HOME単焦点レンズTAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)[キヤノン用]
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)[キヤノン用]

TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)[キヤノン用]

大三元、撒き餌、パンケーキ、ロクヨン…。愛される一眼カメラのレンズには様々なニックネームがつけられたりしますが、メーカー名と合わせて愛称となっているレンズはこのレンズ以外にあまり類を見ないのではないでしょうか。タムキュー。TAMRONの90mmマクロレンズは愛情を込めてそう呼ばれます。愛称で呼ばれるSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)にはどういった魅力があるのでしょう。

単焦点レンズ / TAMRON / マクロ
新品:
69,800円〜(76)
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34,310円〜(31)

タムキューの実力とは


マクロレンズ使ってますか?標準ズームレンズばかり使っていると、どうしても単調な写真が多くなってしまいます。せっかくの一眼カメラですから、レンズ交換して印象深い写真をたくさん撮りたいですね。

人間の視界よりも広い景色を撮影できる広角レンズ。遠くに小さく見える被写体を手元で見ているかのように引き寄せる望遠レンズ。最初に買う交換レンズはこういったレンズが多いのではないでしょうか。

小さな被写体に近づいて撮影するマクロレンズは特殊用途という印象をもたれることも多く、レンズ集めで後回しとなることもあるでしょう。しかし、ありふれた日常の中で、はっと目を見開くような写真を撮るならマクロレンズは最適の選択肢です。

普段、気にもとめないような部分をマクロレンズで撮影してみると、意外な姿が見えてきたりもします。そんなマクロレンズで、多くのカメラマンからタムキューの呼び名で愛されるレンズがTAMRONの90mmマクロレンズです。

1979年に初代タムキュー、SP 90mm F/2.5 (Model 52B)が発売されました。それから、AFが搭載されたり、等倍マクロとなったり、手ブレ補正が搭載されたりと時代に合わせて進化し、2016年に発売されたのがSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)です。

TAMRONレンズは、純正レンズとは違いレンズ名称に馴染みがない人も多かと思うので、TAMRONレンズの名称を少し整理みてみましょう。

まず「SP」はSuperior Performanceの略で、TAMRONレンズの中でも上級モデルのレンズにつけられます。マウント部にシルバーのリングがあることが特徴で、SP 90mm F/2.8も高い描写力だけでなく防塵防滴など高い実用性も兼ね揃えています。

「Di」はフルサイズ用のレンズです。「VC」は手ブレ補正搭載を示しています。SP 90mm F/2.8 Model F017は先代のModel F004から、このVCが進化しました。角度ブレだけでなく、シフトブレにも対応したことで、手持ちでのマクロ撮影でも十分な手ブレ補正効果を得られるようになりました。

最後の「USD」はAFが超音波モーター駆動であることを示しています。名称の中間にある1:1というのはタムキューが等倍マクロであることを示しています。最短撮影距離で撮影したときに、被写体の大きさそのままにイメージセンサー上に投影されるということで、マクロレンズは1:2(1/2倍)以上の倍率のレンズを呼称します。

SP 90mm F/2.8はピント面から柔らかに広がるボケ描写が特徴のレンズで、1979年の発売から、最新テクノロジーを使い様々な改良を加えながらも、その描写を守り続けてきました。


カミソリマクロやEF 100mmとの比較は


SP 90mm F/2.8とよく比較されるレンズとして、同じく社外レンズのSIGMA 70mm F2.8 DG MACRO、通称カミソリマクロがあります。純正レンズとしては、CanonユーザーならEF100mm F2.8L マクロ IS USMといったレンズも候補になります。

これらは見てわかるとおり、焦点距離が違います。そして、焦点距離が長い方から順番に高価なレンズとなっています。

まず、SIGMAのレンズですが、そのシャープなピント面の解像力からカミソリマクロと呼ばれます。単純にマクロ特有の精細な写真を撮りたいと考えるならこのレンズが価格も安価で、最短撮影距離も短いことからおすすめです。ただし、手ブレ補正非搭載であることは注意が必要です。

一方でEF100mm F2.8Lは純正レンズということで解像力だけでなく、ピント面から背景にかけてのボケなどの高い描写力も魅力のレンズですが、値段は1番高くなります。

SP 90mm F/2.8はちょうどその中間にあたるレンズで、描写を楽しみつつ、価格も適度に抑えられたレンズとなります。描写については主観的な部分も多く、一概に純正が最高であると言うことはできないので、SP 90mm F/2.8とEF100mm F2.8Lは実際の写真を比較して検討する方が良いでしょう。


意外とポートレートに人気のレンズ


マクロレンズというと、最短撮影距離で細部を撮影するレンズという印象が強いかもしれませんが、単焦点レンズとして普通の撮影で使っても良い味わいのレンズとなります。

F値を大きくして、被写界深度を深くする風景撮影などではSP 90mm F/2.8のとろけるボケはあまり活かせませんが、ポートレートやスナップ撮影などでは90mmという焦点距離も相まって活躍するレンズとなります。

実際にポートレートで活用するプロカメラマンも多くいます。マクロレンズは単に被写体の細部を捉えるレンズとしてだけではなく、タムキューの様な描写力のあるレンズは、いろいろなさつえいで他の単焦点レンズと同様に活用することもできます。


作例紹介


Canon EOS 6D Mark II / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)

接写の定番、花の撮影も手ブレ補正があるので手持ちで可能です

Canon EOS Kiss X8i / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)

ピント面から広がる美しいボケが印象深い写真となります

Canon EOS 6D Mark II / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)

美しいボケがマクロ撮影以外でも被写体を引き立てます

Canon EOS Kiss X9i / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)

明るい単焦点なのでシャッタースピードのを速めてドローンを止めて撮影できます

Canon EOS 6D Mark II / TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F017)

高い描写力は流し撮りでも活かされます


ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー

  • ピントリングがなめらかでMFでも合わせやすい
  • 写りがよく、ボケが柔らかで楽しいレンズ
  • タムロンとしては価格が高いかと思いきや、十分満足できる
  • APS-Cだと換算135mmとなるが、それでも使いやすいマクロ
  • 赤ちゃんの柔肌を撮影するのにちょうどよい距離感となる

フォーカスリングの操作感に対する高評価が目立ちました。SPレンズということで質感もかなり高級感あるレンズとなっています。

■ ネガティブレビュー

  • 手ブレ補正がうるさい
  • せっかくの手ブレ補正なのに、接写時は性能がいまいち
  • 暗い環境だとAFが遅い
  • 手ブレ補正後に画面が揺れて酔いそうになる
  • 初期不良か、AF鳴きが大きかった

社外レンズでは、よく「ピンズレ」の評価がありますが、このレンズはあまり見かけませんでした。


まとめ


タムキューの愛称で呼ばれ、マクロレンズとして不動の地位を築いたSP 90mm F/2.8。長い年月の中で、時代に合わせて様々な進化を続けたSP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)は高解像度時代にもその性能を十分発揮してくれます。

進化を続けながらも、変わることない美しいタムキューの描写をマクロやその他の撮影シーンでも楽しんでみてはいかがでしょう。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成11群14枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

最短撮影距離30.0cm
最大撮影倍率1.0倍
開放F値F2.8〜32.0
画角27.2度
手ブレ補正機構
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ79x117.1mm
重量610g
フィルター径62mm
発売日
発売日2016年02月25日