Canon EOS 6D

Canon EOS 6D

手に届きやすいフルサイズ一眼レフとして人気のEOS 6Dシリーズ。初代の6Dは2012年に発売され、その後の後続機のMark IIの発売され生産が中止となっても今なお一定の人気を誇っています。そんなEOS 6Dの魅力を解説します。

デジタル一眼レフ / Canon / ミドル
新品:
74,800円〜(15)
中古:
37,162円〜(80)

一眼レフの性能頭打ちが際立たせるコスパ


Canon EOS 6D / EF16-35mm F4L IS USM
出典:flickr(@Lukas Schlagenhauf)

Canon EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM
出典:flickr(@Ansgar Koreng)

Canon EOS 6D / EF24-105mm F4L IS USM
出典:flickr(@Lukas Schlagenhauf)

Canon EOS 6D / EF24-70mm F4L IS USM
出典:flickr(@Enrico Cusinatti)

Canon EOS 6D / EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM
出典:flickr(@Graham Winterflood)

「デジタルカメラは高画素なほど高性能」という言葉はデジタルカメラ黎明期では絶対的な評価でした。

実際、400万や800万画素では、A4サイズなどでプリントするとドット絵の様に粗い写真になってしまうため、雑誌やポスターとして印刷するには高画素機が必須で、プロカメラマンはこぞって高画素機を追い求めました。

しかし、携帯電話にカメラ機能が標準化され、CMOSセンサー技術が日進月歩することでスマホでも1000万画素どころか、2000万画素超えも特別ではなくなっています。2020年に登場したCANONのフラッグシップ機EOS-1D X Mark IIIはMark IIに匹敵する約2000万画素です。

だからといって、スマホカメラの性能がEOS-1D Xに迫るというわけではありません。もはや画素数がデジタルカメラの性能を決める絶対的な性能値ではないのです。EOS-1D Xシリーズを使う様なプロカメラマンも2000万画素あれば支障はなく、画素数は頭打ちの時代であるということです。

そこでEOS 6Dが注目されます。2000万画素超えのフルサイズセンサーを搭載するカメラとしてはEOS 6Dはほぼ最安値のカメラです。特に中古品は5万円前後で販売されていて、発売当初の人気から流通している数も多く、程度の良いものが手に入れられます。

EOS 6Dはコスパの良さだけでなく、軽量コンパクトなフルサイズ一眼としても知られています。そうなってくるとサブ機という使い方がみえてきます。既にEOS 5Dシリーズなどを持っていて、5Dをもう一台買う予算はないけど、サブ機が欲しいといという人にとってはうってつけとなります。

他にも、80Dや90DといったAPS-C機を持っていて、フルサイズもちょっと使ってみたいという場合にも最適です。APS-C機は望遠で有利、フルサイズは広角で有利というメリットを考えれば、フルサイズとAPS-Cの2台持ちは撮影ごとに使い分けることで様々な撮影でカメラを最適化できます。

また、EOS 6Dがサブ機に最適な理由としては、バッテリーがCanon一眼レフで使用されているLP-E6であるということも有利になります。軽量コンパクトなサブ機ならEOS RPといったミラーレス機も候補となりますが、EOS RPはバッテリーがLC-E17という違うサイズです。一方で、LP-E6は5Dシリーズや80D、90Dなどにも採用されているので、メイン機とサブ機を同じバッテリーで管理できます。つまり、基本設計が古いというデメリットもサブ機であれば大きなデメリットとはならないのです。

Canon EOSシリーズ相関図(2020年1月時点)※EOS 6Dはすでに生産は終了



EOS 6D Mark IIよりもお得なのか


さて、いくらサブ機などを目的としたとしても、生産終了してしまったカメラを買うメリットはあるのでしょうか。後継機であるEOS 6D Mark IIを買ったほうが、あとで売ることも考えればお得となるのではないでしょうか。

価格的な話を先にすると、EOS 6D Mark IIは新品で平均価格17万円程。中古買取り価格は5〜10万円弱です。中古で6D初代を買うほうが、後に売却することを考えても数万円お得になります。

では、性能や使い勝手はどうでしょう。初代、Mark II共に2000万画素超えのフルサイズ機という点では同じです。Mark IIは26000万画素超えなので、大きく写真を印刷する場合には若干有利となりますが、雑誌やポスター用でもなければ実用面で画素数が問題となることはないでしょう。

映像エンジンは1.5世代ほどの差があり、出力画像はMark IIの方が当然ながら解像感は高くなりますが、黎明期ならともかく、煮詰まった感のある昨今のデジカメ技術であれば1.5世代は大きな差とはなりません。

AFについてはAF測距点数が大きく違うのでサーボAFの追従性などでMark IIとは差があります。高ISOでのノイズ感などの差もありますが、価格差を考えればこういった差は妥協できる範囲と言えるでしょう。

最も大きな差といえば、バリアングル液晶と言えます。Canonといえばバリアングル液晶が代名詞ともなってきていています。バリアングル液晶はローアングルやハイアングル、特に動画撮影では大きなメリットとなります。もちろんバリアングル液晶はあったら便利な機能ですが、通常の写真撮影では意外とあまり使わないという現実もあります。

つまり、写真機として考えた場合はそこまではない差です。一方で動画という点では基本性能でも差がみられます。
初代はフルHD30pまでしか対応していませんが、Mark IIは60pまで対応しているので、動画撮影は大きな差となっています。

6D初代とMark IIを比較すると、AF機能や解像感の向上など操作精度は大きく進歩していますが、「デジタル写真を撮る」という根本的なテクノロジーについては旧世代を産廃にするほどの革新的な進化はありません。

Mark IIであればストレスなく撮影できるといったことは多くなりますが、Mark IIでしか撮影できない写真というものはほとんどないでしょう。ここに、写真撮影という点から見るとMark II発売以降もEOS 6Dに注目が集まる理由が見えてきます。


作例紹介


Canon EOS 6D

いつでも持ち歩けるコンパクトさなので、こんなシャッターチャンスも抑えられます

Canon EOS 6D / EF24-105mm F4L IS USM
フルサイズならやっぱり大きな玉ボケが魅了

Canon EOS 6D / EF24-105mm F4L IS USM
EOS 6Dに搭載のDIGIC5+なら夜景描画も時代遅れ感はありません

Canon EOS 6D
ISO1600ぐらいでもノイズ感はほとんどありません

Canon EOS 6D / EF135mm F2L USM
ポートレートはやっぱりフルサイズという印象を受けます


ネット上のユーザーレビュー


【ポジティブレビュー】

  • 頑張らなくても買える価格のフルサイズ一眼
  • 単写の画質なら実用問題ないレベル
  • 内蔵ストロボがなくて、外観はスッキリ
  • バッテリーが他機種と互換性があるので好感
  • 他のレビューで言われてるほどは動きモノで困るということはない

画素数、画質は悪くなく、その他の性能も価格なりに考えると妥当と評価できます。

【ネガティブレビュー】

  • AFはセンター以外ではけっこうピンを外しがち
  • Canon他カメラと同様の操作性、とはいかずイライラすることも
  • コンパクトというほど小さくない
  • ホワイトバランスのボタンがないので、設定に時間がかかる
  • JPEG撮って出しにすると仕事などでは全く使えないレベル

最新機やプロ機と比較すると操作性などの撮影時の快適性では劣るので使い方に工夫が必要となりそうです


まとめ


デジカメ黎明期は旧世代のカメラは画素数が低すぎて使えないということがありましたが、既に一般用途では十分に高画素化された昨今ではそういったことはありません。

最新のデジカメはAF性能や映像エンジンの向上で良い写真が撮れる確率、歩留まりは向上していますが、最新のデジカメでしか撮影できない写真というものはそこまで多くありません。

そんな中で注目を集めているのがEOS 6Dです。既に生産終了していて新品在庫は少なくなっていますが、人気のCanon一眼レフ機ということで中古品が多く出回っています。

いつも撮影で使うメイン機とは別に、2台でレンズを分けて撮影するときなどにサブ機が欲しいという場合は、程度の良いEOS 6Dの中古品を探してみると良いかもしれません。

>> Amazonで見る
レンズマウント
レンズマウントCanon EFマウント
撮像素子
センサーサイズフルサイズ(35.8×23.9mm)
有効画素数2,020万画素
ダスト低減機能
映像エンジンDIGIC 5+
画像記録
記録媒体

SDカード
SDHCカード
SDXCカード

スロット数

シングルスロット

記録画素数

L(ラージ) :約2000 万(5472×3648)画素
M(ミドル) :約890 万(3648×2432)画素
S1(スモール1):約500 万(2736×1824)画素
S2(スモール2):約250万(1920×1280)画素
S3(スモール3):約35万(720×480)画素
RAW(ロウ) :約2000 万(5472×3648)画素
M-RAW :約1100 万(4104×2736)画素
S-RAW :約500 万(2736×1824)画素

画像ファイル

JPEG/RAW

動画
4K対応-
記録サイズ

Full HD(1920×1080):29.97p
HD(1280×720):59.94p
SD(640×480):29.97p

記録形式

MOV

ライブビュー
フォーカスTTL二次結像位相差検出方式
シャッター
シャッター速度1/4000秒〜30秒
連続撮影速度最高約4.5コマ/秒
露出制御
測光方式/測光分割数63分割TTL開放測光
ISO感度100〜12,800
AF
測距点最大11点
ファインダー
視野率97%
倍率約0.71倍
ストロボ
内蔵ストロボ-
液晶モニター
サイズ3インチ 104万ドット
可動式
I/F
インターフェース

miniHDMI、USB2.0、AV出力

無線LAN
Wi-Fi機能
ネットワーク
NFC-
Bluetooth-
防塵・防滴
防塵・防滴-
手ブレ
手ブレ補正機構-
GPS
GPS-
電源
撮影可能枚数(ファインダー)

常温(23℃)約1090枚/低温(0℃)約980枚

撮影可能枚数(ライブビュー)

常温(23℃)約220枚/低温(0℃)約190枚

動画撮影可能時間

常温(23℃)約1時間35分/低温(0℃)約1時間25分

USB充電-
使用電池充電式リチウムイオン電池LP-E6
サイズ・重量
サイズ約144.5(幅)×110.5(高さ)×71.2(奥行)mm
重量755g
発売日
発売日2012年11月30日