HOMEズームレンズNikon NIKKOR Z 14-30mm f/4S
Nikon NIKKOR Z 14-30mm f/4S

Nikon NIKKOR Z 14-30mm f/4S

2018年にリリースされたニコンのフルサイズミラーレスカメラの新規格、Zマウントシステムに準じた超広角ズームレンズであるNIKKOR Z 14-30mm f/4S。Fマウントで近しい焦点距離をもつ「AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR」との比較を交えながら解説します。

ズームレンズ / Nikon / 広角
新品:
142,590円〜(62)
中古:
137,490円〜(10)

TIPA WORLD AWARDS 2019で世界的評価を受賞したニコンの新超広角ズームレンズ


ニコンのZマウントシステムは、ニコンの技術の粋を極めたまさに次世代のマウントシステムです。

内径はFマウントシステムの47mmから55mmと大口径になり、フランジバックは16mmと短くなりました。まずこのマウントシステムの設計面での革新が、明るさや解像、コンパクト性などのレンズに求められる基本的な性能の向上に大きく影響しています。

まだラインナップが出揃っていない現状ではありますが、F4通しのNIKKOR Z 14-30mm f/4Sは、Zマウントレンズにおける超広角小三元レンズという位置づけと見てまず問題ないでしょう。

Nikon Z7 / NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
出典:flickr(@Sandor Somkuti)

Nikon Z7 / NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
出典:flickr(@Klausitooth)

本レンズのレンズ構成はEDレンズ4枚、非球面レンズ4枚と色収差補正効果の非常に高いレンズ構成となっており、絞り解放からも優れた解像力を持つとともに、超広角14mmでの撮影でも周辺の歪みが限りなく少ないなど、これまでの小三元クラスのレンズにはなかった高い描写力を実現しています。また、非球面レンズによって夜景撮影の際に気になるサジタルコマフレアを抑え、星などの点像の再現性も高く、夜空を抑える夜景撮影ではシャープでキレのある描写が可能になっています。

さらに沈胴式でボタンを排した設計となっていることもあり、重量約485g、沈胴時85mmというコンパクト性は、これだけの性能を持ったレンズであることを鑑みれば、ただただ驚きです。また、Zマウントになったことで通信速度も上がりAFの速さも向上。更には14mmの超広角レンズにも関らずフィルターの装着も可能となっており、撮影の自由度はこれまでの超広角ズームレンズにはない強みといえるでしょう。


NIKKOR Z 14-30mm f/4 Sを楽しむシチュエーション


自由度の高い撮影が可能なNIKKOR Z 14-30mm f/4S は、あらゆるシチュエーションに対応することができるある意味万能なレンズと言えるでしょう。中でも秀でているのは星空や夜景の撮影です。超広角14mmで周辺描写もクリアな上に、高い点像の再現力はシャープでキリっとした描写を可能にします。ネット上のレビューを見ても、プロも含め多くのユーザーがNIKKOR Z 14-30mm f/4S の夜景撮影能力に太鼓判を押しています。

コントロールリングによるスムーズな操作性と高い携行性は、スナップ撮影でもその力を遺憾なく発揮しユーザーに新たな体験をもたらしくれます。超広角を活かした見上げたアングルでの撮影では、歪みの少ない高い描写力が今までにないシャープな仕上がりを実現してくれます。

また、最短撮影距離が0.28mと接写に対応できるのも本レンズの強みと言えるでしょう。旅先での料理の物撮りなども手軽にこのレンズ一本て対応可能なのも嬉しい要素のひとつです。以下、作例となりますので是非、周辺描写等確認してみてください。

Nikon Z7 / NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
出典:flickr(@Sandor Somkuti)

Nikon Z7 / NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
出典:flickr(@klausitooth)

Nikon Z6 / NIKKOR Z 14-30mm f/4 S



AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRと比較した利点


比較対象として、2010年に発売されて以来長く支持されているFマウントのAF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRを選びました。

今回はニコンZにFマウントレンズを取り付けることができるマウントアダプターFZTの使用を前提とします。AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRはFマウントの超広角小三元レンズという位置付けで、このレンズにもお馴染みの手ブレ補正機能であるVR機能が搭載されているなど、比較対象とする要素は十分にあります。

ただし価格面で見たとき、AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRを中古で購入しようとすると、NIKKOR Z 14-30mm f/4Sのおよそ半分強で購入することができますが、さきほど述べたマウントアダプターを同時に購入するとNIKKOR Z 14-30mm f/4Sの購入額のおよそ7割弱の価格まであがります。

また、重量という面で見ると、マウントアダプターの重量を含めると約800g超となり、約485gと比べると携行性には差が生じると言って差し支えないでしょう。これはZマウントが光学設計的に優れているからこそ同スペックでも無理のないレンズ構成で実現できることを意味しています。こうした要素を踏まえた上で、金額にして約5万円ほどの差をどう捉えるか。是非悩んでみて頂きたいポイントでもあります。 


ネット上のユーザーレビュー


  • 描写力が素晴らしい
  • 旅先に持ち運ぶには最強のレンズ
  • 手振れ補正も強力で遅いシャッタースピードでも安心
  • 出玉ではないためフィルター装着できるのはかなりありがたい
  • とにかく本当に良いレンズ
  • このレンズの為にZカメラを購入するのもあり


まとめ


今回はニコンの次世代型レンズについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか敢えて冒頭ではお伝えしませんでしたが、本レンズはTIPA WORLD AWARDS 2019にてベストミラーレス広角ズームレンズ賞を受賞した、いわば世界的な評価として太鼓判の押されたレンズでもあります。

箔付けなく、お読みいただいた紹介文と合わせて、是非、多角的に吟味をしてご検討していただければと思います。
基本仕様
対応マウントNikon Zマウント
フォーカスAF/MF
フルサイズ対応
APS-C専用-
レンズ構成12群14枚
絞り羽根枚数7枚
焦点距離

最短撮影距離28.0cm
最大撮影倍率0.16倍
開放F値F4.0〜22.0
画角114~72度
手ブレ補正機構-
防塵
防滴
サイズ・重量
最大径×長さ89x85mm
重量485g
フィルター径82mm
発売日
発売日2019年04月19日