HOMEズームレンズTAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028) [キヤノン用]
TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028) [キヤノン用]

TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028) [キヤノン用]

ひょっとすると、ミラーレスでは高倍率ズームがブームになるかもしれません。その前に、一眼レフの高倍率ズームを復習しておきましょう。一眼レフの高倍率ズームレンズで、決定版とも言えるのがTAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLDです。18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLDはどういったレンズなのでしょう。

ズームレンズ / TAMRON / 高倍率
新品:
75,000円〜(39)
中古:
63,800円〜(10)

APS-C専用だから可能な18-400mm

Canon EOS Kiss X9i / TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)
Canon EOS Kiss M / TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)

18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLDはTAMRONが世界ではじめて実現した22.2倍という一眼レフ用の超高倍率ズームレンズです。

ただし、Di IIの文字から分かる通り、APS-C向けのレンズです。フルサイズ一眼に装着すると、周辺部に影ができてしまう、所謂ケラれが発生します。18-400mmという驚異の高倍率はAPS-C用レンズだからこそ可能となったとも言えます。

一眼レフにおいては、CanonもNikonもAPS-Cとフルサイズのマウントを分けてはいません。APS-Cはフルサイズよりもイメージセンサーが小さいので、イメージセンサーとの比率ではAPS-C一眼レフはフルサイズよりも大口径マウントということもできます。

それによって、レンズ設計の自由度が広がることで22.2倍という高倍率が可能となったのです。レンズマウントが変わって大口径ショートフランジバックとなったことが話題のミラーレス一眼ですが、こちらは24-240mmや70-350mm、100-500mmなど、今まであまり見なかった焦点距離のズームレンズが増えてきています。

18-400mmはフルサイズ換算にすると約24-600mmという焦点距離になります。さすがにここまでの超高倍率ズームレンズはフルミラでは実現できないかとは思いますが、ミラーレスのマウントはレンズ設計の自由度が広がるので多種多様なズームレンズの登場が期待されます。

話を18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLDに戻しますと、テレ端が400mmという超望遠ズームレンズとは思えないほどコンパクトです。

重量は約700g。

CanonのEF-S55-250mmが約375gということを考えるとおよそ倍の重さですが、この1本で標準域の広角から超望遠までカバーすると考えたら十分なコンパクトさといえます。

このコンパクトな大きさにはHLDというTAMRON独自のAFモーターが寄与しています。また、このAFモーターはトルクを電圧制御で変えられるので、高倍率ズームでも安定したAF制御が可能となっています。

好評のTAMRON VC、手ブレ補正も当然搭載されていて、テレ端でも十分手持ちで撮影可能です。

とりあえず、でかけた先では何でも撮りたいという人にとって、コンパクトなAPS-Cボディとこのレンズの組み合わせは最強撮影セットの一つと言えるでしょう。
 

18-300mmとの比較は


18-400mmという焦点域はTAMRONが世界初となりますが、18-300mmという焦点域のレンズは他メーカーからも発売されています。

NikonからはAF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VRというレンズが、SIGMAからは18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMというレンズが発売されています。TAMRONは更に広角が広い16-300mm F3.5-6.3 DiII VC PZD MACROが発売されています。

高倍率ズームというと、気になるところは本当に使える画質なのかというところですが、18-400mmの画質は、これら16、18-300mmと比較して一歩譲る部分はあるものの、全ての焦点域で中心部の解像力は実用で全く問題ないものとなっています。

全体的に致命的となる弱点はありませんが、全体的に周辺部の描写は甘いという評価になります。

各種収差などについても通常のズームレンズに比べれば劣る部分は否めませんが、そこまで高精細な画質を求めるのであれば大三元や単焦点を使うべきであり、実用十分な画質がこのレンズにはあると言って問題ないでしょう。
 

焦点距離的には運動会最強レンズですが…


18-400mmという焦点域では星空から野鳥まで、画質はともかく、画角的にはほぼ全てに対応可能でが、APS-C用ということを考えると、EOS Kissシリーズなどと組み合わせた運動会撮影での使用を考える人も多いのではないでしょうか。

確かにこの焦点域であれば、運動会撮影ではほぼ全てのシチュエーションに対応できます。防塵防滴にも配慮されているのでグラウンドの砂埃や雨でも安心して撮影できます。

ただし、軽量コンパクトとはいえ700gは意外と重いということと、テレ端でのAFはやや遅いという点は注意が必要です。

まず重量的な問題ですが、望遠撮影に慣れていれば、700gというレンズはむしろ軽いレンズですが、普段、重いレンズに慣れていない人にとって、首から下げるストラップでは意外と負担に感じたりします。肩がけできる速写ストラップや、一脚サポートなどがあると良いでしょう。

また、AFはやはりテレ端になるとややもっさりと動きます。瞬間的にAFをあわせるということは難しいので置きピンなどの技術が必要になります。

こういった使い勝手の部分を理解しておくと運動会でも他のレンズとは比べ物にならない、立ち位置に左右されない撮影が可能となります。
 

作例紹介

Canon EOS 70D / TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)
広角では歪曲もみられますが、十分補正可能な収差といえます
Canon EOS 9000D / TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)
逆光でも目立った弱点はみえません
Canon EOS Kiss X80 / TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)
玉ボケは年輪が見られますが、そこまで酷いというわけではありません
Canon EOS 80D / TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)
中心部の解像感は十分一眼画質を表現してくれます
Canon EOS Kiss X9i / TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)
周辺部はやや甘いので、そこは考慮する必要があります
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • デザインが18-300よりも高級感がある
  • 200mmの望遠とは段違いでお気に入り
  • レンズ交換が不要になるとブロワーなどの荷物も減らせてかなり軽量化できる
  • フルサイズでもクロップすれば問題なく使える
  • 画質を割り切って考えれば、こんなに便利なレンズはない
他のズームレンズと比べると、やはり利便性は別格と言えるでしょう。


■ ネガティブレビュー
  • 400mmの画角は他の400mmレンズよりも広い様に感じる
  • 軽量とはいえ、やっぱり重いので、もう少し軽いと助かる
  • VCオンでファインダー像がカクッと動くのが違和感
  • 重量バランスが悪いので、持ちにくくなる
  • ズームリングが重く回すのが大変
高倍率であるがゆえに、いくつかのデメリットが出てきてしまうところは仕方がないのでしょうか。
 

まとめ


レンズ交換をして、最適なレンズを使えるからこそ一眼カメラはいきてくるとはいうものの、シチュエーションによっては多くのレンズを持ち運ぶことはデメリットになります。

TAMRON 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLDはほぼ全てのシチュエーションで、この一本で撮影が可能となります。

レンズ交換ができない状況や、多くのレンズを持ち歩くことを躊躇してしまう場合でも18-400mmがあれば解決となる場合もあります。

高倍率ズームは撮影機会を広げてくれるレンズです。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応-
APS-C専用
レンズ構成11群16枚
絞り羽根枚数7枚
焦点距離

18~400mm(35mm判換算:27-600mm相当)

最短撮影距離45.0cm
最大撮影倍率0.34倍
開放F値F3.5〜22.0
画角75.33~4度
手ブレ補正機構
防塵-
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ79x123.9mm
重量710g
フィルター径72mm
発売日
発売日2017年07月29日