Canon EOS-3

Canon EOS-3

プロのサブ機となるように設計されたCanon EOS 3。1998年に発売されたモデルではありますが、世界初となる45点の測距点数やプロの使用にも耐える堅牢なボディには今なお多くのファンを惹きつけています。今回はEOS 3の特徴や中古価格、作例を紹介します。

フィルム一眼レフ / Canon / AF機
新品:
79,800円〜(1)
中古:
7,980円〜(122)

フラッグシップであるEOS1系の操作系を引き継いだ普及機モデル


Canon EOS 3
出典:flickr(@柳雩)

Canon EOS 3
出典:flickr(@柳雩)

Canon EOS 3
出典:flickr(@柳雩)

Canon EOS 3
出典:flickr(@柳雩)


1.プロ使用にも耐えるボディ

EOSシリーズは、エントリー機からフラッグシップ機までさまざまなモデルがありますが、EOS 3は準フラッグシップ機として設計されています。フラッグシップ機というのは、メーカーの象徴的なモデルのことで、多くはプロやハイアマチュアに向けて作られているカメラに当てはまります。

EOS 3は防塵防滴設計に加え、フィルムレールを金属製にするなど、堅牢性と耐久性はプロ使用にも耐えられるようになっています。

また、EOSシリーズのフラッグシップ機である、EOS 1やEOS 1Nを使う人のサブ機として活躍するように造られたため、バッテリーパックなどもEOS 1系と同じものが使えるようになっています。
 

2.世界初の測距点数

EOS 3の最大の特徴が、45点と当時世界初となる測距点数の多さのエリアAFが搭載されていることです。被写体との距離を測る測距点数が多いと、AFの動きがきめ細やかになりピントが合わせやすくなります。特に、激しく動く被写体も捉えやすくなるなどのメリットがあります。

当時の最上位機種であるEOS 1Nが測距点数が5点だったことから比べると、EOS 3では格段に性能がアップしていることが分かります。

瞳情報を読み取って視線の先にフォーカスを合わせくれる視線入力機能と合わせると、瞬時に視線の先にピントを合わせてくれるので、より人間の目で見るような感覚で撮影ができるようになりました。
 

3.中古市場

中古市場での流通量は多く、オンラインショップではボディのみで20,000円から30,000円前後の価格帯で販売されていることが多いです。まれに美品で50,000円前後で販売されているものもありますが、大抵の個体は使い込まれていることが多いので購入時には外装の傷や動作確認などを念入りに行いましょう。

電源としてリチウム電池2CR5が1本必要です。バッテリーパックBP-E1を使用すると単三電池でも駆動するようになるので、電池切れが心配な方はバッテリーパックも同時に購入すると良いでしょう。


EOS 1vやEOS7と違い


EOS 1vはプロ用高級モデルなので、より過酷な状況下でも耐えられるように設計されています。EOS 3ではプラスチックだった外装はマグネシウム合金に変更され防滴・防塵が強固なものになっています。そして、シャッターの耐久テストがEOS 3は10万回なのに対し、EOS 1vは15万回クリアするなど機能面だけでなく、耐久性が向上しています。
 
EOS7はハイアマチュアモデルで、多くの人に手が届く価格になるように設計されているので、その分機能が絞られています。シャッタースピードの最高速度はEOS 3の半分程度で、測距点の数はEOS 3は45点なのに対し、EOS 7では7点になっています。ですが、視線入力に関してはEOS 7の方が高速化され、精度も高くなっています。


EOS 3を楽しむなら


EOS 3はフィルム一眼レフカメラではありますが、1998年とフィルムカメラとしては比較的新しいカメラなので、デジタル一眼レフ用など現代のEFマウントレンズをそのまま使うことができます

フィルム一眼の場合、レンズがどんなに高性能でもボディ側がレンズからの情報を読み取れず、マニュアル操作しかできない場合がありますが、EOS 3ではそういったことはありません。

なので、デジタル一眼レフを扱うような感覚で、フィルムでの撮影を楽しむことができます。昔のレンズと組み合わせるのも良いですが、ぜひ最新のレンズとの組み合わせて、気楽に楽しんでみてはいかがでしょうか。


作例紹介


Canon EOS 3
出典:flickr(@Benjamin Balázs)
一斉に飛び立つ羽音が聞こえてくるような作品。背景の空のグラデーションも美しく出ています。

Canon EOS 3
出典:flickr(@Ivan Tokanawa)
構図・色彩共に非常にバランスの取れた作品。フィルム特有の粒子感もたまりません。

Canon EOS 3
出典:flickr(@alh1)
濃厚な発色の壮大な一枚。地層の細かな変化まで描写されています。

Canon EOS 3
出典:flickr(@柳雩)
繊細な細い線まで見事に捉えた作品。光が透き通る花びらの美しさから目が離せません。


ユーザーレビュー


グリップがしっかりしているので、見た目通り持ちやすいという意見が多かったです。プロやハイアマチュア向けモデルなので、ボディは大きいけれどホールド感は申し分ないようです。

また、視線入力に関しては最初は戸惑うけれど、慣れるとこんなに面白い機能はないと高評価で、デジタルでも復活してほしいと願う方も多かったです。


まとめ


1998年にプロやハイアマチュアのサブ機として誕生したEOS 3。プロの使用にも耐えられる堅牢なボディと45点という測距点数が魅力のカメラです。中古価格はボディのみで20,000円前後と価格も低く、手が出しやすい点も魅力の一つ。また、EFマウントなので、現代のEFマウントレンズが使用できるのも大きなメリットです。

ぜひ、Canon EOS 3を通して、プロ級の世界を切り取ってみてはいかがでしょうか。
レンズマウント
型式

モータードライブ内蔵35mmフォーカルプレーンシャッター式マルチモードAF/AE一眼レフカメラ

レンズマウントCanon EFマウント
ファインダー
視野率97%
倍率約0.72倍
ミラー
露出制御
測光方式21分割高感度SPC使用、TTL開放測光
測光範囲

EV0〜20

露出モード/撮影モード

プログラムAE
シャッター優先AE
絞り優先AE
深度優先AE
E-TTLプログラムストロボAE
A-TTLプログラムストロボAE
TTLプログラムストロボAE
マニュアル
バルブ

ISO感度

6〜6400

多重露光-
シャッター
シャッター速度1/8000〜30秒
巻き上げ・連写速度最高約4.3コマ/秒
レリーズ機能
セルフタイマー-
AF
AF方式
測距点45点
電源
使用電池2CR5リチウム電池x1(単体時) 単3乾電池x8またはNi-MHパックNP-E2(パワードライブブースターPB-E2装着時) 単3乾電池x4または2CR5リチウム電池x1(バッテリーパックBP-E1装着時)
サイズ・重量
サイズ161x119x71mm
重量780g
発売日
発売日1998年11月01日