HOMEズームレンズSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports [キヤノン用]
SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports [キヤノン用]

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports [キヤノン用]

エビフライことAPO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5. 6 EX DGや、ライトバズーカ100-400mm F5-6.3 DG OS HSMなど、超望遠ズームレンズに革新を生み続けるSIGMA。そんなSIGMAが一眼レフ超望遠ズームレンズの最終形態ともいえるようなレンズを生み出しました。60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports。このレンズがあれば、従来の超望遠ズームはほとんどが無用となってしまいそうです。60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sportsの革新的性能をみていきましょう。

ズームレンズ / SIGMA / 高倍率
新品:
182,240円〜(42)
中古:
158,800円〜(7)

超望遠ズームといえばSIGMA


APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5. 6 EX DG、通称エビフライは、例えるなら、モーターショーで自動車メーカーが発表するコンセプトカーのような感じで実用性には乏しいものでした。
しかし、SIGMAが超望遠ズームにおいて非常に高い技術力を持っていることをアピールするには十分だったでしょう。
SIGMAは2000年に、当時、超望遠ズーム初となる10倍ズームであるAPO 50-500mm F4-6.3 EX RF HSMを発表しました。大口径の特殊ガラスレンズを量産可能な研磨技術などの高度な技術力がこのレンズの発売を可能としました。
それから、10年後にはその後継機を発売。
さらに600mmのニーズが高まると2014年には150-600mm F5-6.3 DG OS HSMを発表。
2017年には100-400mm F5-6.3 DG OS HSMを発表し、常に超望遠ズームレンズをリードしてきたのがSIGMAです。
そんなSIGMAが2018年に発表したのが60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSMというレンズです。
60mmというフルサイズ一眼では標準域のど真ん中となる焦点距離から、小鳥などの撮影まで可能となる600mmという超望遠域の中でもでもかなり長い焦点距離までを1本のレンズでカバーできるという驚きのズームレンズです。
APO 200-500mm F2.8/400-1000mmを見てもわかるとおり、超望遠ズームレンズというのは高スペックを目指すと簡単に巨大なレンズとなってしまいます。
標準域から600mmまでカバーできるレンズを2.7kgという実用的な大きさで実現できたというのは驚きです。
CanonのEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMよりも約1kg重いので、流石に手持ちでの撮影は厳しくなりますが、EF600mm F4L IS III USMとは似たような重量なので高倍率ズームということを考えれば十分許容範囲の重さといえます。
製品

Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports [キヤノン用]

価格

新品:157,080円〜

中古:153,882円〜

新品:182,240円〜

中古:158,800円〜

焦点距離60-600mm
F値F4.5〜32.0F4.5〜32.0
最短撮影距離98.0cm60.0cm
絞り羽根枚数9枚9枚
手ブレ補正
防塵
防滴
重量1,570g2,700g
発売年月2014年12月2018年10月
 

自社のレンズを躊躇なく淘汰


60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sportsは105mmというかなり大きなフィルター径となっています。
これは150-600mm F5-6.3 DG OS HSM F5-6.3|Contemporaryよりも大きなフィルター径ですが、150-600mm F5-6.3 DG OS HSM|Sportsと同じ径となっています。CanonのEF100-400mmがフィルター径77mmなので、その大きさは想像出来るでしょう。
このことからもわかるとおり、60-600mmは150-600mm Sportsをターゲットとして作られています
その結果、60-600mmのテレ端600mmでの描写は150-600mm Sportsと比べて勝りこそすれ劣らない描写となっています。
AF速度も、近年のSIGMAは非常に評価が高く、超望遠ズームにありがちなもっさり感もありません
価格的にも60-600mmは150-600mm Sportsとほぼ同じ価格で、APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMの後継機というよりも150-600mm Sportsの後継機ともいうことができます。
150-600mm Sportsは中古市場において価格的なメリットがありますが、新品購入では60-600mmに対する優位性は少なくなっています。
自社競合するレンズを短期間に発売するというのは、この超望遠ズームという分野に対するSIGMAの意欲の強さが伺えます。
150-600mm Contemporaryと比較すると防塵防滴や描写力で60-600mmにメリットある分、価格とサイズでデメリットがあるので、ここについては差が出てきそうです。
 

運動会レンズの最終形態


SIGMAのレンズはCanonマウントについては、レンズ補正機能にも対応しているので、ワイド端60mmで見られる僅かな歪曲収差も全く気になることはありません
子供の運動会撮影ではAPS-C一眼に55-250mmなどの望遠ズームを使ったり、フルサイズ一眼では100-400mmの超望遠ズームが使われたりしますが、観覧席からグラウンドの真ん中にいる我が子の表情を捉えるには600mmが欲しくなります。
一方で、昼食中や、バックヤードなどですれ違ったときなどにササッと撮影するときは標準域が求められます。
普段から、イベント撮影などで複数台のカメラを肩から下げて撮影するプロやハイアマチュアならば、超望遠と標準レンズを装着した2台のカメラを使い分ければ良いですが、一般のアマチュアには難題です。
60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sportsがあれば、1本で運動会撮影を完遂できます。
今まではトリミングに頼っていたような距離でも、ズーミングで対応できる望遠と、手の届く距離でも撮影できる標準域を1本で撮影できます。
カメラを装着すると4kg近くなる重量は、ちょっと大変ですが、カメラを2台持ち運ぶよりは機動性は高いでしょう。
アルカスイス互換、3/8インチの大径ネジにも対応する三脚座に一脚などを装着すれば、その重量は幾分楽になります。
 

作例紹介

Canon EOS 6D Mark II / SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports
フレーミングの自由度の高さは高倍率ズームレンズの魅力の一つです
Canon EOS Kiss X70 / SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports
野鳥にここまで寄るには600mmが必要になります
Canon EOS Kiss X70 / SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports
ズーム域全てで高い描写がキープされるというのは驚異的な性能です
Canon EOS 90D / SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sports
出典:flickr(@Airwolfhound)
航空祭でも上空の機体から駐機している機体までこれ1本で撮影できます
 

ユーザーレビュー


■ ポジティブレビュー
  • 直進ズームができるので、高倍率でもズーミングは楽
  • 手ブレ補正は150-600mm Contemporaryよりもよく効く
  • AFは調整すれば動体追従性も不満なし
  • 広角60mmなのでレンズ交換やサブ機が全く不要
  • 現物確認をして購入すれば、その大きさは十分許容範囲
利便性に対する高評価が集まっています。ピーキーな性能ですが非常に実用的なレンズであるといえます。

■ ネガティブレビュー
  • D850との組み合わせでは異様に合焦率が悪く感じた
  • フルサイズ一眼との組み合わせではさすがに重すぎる
  • やっぱりUSB DOCKでの調整は必要
  • 前玉は自重で勝手に伸びる
  • 105mmは保護フィルターの入手性が悪く、高い
SIGMAのAFはかなり改善されたとの評価もありますがやはりこの焦点距離ではUSB DOCKでの使用目的にあわせた調整は前提となるようです
 

まとめ


望遠レンズはどの焦点距離のレンズ選んで良いか迷うということはよくあります。
しかし、60-600mm F4.5-6.3 DG OS HSM | Sportsは望遠レンズに求められる焦点距離だけではなく、標準域までカバーしています。
ゆくゆくはヨンニッパやロクヨンといった超望遠単焦点が欲しいと思っている人でも、そこまで本格的ではなくとも望遠レンズの使用頻度がそこそこある人でも、幅広いユーザーを受け入れて、幅広い撮影に対応することができるのがこのレンズです。
基本仕様
対応マウントCanon EFマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成19群25枚
絞り羽根枚数9枚
焦点距離

60-600mm

最短撮影距離60.0cm
最大撮影倍率
開放F値F4.5〜32.0
画角39.6~4.1度
手ブレ補正機構
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ120.4x268.9mm
重量2,700g
フィルター径105mm
発売日
発売日2018年10月12日