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定額買取
SONY FE400mm F2.8 GM OSS SEL400F28GM
SONY Eマウント
2018/06/28発売
SONYフルミラ、αシリーズで最も求められるレンズはこのレンズかもしれません。FE 400mm F2.8 GM OSS。フルミラ専用レンズとして世界初となるヨンニッパレンズ。価格的には最高級レンズとなりますが、高いニーズもあるこのレンズはどのような性能となっているのでしょうか。その特徴や活用術をみていきましょう。
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著者: enoF
多くを語る必要がないレンズ
世界初のフルミラ専用ヨンニッパレンズであり、SONYが発売するレンズとしても初となるヨンニッパ、FE 400mm F2.8 GM OSS。
初のレンズというのはどうしても試行錯誤な部分もあり、世代を重ねる毎に熟成されていくものですが、FE 400mm F2.8は既に完成されたレンズとして高い評価を得ています。Canonの一眼レフ用428、EF400mm F2.8Lは8世代にわたって進化を続けて現在の完成度となっています。
FE 400mm F2.8 GM OSSは高価な蛍石レンズを3枚組み込むことで、色収差を抑え、フルミラの光学設計自由度を活かし、第一世代から高い光学性能のレンズを完成されました。
周辺減光、シャープネスは開放F2.8から十分に使えるレベルで、色収差や歪曲もほぼ補正の必要がないレベル。ボケも滑らかで、玉ボケも美しく、400mm F2.8で撮りたい画が確実に撮れるレンズとなっています。光学性能は十分その価格に見合うものがあります。
また、マグネシウム合金をほぼ鏡筒全体に使ったビルドクオリティも高く、操作系も様々な位置に配置されているなど、細部の作りも文句なく、レンズの中で最高峰の価格という価値あるレンズとなっています。
絶妙なボディバランスは手持ち撮影が可能
FE 400mm F2.8 GM OSSはCanon EF400mm F2.8Lよりも1kgも軽いレンズです。
マグネシウム合金や蛍石レンズを贅沢に使ったことが軽量化にも大きく寄与しています。SONY αシリーズはカメラボディもコンパクトなので、FE 400mm F2.8レンズを装着して全体としては一眼レフで撮影するよりもかなりの軽量化が可能となります。400mm F2.8を使う撮影は、アウトドアで移動距離も長いことが多いので、1kg以上も軽量化出来るのは大きなメリットです。
とはいえ、レンズ単体でもFE 400mm F2.8 GM OSSは3kgあります。3kgといえば、よく使われるダンベルの重量です。片手でレンズをホールドして長時間撮影するのはかなりの重労働となります。
ただ、FE 400mm F2.8 GM OSSはマウント側に多くのレンズ群が配置されているので、フロントヘビーとはならず、三脚座部分をホールドして、カメラを持つ手でサポートすればバランスよく持つことができます。
野鳥撮影や航空祭などで長時間待機する場合は、一脚などでのサポートがあったほうがありがたいですが、移動しながら瞬間的にフォーカスする場合などでは十分に手持ちで撮影が可能です。フルミラの機動力の高さを十分に活かすことが出来るレンズです。
XDリニアモーターがAFを最適化
FE 400mm F2.8 GM OSSはAFモーターとしてリニアモーターが採用されています。
リニアモーターは応答性と静音性が高いという特徴がある一方、トルクが小さいというデメリットがあります。それ故、超望遠レンズなどのフォーカスユニットが重いレンズではよりパワーのある超音波モーターがよく採用されます。
SONYはαシリーズのAF性能を活かすために、リニアモーターの応答性に着目し、より高い推進効率のXDリニアモーターを開発することで、トルク不足を補うことに成功しました。FE 400mm F2.8 GM OSSではXDリニアモーターを2機搭載することで、さらにトルクを確保し、超望遠レンズでも高いAF速度を実現しています。
最新のフルミラ、α7R Vでは人や動物だけでなく、自動車や飛行機などさらに多種類の被写体認識に対応しているので、応答性に優れたFE 400mm F2.8 GM OSSはその機能をフルに活用できます。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 価格としてはヨンニッパと考えれば妥当
- 逆光耐性は非常に高いので航空祭でも安心
- α9との組み合わせの歩留まりの良さは驚異的
- 1日これを担いでサーキットを歩き回っても以前より負担が少なく楽になった
- AFが静かで動画でも活用できる
α9シリーズでの撮影は歩留まりも良く、その性能を十分に発揮できるレンズとなっています。
■ ネガティブレビュー
- 鏡筒の作りは丈夫で良いがレンズフードは脆そうで扱い注意
- ピント面は満足だけど、ボケ感がちょっとチープな印象
- 後ボケに二線ボケが出るので撮影後に後処理が必要
- α7R IIIではそのAF性能を十分に発揮することはできなかった
- 受注生産で価格はほぼ下がらないので購入は覚悟が必要
基本的には高評価が集まるレンズではありますが、ボケ味については賛否が別れる部分がありそうです。
まとめ
電子シャッターで無音撮影ができるフルミラは野鳥撮影やスポーツ撮影など、静音性が求められる現場でも活躍します。400mm F2.8は超望遠レンズですが600mmや800mmよりも被写体に近い距離となるのでシャッター音が気になる撮影シーンで使われることも多くなります。
FE 400mm F2.8 GM OSSはそんな撮影シーンに最適のレンズで、機動性、静音性、光学性能などSONY αシリーズの性能をフルに活用し、撮影することが可能です。
2018年発売の本レンズは、後継レンズについても期待が集まりますが、目立った噂はあまりないので、2022年現在としてはヨンニッパが必要ならこの完成度の高いFE 400mm F2.8 GM OSSを選択して間違いないと言えます。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
単焦点レンズ > 望遠
SONY FE400mm F2.8 GM OSS SEL400F28GM
新品: 1,741,000円 / 中古: 1,430,000円
新品: 1,500,000円 / 中古: 1,148,000円
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製品情報
カテゴリ | 単焦点レンズ |
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メーカー | SONY |
タイプ | 望遠 |
マウント | SONY Eマウント |
関連製品
製品 | SONY FE400mm F2.8 GM OSS SEL400F28GM (本製品) | ||
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価格 | 新品: 1,500,000円 中古: 1,148,000円 | 新品: 1,788,357円 中古: 1,598,000円 | 新品: 396,590円 中古: 447,960円 |
焦点距離 | 400mm | 600mm | 500mm |
F値 | F2.8〜22.0 | F4.0〜22.0 | F5.6〜32.0 |
最短撮影距離 | 2.7cm | 450.0cm | 320.0cm |
絞り羽根枚数 | 11枚 | 11枚 | 11枚 |
重量 | 2,895g | 3,040g | 1,365g |
発売日 | 2018/06/28 | 2019/06/18 | 2024/03/14 |