざまなモデルが誕生しているので、自分の撮影スタイルに合った一台を見つけてみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

35mmフィルムコンパクトカメラ
※以下はRollei35について

レンズマウントその他
ファインダー
視野率
倍率
ミラー
露出制御
測光方式
測光範囲

露出モード/撮影モード

マニュアル

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/500〜1/2秒
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池MR-9水銀電池 x1
サイズ・重量
サイズ
重量
発売日
発売日1967年01月01日