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定額買取
Canon RF24-240mm F4-6.3 IS USM
Canon RFマウント
2019/08/29発売
近年、高倍率ズームレンズが存在感を増しています。それには様々な要因がありますが、RF24-240mm F4-6.3 IS USMの発売がそのニーズの高さを証明しています。発売から即、ランキングトップを獲得したRF24-240mm F4-6.3 IS USMはどのようなレンズなのでしょう。
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本体の買取額:90,300円(定額)
著者: enoF
高倍率ズームは時代のニーズ?
RF24-240mm F4-6.3 IS USMは2019年8月発売してすぐに、月間レンズ販売ランキングの首位を獲得しました。EOS Rとのセット販売キャンペーン対象となっていたことも理由としてありますが、10倍という高倍率ズームレンズのニーズが高かったことも理由でしょう。
APS-C一眼レフでは18-135mmをはじめ、18-200mm、18-400mmまで高倍率ズームレンズが多く販売されていますが、フルサイズ一眼レフでは24-105mmくらいでその選択肢は多くありませんでした。センサーサイズが大きいフルサイズ一眼レフで高倍率ズームレンズを作るとなると巨大なレンズとなって設計しにくいという理由がありました。
それが、フルサイズミラーレスになると、センサーサイズは同じですが、センサーとマウント面との距離が縮まったことで自由度が高まりフルサイズでもコンパクトな高倍率ズームが設計可能となりました。
CanonはNikonと違い、APS-C一眼レフでもそこまで積極的に高倍率ズームレンズを発売していたわけではありませんが、RFマウントではいち早くRF24-240mm F4-6.3 IS USMを発売しました。
Canonユーザーお馴染みの高倍率ズームといえばTAMRONが有名です。APS-C一眼レフであればCanonの場合は純正レンズではEF-S18-135mm F3.5-5.6 ISといった選択肢しかありませんが、TAMRONであれば18-400mm F3.5-6.3 DiII VC HLDという超高倍率ズームレンズの選択肢もあります。
しかし、RFマウントは新マウントの上にコントロールリングなどもあるのでマウント情報の解析が難しく、TAMRONはSONY Eマウントは発売しているものの、RFマウントレンズは未発売となっています。
そんな状況で発売されたRF24-240mmは限られた選択肢の中でレンズを選ぶRFマウントユーザーに人気となりました。
ミラーレスのショートフランジバックでレンズ設計の自由度があがったことと、APS-C一眼レフとサイズ感が近い、コンパクトなフルミラの持ち運び頻度が増えたことで便利な高倍率へのニーズは高まっているといえます。
Canon純正高倍率ズームレンズの実力は
フルミラで実現可能となったとはいえ、フルサイズ一眼レフでは発売されなかった高倍率ズームレンズは実力としてはどうなのでしょう。
まず大前提ですが、RF24-240mm F4-6.3 IS USMは純正のRAW現像ソフトDPPのデジタルレンズオプティマイザなどのレンズプロファイル補正を前提としたレンズです。一眼レフよりもレンズ設計自由度が高いRFマウントとはいえ、デジタル補正なしには持ち運びに便利なコンパクトサイズで、なおかつ手頃な価格のレンズは不可能だったということでしょう。
RAWで撮影したものにLightroomなどでレンズ補正をあてずに見ると、盛大な収差と周辺光量落ちがあります。しかし、DPPのデジタルレンズオプティマイザなどでデジタル補正することで収差等はほとんど目立たなくなります。
純正のDPP以外でも、Lightroomではレンズプロファイル補正が可能ですが、一部現像ソフトでは非対応となっていることもあるのでこの点は注意が必要です。レンズプロファイルで補正された写真は高倍率ズームレンズで撮影されたとは思えないほど見事な描写になっています。
開放の明るさでワンランク上のRF24-105mm F4L IS USMと比較しても、実際の写真を並べて見比べないと区別がつかないくらいの描写力があります。また、高倍率ズームレンズは基本的にテレ端の描写に弱点が見られやすい傾向にありますが、240mmでも十分な描写があります。
また同じくデメリットとして挙げられやすいAFも、もっさり感じるような0.5秒以上かかることもなく、さすがはCanonのAFとなっています。デジタル補正に抵抗を感じないのであれば、実用上、高倍率ズームレンズのデメリットを感じることはないでしょう。
他社の高倍率ズームレンズとの比較は
この24-240mmという焦点距離のズームレンズを採用したのは実はSONYが最初です。FE 24-240mm F3.5-6.3 OSSは2015年に発売され、フルサイズとしては珍しい高倍率ズームレンズで人気となりました。
Canonはこれを真似した、というよりも標準画角の広角端である24mmから10倍ズームを作ったので焦点距離が偶然一致したわけでしょうが、RF24-240とFE24-240は価格、性能ともにかなり似通ったものとなっています。
TAMRONからは28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDという、開放の明るいレンズがSONY Eマウント用として発売されています。またNikonはNIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRが発売されています。
各社明るさや焦点距離が微妙に違いますが、フルミラ新マウントになってこの分野に注力していることが伺えます。価格としてはTAMRONが7万円台とやや安いものの、純正は12万円前後と各社大きな差はありません。
Canonの場合は先にもあげたコントロールリングの存在が社外レンズのハードルを高めていることが考えられるので、しばらくはRF24-240mmといった純正レンズが唯一の選択肢で人気を集めそうです。
ちなみにRF24-240mmのコントロールリングはピントリングも兼ねており、レンズ横のスイッチで使い分けます。使い勝手としては、コントロールリングとピントリングが別れている方が良くはなりますが、サイズ感と価格のトレードオフとなっていると考えられます。
製品 | |||
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価格 | 新品: 140,850円 中古: 76,300円 | 新品: 129,980円 中古: 74,500円 | 新品: 107,977円 中古: 84,980円 |
焦点距離 | 24-240mm | 24-240mm | 24-200mm |
F値 | F4.0〜36.0 | F3.5〜40.0 | F4.0〜36.0 |
最短撮影距離 | 50.0cm | 50.0cm | 50.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 | 7枚 |
重量 | 750g | 780g | 570g |
発売日 | 2019/08/29 | 2015/03/13 | 2020/07/03 |
旅レンズとしては優秀でも運動会は?
高倍率ズームレンズRF24-240mmは決して小さくはないですが、複数のフルサイズレンズを持ち運ぶことを考えると、その重量は十分受け入れられる重さです。望遠レンズ用のカメラバッグなどでなくても、インナーバッグなどでカメラとレンズをセットで持ち運ぶことができる大きさです。
画質もレンズプロファイル補正をすればRF24-105mm F4Lに迫る画質があることを考えると、ポートレートや遠景、近景など旅レンズとして活用できます。今までは旅行はAPS-Cで妥協していた人も、ミラーレス一眼とRF24-105mmがあれば、旅行先でもフルサイズ画質を楽しむことができます。
一方で、高倍率ズームが活躍する場面といえば運動会ですが、幼稚園程度では使えそうですが、小学校のグラウンドサイズでは望遠端でもトリミングが前提となりそうです。運動会での運用にはトリミング前提とするか、他の超望遠との併用を考えたほうが良いでしょう。
製品 | ||
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価格 | 新品: 140,850円 中古: 76,300円 | 新品: 186,800円 中古: 143,000円 |
焦点距離 | 24-240mm | 24-105mm |
F値 | F4.0〜36.0 | F4.0〜22.0 |
最短撮影距離 | 50.0cm | 45.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 9枚 |
重量 | 750g | 700g |
発売日 | 2019/08/29 | 2018/10/25 |
作例紹介
愛用者のコメント
私がRF24-240mmF4-6.3ISUSMを選んだ理由
私の場合、山に登っての撮影が多いのですが、山での撮影はその日その日で景色が大きく異なり、撮りたい画角が大きく異なります。
例えば上空の雲が広く焼けたりすると、24mmの広角側で撮ることもあれば、遠くの山に雲海が現れると、200mm付近の望遠側で撮影したり、望遠の圧縮効果を利用した撮影をすることもあります。つまり、山の景色はその日その日で登ってみないとわからないので、この10倍レンズはどんな景色が現れても対応出来る心強い相棒です。
そして、広角から望遠までカバーエリアが広いため、レンズ交換をする煩わしさが無いという点は、非常にメリットを感じています。
また、夜明け前の薄明るい時間での撮影も多く、三脚を使用しない撮影の場合、私が使用するEOS R6のボディ内手振れ補正との協調補正の効果で、限界ギリギリまでシャッタースピードを落として撮影することも可能です。
とにかく、このレンズが1本あれば、安心して撮影に出かけられる万能レンズと言えると思います。
ユーザーレビュー
■ ポジティブレビュー
- 旅行はこのレンズ1本だけで十分撮影できる
- カメラが自動的に補正してくれるので歪みはほとんど感じられない
- ボディ内手ブレ補正と相性が良いレンズ
- 撮影チャンスを逃さず写せる
- 動画でもAFは十分に使える速度がある
収差についてはデジタル補正が必須ですが、補正のかけ方でレビューが別れている部分もありました。
■ ネガティブレビュー
- 広角側は歪曲収差がかなりひどい
- ずしりと重みはあるが、レンズ1本で済むので我慢
- コントロールリングは他のレンズと違い違和感がある
- AFはそんなに速くはない
- Canonはいい加減フードはセット販売してほしい
Canon恒例のフード別売りですが、さすがにこのレンズの価格帯なら付属して欲しいところですね。
まとめ
フルサイズ一眼では撮影のために多くの大口径単焦点を持ち運ぶことがベストである。そんな固定観念に支配されてはいませんか?
もちろん、作品づくりにおいては大口径単焦点レンズがベストな選択肢ですが、旅行の思い出を記録するのではあればRF24-240mm F4-6.3 IS USMの様な高倍率ズームレンズがベストになります。
せっかくミラーレスになってフルサイズ一眼もコンパクトになったのだから、もっと気軽に持ち歩きましょう。そんな気分にさせてくれるレンズがRF24-240mm F4-6.3 IS USMです。
著者
enoF
大学在学中より、編集プロダクションに所属し、様々な雑誌の発行に携わる。 その後、フリーランスとなり、カメラやレンズ関連の記事をはじめ、パソコンやIT関連機器など様々なガジェットに関する記事を執筆するライターに。現在はWeb記事を中心として執筆活動中。
価格情報
ズームレンズ > 高倍率
Canon RF24-240mm F4-6.3 IS USM
新品: 143,880円 / 中古: 121,000円
新品: 141,850円 / 中古: 121,800円
新品: 140,850円 / 中古: 76,300円
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本体の買取額:90,300円(定額)
製品情報
カテゴリ | ズームレンズ |
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メーカー | Canon |
タイプ | 高倍率 |
マウント | Canon RFマウント |
関連製品
製品 | Canon RF24-240mm F4-6.3 IS USM (本製品) | |
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価格 | 新品: 140,850円 中古: 76,300円 | 新品: 29,800円 中古: 29,800円 |
焦点距離 | 24-240mm | 18-150mm(35mm換算:29-240mm) |
F値 | F4.0〜36.0 | F3.5〜22.0 |
最短撮影距離 | 50.0cm | 17.0cm |
絞り羽根枚数 | 7枚 | 7枚 |
重量 | 750g | 310g |
発売日 | 2019/08/29 | 2022/06/23 |