
Panasonic LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.
マイクロフォーサーズマウント
2015/04/23発売
Panasonic LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH. POWER O.I.S.は、35mm判換算85mm相当の画角とF1.7の明るさを組み合わせたマイクロフォーサーズ用中望遠単焦点レンズです。約130gの小型・軽量な鏡筒にPOWER O.I.S.を搭載し、31cmまで寄れる近接性能も備えているため、人物撮影だけでなく被写体との距離を詰めた撮影にも対応できます。
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著者: ONE SCENE 編集部
85mm相当を130gで使える中望遠単焦点
Panasonic LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH. POWER O.I.S.は、2015年4月23日に発売されたマイクロフォーサーズ用の単焦点レンズです。焦点距離は42.5mmで、35mm判換算では85mm相当の中望遠となります。
85mm相当は、標準域より画角を狭めて被写体を切り取りやすく、人物撮影にも使われる焦点域です。そこにF1.7の開放絞りを組み合わせることで、背景との距離や撮影距離を調整しながら浅い被写界深度を利用できます。
一方、このレンズは大口径中望遠でありながら、最大径55mm、全長約50mm、質量約130gに抑えられています。中望遠単焦点を常時持ち歩きたい場合にも、大きさや重量を抑えやすいことが製品の特徴です。
F1.7とPOWER O.I.S.はそれぞれ異なる役割を持つ
開放F値はF1.7です。絞りを大きく開けられるため、より暗いレンズと比べて同じISO感度なら速いシャッタースピードを選びやすく、同じ焦点距離・撮影距離では被写界深度を浅くすることもできます。
さらに、レンズ内には光学式手ブレ補正「POWER O.I.S.」を搭載しています。ジャイロセンサーで手ブレを検知して補正する仕組みで、望遠になるほど目立ちやすい手持ち撮影時のブレを抑えるための機能です。
ただし、F1.7とPOWER O.I.S.は同じ役割ではありません。F1.7はレンズを通る光量や被写界深度に関わるのに対し、POWER O.I.S.は撮影者の手ブレを補正する機能です。人物など動いている被写体そのもののブレを止めるには、被写体の動きに応じたシャッタースピードが必要になります。
31cmまで寄れることも42.5mm F1.7の特徴
最短撮影距離は撮像面から31cm、最大撮影倍率は0.2倍です。35mm判換算の最大撮影倍率は0.4倍相当となります。
同じ85mm相当の画角でも、被写体から大きく離れて撮影することだけを想定したレンズではありません。31cmまでピントを合わせられるため、人物だけでなく、料理や小物などに距離を詰めて撮影する使い方もできます。
ただし、最大撮影倍率0.2倍なので、本格的なマクロレンズとは役割が異なります。小さな被写体を大きく拡大することより、中望遠の画角を保ちながら比較的近い距離まで対応できることに意味のある仕様です。
小型化とAFを支えるインナーフォーカス方式
光学系は8群10枚で、非球面レンズ1枚を採用しています。フォーカシングにはインナーフォーカス方式を採用しており、ステッピングモーターによってフォーカス群を駆動します。
メーカーは最大240fpsのセンサー駆動に対応し、高速・高精度なコントラストAFを活用できる設計としています。ただし、実際のセンサー駆動性能は使用するカメラによって異なります。
フォーカスリングによるMF操作にも対応しているため、AFだけでなく撮影者自身でピント位置を調整することもできます。
マイクロフォーサーズ規格準拠のレンズ
本製品はマイクロフォーサーズシステム規格に準拠しています。LUMIX Gシリーズだけの独自マウントではなく、マイクロフォーサーズ規格に準拠した対応カメラで使用するレンズです。
ただし、ボディとレンズの組み合わせによって、AF性能や手ブレ補正の連携など利用できる機能や性能が異なる場合があります。特定のカメラでの動作を確認する場合は、カメラメーカーが公開している互換情報や使用説明書も確認しておくと確実です。
特に本レンズにはPOWER O.I.S.が搭載されているため、ボディ内手ブレ補正を備えたカメラと組み合わせる場合は、レンズ側とボディ側の手ブレ補正がどのように動作するかを使用機種ごとに確認することが重要です。
F1.2のNOCTICRONとは何が違うのか
同じ42.5mmには、Panasonicの「LEICA DG NOCTICRON 42.5mm F1.2 ASPH. POWER O.I.S.」も存在します。焦点距離は同じですが、製品の方向性は大きく異なります。
NOCTICRONはF1.2、11群14枚、最短撮影距離50cm、最大径74mm、全長約76.8mm、質量約425g。それに対して本製品はF1.7、8群10枚、最短撮影距離31cm、最大径55mm、全長約50mm、約130gです。
NOCTICRONはより大きなF1.2の開口を持つ一方、42.5mm F1.7は約295g軽く、鏡筒も小型です。また、最短撮影距離についてはF1.7の方が短く、被写体へ近づきやすいという違いがあります。
そのため、同じ85mm相当でも単純な上下関係ではなく、F1.2の開口を必要とするか、小型・軽量性や31cmの最短撮影距離を優先するかで選び分けることができます。
2026年のH-HS043Aでも基本仕様は受け継がれた
2026年には「LUMIX G 42.5mm F1.7 ASPH. POWER O.I.S.」の品番をH-HS043Aとした新モデルが登場しています。
H-HS043Aも42.5mm、F1.7、8群10枚、7枚羽根、最短撮影距離31cm、最大撮影倍率0.2倍、POWER O.I.S.、約130gという基本仕様を継承しています。焦点距離や明るさ、近接性能を刷新した後継レンズではありません。
変更点としてメーカーが明示しているのは、レンズ最前面へのフッ素コーティングの採用と、撮影時の銘板の写り込みを抑えるため文字色をグレーにしたことです。
そのため、旧H-HS043を検討するときも、42.5mm F1.7という光学仕様が世代遅れになったと単純に考える必要はありません。フッ素コーティングなど新型で追加された仕様を必要とするかどうかが、新旧を比較するポイントになります。
小型軽量と85mm相当を両立したい人へ
このレンズの中心的な価値は、85mm相当の中望遠、F1.7、POWER O.I.S.、31cmの最短撮影距離を約130gの鏡筒にまとめていることです。
人物撮影で背景との分離を作りたい場合だけでなく、標準レンズより狭い画角で被写体を整理したい場合や、料理・小物などに近づいて撮りたい場合にも仕様を活かせます。
一方、ズームによる画角変更はできず、より大きな開口が必要ならF1.2のNOCTICRONという選択肢があります。防塵・防滴性能を重視する場合にも、別のレンズを含めて検討する必要があります。
F1.7という明るさだけを見るのではなく、「85mm相当を130gで持ち歩けること」「レンズ内手ブレ補正を備えること」「31cmまで寄れること」をセットで考えると、この42.5mm F1.7の製品としての位置づけが明確になります。
著者

ONE SCENE 編集部
カメラ・レンズの魅力や特徴を掘り下げ、スペックだけでは見えない個性や市場での評価まで丁寧に読み解くONE SCENE編集部。あなたに合った一台選びをお手伝いします。
販売中の中古商品
ECサイトの販売情報
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製品情報
| カテゴリ | 単焦点レンズ |
|---|---|
| メーカー | Panasonic |
| タイプ | 中望遠 |
| マウント | マイクロフォーサーズマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Panasonic LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S. (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 42.5mm | 42.5mm(35mm判換算:85mm) | 75mm(35mm判換算:150mm相当) | 45mm(35mm判換算:90mm相当) | 45mm(35mm判換算:90mm相当) | 45mm |
| F値 | F1.7〜22.0 | F1.2〜16.0 | F1.8〜22.0 | F1.2〜16.0 | F1.8〜22.0 | F2.8〜22.0 |
| 最短撮影距離 | 31.0cm | 50.0cm | 84.0cm | 50.0cm | 50.0cm | 15.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 7枚 | 9枚 | 9枚 | 9枚 | 7枚 | 7枚 |
| 重量 | 130g | 425g | 305g | 410g | 116g | 225g |
| 発売日 | 2015/04/23 | 2014/02/13 | 2013/06/14 | 2017/11/24 | 2011/09/09 | 2009/10/23 |
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