Canon EOS 7 / 7s

Canon EOS 7 / 7s

2000年に発売されたフィルム一眼レフカメラCanon EOS 7。デジタル一眼レフも登場している時代に発売されたEOS 7は、フィルム一眼でありながら現代的な操作系が特徴のカメラです。今回は、EOS 7の特徴や中古市場、改良モデルのEOS 7sについてご紹介します。

フィルム一眼レフ / Canon / AF機
新品:
2,395円〜(5)
中古:
1,465円〜(37)

 Canonフィルム後期「EOSシリーズ」中級機の最終形


Canon EOS 7
出典:flickr(@Aaron Stidwell)

Canon EOS 7 / EF50mm F1.4 USM
出典:flickr(@Guwashi999)

Canon EOS 7 / EF50mm F1.8 II
出典:flickr(@Guwashi999)

1.デジタル一眼レフのような操作系

すでにデジタル一眼レフカメラも市場に出回っていた2000年にEOS 7は発売されました。なので、フィルム一眼レフでありながら、操作系は現代的というハイブリットなカメラになっています。

ピントや露出調整、フィルムの巻き戻しなどが全自動で、色々な露出モード(AE)やフォーカスモード(AF)が搭載されているので、デジタル一眼レフしか操作したことが無い方でも簡単に撮影できるほどです。

特に、フィルムカメラが初めてという方は、フィルム装填に不安があるかと思いますが、EOS 7はフィルムの先を出してセットするだけで、カメラが自動で装填してくれるので安心です。
 

2.便利な機能

フィルム一眼レフだとストロボは外付けという事が多いのですが、EOS 7はストロボが内蔵されています。なので、「写ルンです」のようなフラッシュ撮影も気軽に楽しめます。

また、視線入力AFというユニークな機能も搭載されています。視線入力AFとは、撮影者の瞳情報を読み取って、自動で視線の先にフォーカスを合わせくれる機能です。EOSシリーズのいくつかのモデルに搭載されているのですが、EOS 7がもっとも精度が良く、視線入力AFの完成形と言われています。


3.中古市場

流通量が非常に多く、オンラインショップではボディのみで、大体5,000円から15,000円の価格帯で販売されています。ボディの状態によって価格は変動するので、傷や動作などに問題が無いか良く調べてから購入しましょう。長期保証付きのものも多いので、いつくかの店舗を比較してから購入することをおすすめします。

電源についてはCR123Aリチウム電池が2本必要ではありますが、別売りのバッテリーパックを装着すれば単三電池4本での駆動も可能になるので、電池の持ちが不安な方は一緒に購入しても良いかと思います。


EOS 7sについて


EOS 7sはEOS 7のマイナーチェンジモデルとして、2004年に発売されました。基本的な性能は変わりませんが、各所がより使いやすく改良されており、液晶パネルには照明が追加することで暗い場所でもカメラが操作しやすくなっています。

また、ボディ外装には光沢を抑えたウルトラマットコーティングが施され、より高級感が増したモデルとなっています。そして、EOS 7よりも高性能のマイクロコンピュータが搭載されたことにより、AF機能が高速化されています。


EOS 7 / 7sを楽しむなら


EOS 7 / 7sの最大の強みはデジタル一眼のレンズも使えるEFマウントということです。EOS 7 / 7sには電子接点があるので、現代のEFマウントレンズをそのまま使うことができます。

昔のレンズと組み合わせるのも良いですが、ぜひ最新のレンズとの組み合わせも楽しんでみてはいかがでしょうか。オールドレンズなどは独特の味やボケ感などが楽しめますが、現代のレンズの美しさも捨てがたいところです。現代のレンズを通してフィルムで撮影することで、新しい表現方法に出会えるかもしれません。


作例紹介


Canon EOS 7
出典:flickr(@Toomore Chiang)
Lomography Redscale XR 50-200 35mmフィルムを使った面白い作品。フィルムだからこそできる遊び方です。

Canon EOS 7
出典:flickr(@Aaron Stidwell)
緑とオレンジのコントラストが素敵な一枚。強いコントラストとボケが写真を立体的にしています。

Canon EOS 7
出典:flickr(@Robert Couse-Baker)
空の広さを感じられる気持ちの良い一枚。雲のもくもくとした表情が実に見事です。

Canon EOS 7 / EF70-200mm F2.8L USM
出典:flickr(@ Benjamin Balázs)
現代のLレンズと組み合わせた一枚。35mmのフィルム写真とは思えない解像度で表現できます。

Canon EOS 7
出典:flickr(@Tim Williams)
長時間露光で撮影された作品。水面に映る夜景が幻想的です。


ユーザーレビュー


現代的な操作系で、デジタル一眼から流れてきてもあまり困ることなく操作できたとい方が多かったです。

ボディに関しては、厚みやグリップの形状が絶妙で、ホールド力がありしっくりきて持ちやすく、シャッター音やフィルムの巻き上げなどの動作音が小さいので、色々なシーンで活躍してくれるという意見が多かったです。
 

まとめ


デジタル一眼レフが登場した時代に誕生したフィルム一眼レフCanon EOS 7。現代のデジタル一眼レフと同様の操作系を持つカメラで、操作が分かりやすいのでフィルム一眼レフカメラ初心者にもおすすめのカメラです。中古市場での流通量は多く、価格も5,000円前後からと比較的安いのも特徴です。

電子制御方式のマウントを採用しているので現代のEFマウントレンズが使用でき、既にEFマウントのデジタル一眼を利用している方はボディの購入だけでフィルム一眼が始められます。

ぜひ、EOS 7をきっかけに、フィルム写真の面白さを体験してみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

モータードライブ・ストロボ・オートデート内蔵35mmフォーカルプレーンシャッターAF/AE一眼レフカメラ

レンズマウントCanon EFマウント
ファインダー
視野率90%
倍率約0.7倍
ミラー
露出制御
測光方式35分割SPC使用・TTL開放測光
測光範囲

露出モード/撮影モード

1)プログラムAE(プログラムシフト可)
2)シャッター優先AE
3)絞り優先AE
4)深度優先AE
5)全自動モード(プログラムAE・プログラムシフト不可)
6)イメージセレクトモード
(1)ポートレート (2)風景 (3)クローズアップ (4)スポーツ (5)夜景ポートレート
7)E-TTLIIプログラムストロボAE
8)A-TTLプログラムストロボAE
9)TTLプログラムストロボAE
10)マニュアル
11)バルブ

ISO感度

6~6400

多重露光
シャッター
シャッター速度1/4000〜30秒
巻き上げ・連写速度最高約4.0コマ/秒
レリーズ機能
セルフタイマー
AF
AF方式CMOSセンサーによるTTL-CT-SIR方式
測距点7点
電源
使用電池リチウム電池(CR123A)2個、またはバッテリーパックBP-300
サイズ・重量
サイズ146.7×103.0×69.0mm
重量585g
発売日
発売日2004年03月01日