OLYMPUS TRIP35

OLYMPUS TRIP35

PENシリーズと並行して開発された小型カメラTRIP35。ハーフサイズカメラのようなコンパクトなボディと簡単な操作で描写力の高い写真が撮れるとあって人気が高く、20年間という長期間販売されたベストセラーカメラです。今回はTRIP35の使い方や作例、中古価格などをご紹介いたします。

フィルムカメラ / OLYMPUS / コンパクトカメラ
中古:
6,480円〜(17)

気軽に旅に持っていけるフルサイズだから「トリップ35」


OLYMPUS TRIP35の外観
出典:flickr(@Leo Rey)

OLYMPUS TRIP35
出典:flickr(@Sandy Pirouzi)

OLYMPUS TRIP35
出典:flickr(@Sandy Pirouzi)

OLYMPUS TRIP35
出典:flickr(@Sandy Pirouzi)

1.気軽に旅行に持っていけるカメラ

TRIP35は気軽に旅行(TRIP)に持っていける、フルサイズ(35mm)コンパクトカメラというコンセプトで開発されたカメラだったことから”TRIP35”と名付けられました。

PEN EESをベースに開発されたのでコンパクトなボディはハーフサイズカメラと似たデザインになっていますが、TRIP35では35mmフルサイズで撮影が可能です。なので、ハーフサイズの手軽さを残しつつも、フィルムの半分しか撮れないハーフサイズよりも画質が高い写真が撮れるようになりました。
 
2.D.ZUIKO 40mm F2.8レンズ搭載

標準レンズと呼ばれる普通のレンズよりやや広めに写る40mmレンズが搭載されているので、目で見える範囲より少し広い範囲の写真が撮れます。非常に使いやすい画角と言われるレンズで、どのような状況でも対応してくれる優秀なレンズです。
 
3.ゾーンフォーカス方式

TRIP35最大の特徴は、ピント調節がゾーンフォーカス方式だということです。ゾーンフォーカス方式とは、一般的なレンズをクルクル回してピント調整を行う方式とは異なり、被写体までの距離を目測して、その距離に近いアイコンを選んで調整します。

感覚としてはトイカメラに近く、覗きながらピントを調整するのではなく、己の感覚で調整します。TRIP35の場合は、1m、1.5m、3m、∞の4パターンの中から選びます

TRIP35特有のゾーンフォーカス
出典:flickr(@Images George Rex)
 
4.中古市場

オンラインショップでは大体5,000円から20,000円の価格帯で取引されています。少し前までは高くても10,000円前後だったので、中古価格は上昇傾向にあるようです。

TRIP35はモルトと呼ばれる部分の劣化が激しいため、よく整備されているものか確認してからの購入をおすすめします。もしくは、張り替え用のカット済みのモルトがネットショップで販売されていますので、自分で張り替えてみるという手もあります。


使い方


まず最初にフィルムを装填します。最近ではYouTubeなどでも装填する方法がアップされているので、不安な方は一度確認してから行ってみてください。電池の要らないカメラなので、電池を入れる手順はありません。
 
そのあと、レンズの一番外側を回して、フィルム感度を設定します。TRIP35はISO400までしか対応していないので、慣れないうちは400以下のフィルムを使いましょう。絞りは手動設定できますが、手動にするとシャッタースピードが1/30秒という低速に固定されてしまうので、A(オート)に設定しておくと失敗が少ないです。シャッタースピードは絞りをAにすると1/250秒か1/30秒のどちらか良い方を自動で選んでくれるので、特に気にしなくて大丈夫です。
 
そして、レンズに描かれてる4つのアイコンの中から、被写体までの距離に近いものを選び、シャッターを押します。この時、露出不足またはオーバーした場合は、ファインダーに赤ベロという赤いフィルムが出て、シャッターをロックしてくれます。赤ベロが出た場合は、明るい場所に移動するなどして、適正露出を探してみましょう。

フィルムの最後まで撮り終えたら、フィルムを巻き上げて取り出して終わりです。


作例紹介


OLYMPUS TRIP35
出典:flickr(@Nick Page)

OLYMPUS TRIP35
出典:flickr(@意淳 黃)

OLYMPUS TRIP35
出典:flickr(@Mirye.j)

OLYMPUS TRIP35
出典:flickr(@onebrainy1)


トリップ35の楽しみ方


旅行はもちろんちょっとしたお出かけにも連れて行って、気軽にパシャパシャ写真を撮ってみてください。フィルムカメラだからと肩ひじ張らずに、トイカメラやスマホで写真を撮るような感覚で良いのです。気軽に楽しめるように作られたカメラなので、細かい設定などは気にせず楽しむのが正解だと思います。

フィルムは撮影した後も、現像やプリント、フォトブックへ加工など楽しみがたくさんあるので、思いっきり遊んでみてはいかがでしょうか。


ネットユーザーのレビュー


TRIP35に対しては、ピントがどこに合うか分からない、逆光に弱いなどの弱点があるにも関わらず、TRIP35でしか撮れない色味が味わえて楽しいという意見が多かったです。最初は使い方に戸惑うけれど、TRIP35はその場の空気までも写しとるのが上手く、慣れてくれば心強い相棒になってくれるようです。
 

まとめ


気軽に旅行に持っていけるフルサイズカメラとして誕生したTRIP35。ハーフサイズカメラとして有名なPENシリーズのEESをベースに作られたボディはコンパクトで洗礼されたデザインが特徴です。

ゾーンフォーカス方式を採用した独特の使い方に最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくるとこんなに面白いカメラは無いと感じるようになります
中古価格は5,000円からと安いので、手が出しやすいのも魅力です。

ぜひ、TRIP35でしか出せない色味や、気持ちまでも切り取る技術を体感してみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

35mmコンパクトフィルムカメラ

レンズマウントその他
ファインダー
視野率
倍率
ミラー
露出制御
測光方式
測光範囲

露出モード/撮影モード

ISO感度

多重露光-
シャッター
シャッター速度
巻き上げ・連写速度
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点
電源
使用電池
サイズ・重量
サイズ72×123×57mm
重量410g
発売日
発売日1968年01月01日