
Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
Canon EFマウント
1998/11/01発売
Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMは、100mmから400mmまでを一本でカバーするフルサイズ対応のLレンズです。1998年にLタイプズームとして初めて手ブレ補正機構を搭載し、流し撮り対応のISモード2、リングUSM、直進式ズームを採用。2014年にII型へ交代するまで16年にわたって100-400mmという焦点域を担った、キヤノンの超望遠ズームを代表する初代モデルです。
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本体の買取額:90,000円(定額)
著者: ONE SCENE 編集部
100mmから400mmまでを一本にした、初代100-400mm L
Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMは、35mmフルサイズに対応するLタイプの望遠ズームレンズです。100mmから400mmまで4倍のズーム域を持ち、開放F値は広角端F4.5、望遠端F5.6となります。
発売は1998年。400mmまで届く超望遠域、手ブレ補正、リングUSMによるAFを一本にまとめ、報道、スポーツ、野生動物など撮影者が被写体へ自由に近づけない場面を想定して開発されました。
後継のEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMが登場したのは2014年です。16年にわたって同じ100-400mmを担ったロングセラーであり、後継機でもこの焦点域そのものは継承されました。
特徴①|100-400mmを直進式ズームで瞬時に行き来する
初代100-400mmを特徴づけるのが、鏡筒を前後に動かして焦点距離を変える直進式ズームです。ズームリングを回転させる一般的な方式とは異なり、100mmから400mmまでを押し引きする操作で変更します。
さらにズーム操作力を調整するアジャストリングを装備しています。軽く設定して素早く焦点距離を変えたり、重くして不用意な鏡筒の伸縮を抑えたりと、撮影スタイルに合わせて操作感を変えられる構造です。
この方式は2014年のII型では回転式ズームへ変更されました。そのため直進式ズームは、単なる外観上の違いではなく、初代とII型の操作感を分ける大きなポイントです。
特徴②|Lタイプズームとして初めてISを搭載
本レンズは、Lタイプズームとして初めて手ブレ補正機構ISを搭載したレンズです。キヤノンは手ブレ補正効果をシャッタースピード換算で約2段分としています。
ISには通常撮影用のモード1に加え、流し撮りに対応するモード2を搭載しています。モード2ではカメラを振る方向を考慮して手ブレを補正するため、モータースポーツなど動く被写体を追いながら撮影する用途も想定されています。
400mmという超望遠域まで一本でカバーするレンズにISを組み合わせたことは、初代100-400mmの重要な設計要素でした。焦点距離の広さだけでなく、超望遠域を実際の撮影現場で扱うための機能までまとめられています。
特徴③|蛍石とスーパーUDを使った14群17枚構成
光学系は14群17枚で、蛍石レンズとスーパーUDレンズを採用しています。キヤノンが超望遠Lレンズで長く用いてきた特殊光学材料を使い、望遠域で問題となりやすい色収差を補正する構成です。
フォーカシングには、EFズームレンズとして初めてリアフォーカス式のフローティング機構を採用しました。ズーム全域で最短撮影距離1.8mを実現するとともに、撮影距離の変化に応じて収差を補正することを目的とした設計です。
AF駆動はリングUSMで、AF後にフォーカスモードを切り替えずピントを微調整できるフルタイムマニュアルフォーカスにも対応します。1998年のレンズながら、望遠Lズームに必要なAF操作性まで組み込まれています。
400mmで0.2倍|ズーム全域1.8mまで近づける
最短撮影距離はズーム全域1.8mで、最大撮影倍率は0.2倍です。400mmまで届く望遠ズームなので、離れた被写体を撮影するだけでなく、望遠端を使って被写体を大きく捉えることもできます。
後継のII型では最短撮影距離が0.98m、最大撮影倍率が0.31倍まで向上しているため、近距離撮影性能は世代差が大きい部分です。初代を中古で選ぶ場合には、100-400mmという焦点域だけでなく、この最短撮影距離の違いも確認しておきたいポイントです。
一方、初代は1,360gで、II型の1,570gより約210g軽量です。近接性能や新しい手ブレ補正機能ではII型が進化していますが、初代には初代なりの重量面での特徴があります。
初代とII型|同じ100-400mmでも中身は大きく異なる
2014年に登場したEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMは、初代と同じ100-400mm F4.5-5.6を受け継ぎながら、光学系を16群21枚へ刷新しました。蛍石とスーパーUDを引き続き採用し、新たにASCコーティングも導入されています。
| 製品 | ||
|---|---|---|
| 焦点距離 | 100-400mm | 100-400mm |
| F値 | F4.5〜32.0 | F4.5〜32.0 |
| 最短撮影距離 | 180.0cm | 98.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 8枚 | 9枚 |
| 重量 | 1,360g | 1,570g |
| 発売日 | 1998/11/01 | 2014/12/19 |
手ブレ補正も初代から大きく進化しています。初代の約2段分に対してII型は4段分となり、モード1・2に加えて、不規則に動く被写体を想定したISモード3も追加されました。
そして操作上の大きな違いがズーム方式です。初代の直進式からII型では回転式へ変更されました。初代からII型へのモデルチェンジは、同じ焦点域のまま細部を更新したというより、光学系、IS、近接性能、操作方式まで幅広く再設計したものです。
購入前に確認したいこと|修理対応期間はすでに終了
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMは1998年発売のレンズで、キヤノンによる修理対応期間は2021年8月に終了しています。中古で購入する場合には、この点を前提として個体状態を確認する必要があります。
特に本レンズにはAFだけでなくISやズーム操作力を調整する機構もあります。光学系の状態に加え、AF、ISモード1・2、ズーム操作、アジャストリングなどが正常に機能するかは確認しておきたいところです。
また、キヤノンが後継II型で明確にうたう防塵・防滴仕様とは区別が必要です。初代については今回確認した公式仕様で同様の防塵・防滴仕様を確認できないため、防塵・防滴を備えるレンズとしては扱いません。
どんなレンズ?|16年間続いたキヤノン100-400mmの原点
EF100-400mm F4.5-5.6L IS USMは、400mmまでの超望遠を必要としながら、単焦点ではなく画角を柔軟に変えたい撮影のためのレンズです。100mmから400mmまでを一本でカバーすることで、被写体との距離が変化するスポーツや動物撮影にも対応できます。
後継II型と比べれば、ISの補正効果や最短撮影距離、光学設計などには明確な世代差があります。一方で1,360gという重量や、100mmから400mmまで素早く動かせる直進式ズームは初代固有の特徴です。
そして何より、100-400mmという焦点域をLレンズとして確立し、その基本コンセプトがII型、さらにRF100-500mmへと発展していったことがこのレンズの歴史的な意味です。キヤノンの超望遠ズームを長期間支えた、100-400mm Lの原点となる一本です。
著者

ONE SCENE 編集部
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ECサイトの販売情報
\大手2社より10~20%高く買い取る製品多数!/
本体の買取額:90,000円(定額)
製品情報
| カテゴリ | ズームレンズ |
|---|---|
| メーカー | Canon |
| タイプ | 望遠 |
| マウント | Canon EFマウント |
関連製品
| 製品 | ![]() Canon EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM (本製品) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 焦点距離 | 100-400mm | 70-200mm | 70-200mm | 70-200mm | 70~300mm | 70-200mm |
| F値 | F4.5〜32.0 | F4.0〜32.0 | F2.8〜32.0 | F2.8〜32.0 | F4.5〜32.0 | F4.0〜32.0 |
| 最短撮影距離 | 180.0cm | 120.0cm | 140.0cm | 150.0cm | 140.0cm | 120.0cm |
| 絞り羽根枚数 | 8枚 | 8枚 | 8枚 | 8枚 | 6枚 | 8枚 |
| 重量 | 1,360g | 705g | 1,470g | 1,310g | 720g | 760g |
| 発売日 | 1998/11/01 | 1999/09/01 | 2001/09/20 | 1995/03/01 | 2004/06/20 | 2006/11/23 |
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