HOMEズームレンズNikon AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED
Nikon AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED

Nikon AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED

AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDは、ニコンのニッコールGタイプのFXフォーマット対応広角ズームレンズです。18-35mmは、風景写真やスナップはもちろん、室内の撮影でも出番の多い画角です。本レンズは小型・軽量で、価格も比較的抑えられていて入手しやすいのが魅力。その特徴を作例とともにご紹介します。

ズームレンズ / Nikon / 広角
新品:
48,800円〜(128)
中古:
35,000円〜(94)

気軽に手に入れたい、小型軽量ズームレンズ


Nikon Df / AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED
出典:flickr(@_HippoeR_)

Nikon D800E / AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED
出典:flickr (@doctorho)

ニッコールGタイプのFXフォーマット対応広角ズームレンズは、本レンズを含めて3本がラインナップされています。

まず、「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G ED」と「AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VR」はレンズにナノクリスタルコートが施されたハイスペックモデル。今回取り上げるAF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDは、この2本に比べると、小型・軽量で比較的抑えられた価格で入手しやすいのが魅力です。ハイスペックな兄貴分に対して、小回りのきく弟分といえます。
 

1.軽量385g、圧倒的な携行性のよさ

AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDの特徴は、なんといっても385gという軽量さ。小さめの缶コーヒーが390gといえばイメージしやすいでしょうか。

上位の2レンズの重さは、AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G EDが970g、AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VRが680g。これらの約半分程度という軽さの本レンズは、荷物をなるべく少なくしたい撮影や、長時間機材を持ち歩く撮影にはぜひ選びたくなる魅力があります。レンズの長さも最長で900mmとコンパクトに仕上がっていて、カメラのボディにもしっくり馴染みます。
 

2.フィルター装着できる安心感

広角レンズにはレンズ前玉が出っ張っているタイプがありますが、AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDは前玉がすっきりと収まっているため、フィルターを装着できます。レンズを守るためのプロテクトフィルターをつけられるのは、屋外などの厳しい環境や、移動の多い撮影では安心できるものです。もちろん、特殊フィルターの効果を生かした撮影にも挑戦できます。
 

3.お手頃な価格設定

レンズ選びでは価格も大事なポイント。AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDの実勢価格は7万2千円程度(2020年1月10日現在)です。AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8 G EDが約20万円、AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VRが約11万3千円ですので、本レンズはかなりリーズナブルな価格と言えるでしょう。
 

4.安定した高い描写力とAF性能

AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDの価格が抑えられている理由に、ナノクリスタルコートが施されていない点、手振れ補正機能が搭載されていない点があります。

ナノクリスタルコートはニコンのレンズ反射防止コーティング技術で、フレアやゴーストを大きく低減します。ただ、本レンズで実際に撮影してみると、ナノクリスタルコートがなくてもフレアやゴーストは極力抑えられて、明瞭な画質が得られることがわかります。また、絞りF5.6〜F8.0程度ならばレンズ中心部から周辺まで高画質で十分に美しい写りに満足できます。

AF(オートフォーカス)機能については、上位の2レンズと遜色ない速さと静音性で、快適に撮影ができます。


本レンズを楽しむなら

 
AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDは、軽量コンパクトさを生かして軽快な撮影を楽しめる18mm〜35mmの広角レンズということをご説明してきました。ここからは、作例とそのポイントをご紹介していきます。

Nikon D800E / AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED
出典:flickr (@doctorho)

18mmワイド側広角で撮影された繁華街のスナップです。強すぎない光がよくまわっている好条件の中、手前のアスファルトの質感、人々の様子、奥に続くビル建物のディテールまで精細に写っており、迫力のある一枚となっています。

Nikon D800E / AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED
出典:flickr (@doctorho)

こちらは長時間露光による夜の水辺の風景です。絞りF6.3、ISO400を保っており、非常に美しい画像です。奥の高層マンションの明かりにもにじみがなく、手前の水面に映り込む様子も自然です。水に浮かぶ船のディテールもよく写っていておもしろい画が出来上がっています。

Nikon D800E / AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED
出典:flickr (@doctorho)

香港のマーケットの風景。狭い空間ですが、18mmの広角撮影によって、ところせましとディスプレイされた衣服が画面内に収まって、マーケットの雰囲気がよく伝わる一枚に。衣服の色鮮やかさも癖のない自然の表現になっています。


併せて検討したいレンズ(AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VR)

 
AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDをご紹介してきましたが、同じニッコールGタイプのFXフォーマット対応広角ズームレンズにラインナップされている「AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED V」もチェックしておきましょう。

こちらは、ラインナップ3本のうちの真ん中にあたるレンズで、18-35mm F3.5–4.5に比べると価格がやや高くなりますが、ナノクリスタルコートや手ブレ補正など、18-35mm F3.5–4.5にはない機能が搭載されています。
 
  • 16-35mm F4は、FXフォーマット時に16mm〜35mmまでの超広角撮影に対応します。18-35mm F3.5–4.5のワイド側が18mmなので、2mmの差がありますので、撮影したいシーンや被写体によってよく検討したいところです
  • 16-35mm F4は、すべての焦点距離で最小絞り値F4を実現しています
  • 16-35mm F4は、レンズに入射光を低減するナノクリスタルコートが施されており、ゴーストやフレアを抑えます。画面内に光源がある場合でも、クリアな画像を得られます
  • 16-35mm F4には手ブレ補正機能(手ブレ補正効果2.5段)が搭載されており、光量の少ない環境での手持ち撮影をフォローしてくれます。夜景や星景などの屋外フィールドでも手持ち撮影が可能になり、フットワーク軽く動けるのが魅力です
  • 16-35mm F4は、18-35mm F3.5–4.5と同じくフィルターが使えます
  • 16-35mm F4は、実売価格は約11万3千円円です(18-35mm F3.5–4.5は約7万2千円)
  • 16-35mm F4の重量は、680gで、それなりの重さがあります(18-35mm F3.5–4.5は385g)
 
16-35mm F4は、18-35mm F3.5–4.5と比べると約4万円ほど値段が上がりますが、より広角域での撮影ができること、手ブレ補正機能やナノクリスタルコートによる逆光への耐性があることなどから、三脚を使えない場合や厳しい自然の中での撮影、より精密な画質が求められる場合に選ぶのがよいレンズと言えそうです。

自分が撮影したいシーンや被写体にどんな機能が必要かをチェックしながら、検討してみてください。
 
AF-S NIKKOR 16-35mm F4 G ED VRの作例も何点かご紹介します。

Nikon D4 / AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED
出典:flickr (@Takashi Hososhima)

千葉県・犬吠埼の日の出の一枚。太陽が画面内にある難しいシーンですが、水面の輝きも飛びすぎず、海岸の石のツヤも美しく写っています。また、水面のもやが幻想的な表現になっています。

Nikon D4 / AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED
出典:flickr (@Takashi Hososhima)

雪の日、車の行き交う道路の様子です。流し撮りと思われる写真らしい表現がおもしろい一枚。夕方の薄闇の中、ストロボの光を反射した雪や、街の明かりもクリアに写っています。

Nikon D4 / AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G ED
出典:flickr (@Takashi Hososhima)

こちらは、光量が極端に少ない室内です。デスクライトとわずかな天井照明の橙色の明かりが印象的。1/30秒なので、手持ち撮影でしょうか。16mmの広角域を生かして、建築内部の様子が広々と写されています。


ユーザーレビュー


AF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDのレビューやクチコミを見てみると……

「開放から素直な描写で、逆光耐性も十分。軽量コンパクトで使いやすいので、結局このレンズに戻ってくる」、「軽量なので手ブレ写真にはならない。荷物を少なくしたいときにとても重宝」、「AFの速度が圧倒的に速くて、もっと早く買い換えればよかった」など、やはり軽量さとAFの性能、写りのよさを指示する声が多く見られます。

要望的な意見としては、「登山やハイキングでは、できれば防塵防滴仕様があるとよかった。防塵防滴ならば満点のレンズ」、「立ち上がりが18mmではなく16mmだといいが、あまり贅沢を言ってはいけない」という声がありました。


まとめ


単焦点レンズや標準ズームレンズが揃ってきたら、撮影の幅を広げるために投入を検討したい広角ズームレンズ。

今回ご紹介したAF-S NIKKOR 18-35mm F3.5–4.5 G EDは、軽量コンパクトで扱いやすいうえ、ニッコールレンズらしい高性能と高画質で安心して使えるレンズです。さらに、広角ズームレンズとしては抑えられた価格も魅力。18-35mmの広角域は、スナップや風景撮影では使うことの多い画角。メインの1本としてはもちろん、サブとしても普段の撮影に気軽に持ち歩いてはいかがでしょうか。
基本仕様
対応マウントNikon Fマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成8群12枚
絞り羽根枚数7枚
焦点距離

最短撮影距離28.0cm
最大撮影倍率0.19倍
開放F値F3.5〜29.0
画角100~63度
手ブレ補正機構-
防塵-
防滴-
サイズ・重量
最大径×長さ83x95mm
重量385g
フィルター径77mm
発売日
発売日2013年03月07日